冬の朝
在宅勤務をするようになってからの習慣のひとつに、朝は窓を開ける、ということがあります。
冬の間は寒いので、起きてすぐのほんの5分にも満たない時間、明け染めた空の色を見ながら窓を開けて空気の入れ替えをします。
が、しかし。
仕事始めの先週は毎日朝いちからのオフィス出社となったため、起床時間は日の出前。
朝の支度でバタバタするうちに鍵をかけ忘れそうでもあり(過去に何度かやりました)、結局いちども窓を開けることなく1週間が過ぎました。
ワンルームの部屋のこととて、1週間も経つとさすがに空気が淀んできます。
食事の匂い、お茶やらコーヒーやらの香り、さらには、夜寝るときに焚いているお香。
この連休は厳しい寒さが見込まれていましたが、週末になったら窓を開けよう、と待ち遠しく感じていました。
そして土曜日。
久しぶりに窓を開けました。
ピリッと冷たい、冬の朝の空気が流れ込んできます。
体は震えましたが、頭の中まですっきりとするようで、「冬はつとめて」というのはこういうことだったのかな、と思ったりします。
さて、すっかり在宅に慣れきっていた自分への罰(?)のように出社が続いた先週。
体力がもつのか不安ではありましたが、なんとかぶじに乗り切りました。
金曜日は残業も少し早くに切り上げることができたので、今月は誕生月と言うこともあり、自分へのプレゼントを買いに行きました。
目当ては中国茶の茶器。
今までふつうのガラスポットを使っていたのですが、やはりちゃんとしたものが欲しいなあと思うようになりました。
大長考のあげく、今回は海棠に小鳥の柄の蓋碗を買うことに。
ところが、ひとつ決めたらなぜか買い物欲が爆発して、茶杯と聞香杯のセットにも手を出してしまいました。(断捨離中なのに… 苦笑)
茶葉のストックが増えるばかりでなかなかゆったりお茶を飲むことができていない状況に微妙に焦りますが、今年の中国茶はまずは蓋碗で淹れる練習からになりそうです。