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発酵×フランス料理
ケークサレ
cake =ケーキ
sale=塩
フランス発祥の甘くないお惣菜ケーキ。
日本の塩麹、玉ねぎ麹、
そして野菜だしのポタージュを掛け合わせました
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元々はケークサレは薄力粉で作るのだけど
米粉とオートミールを使った2種類のオリジナルレシピに。
米粉はもちっと。サーモンとクリームチーズ。
米油でしっとりと。
オートミールはザクっと。ベーコンとブロッコリーで。オリーブオイルで風味豊かに。
同じケークサレでも、性格が全然違うものが出来上がりました。
わたしが最初にフランスを知ったきっかけは、25年ほど前になりますけど、ライフスタイリストのパトリス・ジュリアンさん。
パトリス・ジュリアン
1952年モロッコ生まれ。
元ライフスタイリスト、エッセイスト
モロッコ生まれのフランス人。
1988年 フランス大使館文化担当者として来日。
1994年 株式会社レーヴ・ド・ヴィスタジオ設立
その後、料理研究家として活動。
東京白銀台にオープンしたレストラン「サントル・フランセ・デ・ザール」でオーナー・シェフを務める
数々のレシピとともに素敵なライフスタイルの提案を書いた著書多数
生活はアート
自分の母親と同じような年齢の彼のライフスタイルや考え方、ものの選び方にリスペクトするものが多いと感じたことが、フランスに興味を持った始まりでした。
なぜか、惹かれてしまう理由がある。
そう!わたしも同じ!と違う人種なのに
親近感を覚え、そしてそうしたい!と思えるところは自分の「好き」をずらさないことでした。
好きは好き
嫌いは嫌いでいい
一般的に嫌うのは良くないとか、失礼だとか
罪悪感がある、とか思いがちだと思う。
わたしにも、少なからず何かを嫌うことに対しての罪悪感と少しの遠慮がありました。
だけど、
それが感覚を持って生きる人間にとっては自然な事で、むしろ嫌いは「自分の大好き」を知るきっかけにすぎないのだと。
肩に力が入りすぎていることを教えてくれるような
存在ってありますけど
言葉にするなら「自然体」
調和を重んじる日本人に多いと思うのだけど
普段から自分を抑えて誰かに合わせたり、
迎合したりする傾向があったような方ほど
どんな時も、自分の直感を優先するフランス人に
違和感と憧れを抱くことも不思議ではありません。
だけど自分の人生は自分しか生きられないのだから
もはや直感を大切に生きる以外にする事はないのでは?
もちろん、フランス人が全てそうではありませんけど
昨日開催された蚤の市で出会ったマティアスというフランス人がセレクトしていた雑貨や家具には、彼の拘りが溢れていた。
フランス人だから、とか
日本人だから、とか違いを感じるのは
何か?といったら
育った環境や昔から受け継がれてきた文化や背景です。
だけど、
直感を優先させることについては人類みな共通なはず。彼らはそれ(直感)に気づかせてくれる存在。
人は、日常でやるべきこと、
義務感や犠牲の感覚に囚われていると
やりたいことが分からなくなります。
それは間違いない。
そして
直感こそが、人に与えられた最大のギフトだと
思います。
直感を大切にしていると幸せ感度が敏感になる。
そして人種を超えて共通するのは
味覚をはじめ、五感という感覚をフル活用する
「食べる事」です。
食を大事にする日本人だから、
実はフランス人と共通するものは多いのでは?
と感じています。
直感を磨くステップで簡単なのは
「今日はあなたは何を食べたい?」
とお腹が空くたびに自分に聞いて、
素直にそれを食べること
単純でも侮れない、
今からできる
自分を幸せに
ご機嫌にする一番簡単なことです。
今日は何食べる?
今日のわたしは何を食べたいんだろう?
雨が降って肌寒いので
卵とちくわぶとしみしみの大根が入ったおでんかな。(全然フランスではありませんね)
考えているだけですでに最高!
ではまた!
ご機嫌よう。
お読みくださりありがとうございます。