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タイでのプロデュース事業

久々にいろいろなお仕事から離れ1週間海外にやってきて、様々な現地調査をしてきました。

私が今回巡ったのが、アッパー層向けの店舗や商業施設だったため、値段的にも日本の2割引ぐらいで、VAT(付加価値税)7%と席につけばサービス料(10%)が乗ってくるため、日本の7割引程度でそんなに感覚値は変わりませんでした。

しかし、働いているサービススタッフの平均月収を伺うと日本円で5万円程度とのこと。一方でZOZOタウンの前沢社長のように資産を拡大させまくっている人は日本より20倍程度いるとのこと。若く、成長中の国の勢いとアンバランスさを見ると共に、それでも非常に秩序が保たれているのは、王国制で宗教的にも高い精神性を持っているからなんだろうなと感じました。

オーナーはいくつか飲食店を経営しており、お店で食事をしたときに、焼き肉用のお肉をフードファイターなの?って驚くほどいっぱい頼むので驚いたのですが、食べ残してスタッフに食べさせるためだよと伺い驚きました。「僕たちはもうお腹いっぱいだから、残ったお肉はみんなで夜ご飯に食べてね」と言って大量に生肉を食べ残していました。そして、食事料金を払う時に、カード決済に加え、現金でかなりの金額のチップをカードホルダーに挟んでいました。売り上げ目標が設定されており、それより上回った分の以上の純益の1/3はスタッフで山分けにするルールにしてあるそうです。だから、もっとこうしたい、このお肉を味見してくれ、このメニューはどうですか?って社長が来るのをまっていたスタッフが次々とアピールに来るし、原価を下げる努力も自主的に問屋さんとかけあって新しい商材を持ってきます。

忘れていた何かを思い出しました。私も若い頃はもっとはちゃめちゃだったなと。えっ?オーナーからは今以上に??と爆笑されましたが…。

ちょうど完全にフリーになって20年。すごくいいギフトをもらった気がしました。

日本だったらお尻のプリントを食べ物にすることはダメだと言われそう。



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