保育園休園のおかげで得た幼児との在宅勤務ルール
緊急事態宣言の解除が発表された。まだまだ気は抜けないものの、「ホッ」としたの半分、残り半分は「このままでもいいのに」というすこしさびしい気持ちだった。もう嫌だ!ではなく、寂しい。。。と思えたのは間違いなく在宅勤務ルールができたからだと思う。
鶴の恩返し状態の夫と1万回ママという娘と私
我が家は会社員の夫と、間もなく3歳になる娘の3人家族。保育園休園が決まった時はプチパニックになった。夫は在宅勤務にはなるものの、8:50ピッタリに部屋に入り、12:30~13:30定刻で昼休憩を取り、そのあと18:00まで部屋にこもる。君は鶴の恩返しか!と思うほど、何人たりとも踏み入れてはならぬ状態。日中の育児参加は絶対無理である。(私は仕事に集中し、パフォーマンスを上げて在宅でも仕事できるヤツ!と会社から思われた方が彼のキャリアにとっても良いと思うので、そこに一切の文句はない)。が、問題は娘である。1日1万回は「ママ―」を言う。ママ。ママー!ママァ?マ~マ~。マーーーーーマーーーーー!!!!!の無限ループ。コーチという仕事の性質上、リアルタイムでするセッションに価値が発生するので両立は絶対むり。スキマ時間に仕事を!ともいかない。クライアントにお願いして、セッション日をずらしてもらい、セッションを月~水に固めた。その日はキッズラインをつかってベビーシッターさんに来てもらうことで対処することに。このスキルこそが、万が一再度緊急事態宣言になっても私たちを救った・・・と思っている。
ベビーシッターの効果的な活用の仕方(2歳児)
まず、ベビーシッターは高い。保育園やファミリーサポートに比べれば高い。6~7時間ほどで1日平均15000円程度のシッター代がかかる。我が家はごく一般的なダブルインカム夫婦である。毎日お願いすることは到底出来ない。が、今回は内閣府のベビーシッター補助が上限引き上げとなり、1日上限11000円分のシッター代が出ることに決まった。今までは法人だけだったが、個人事業主やフリーランスも使えるし、休園であればさかのぼり申請もできるので即エントリーした。手続きは書類3枚書くだけ!なんてらくちん!!教えてくれた経営者ママ友よ、本当にありがとう。オンラインエントリーをして5営業日ほどで書類が届いた。いろいろなニュースが飛び交う中、チャイルドケアの手厚さには本当にありがたいと思った。ベビーシッターを利用することに不安を感じる方もいると思うが、プロの皆さんは本当に遊び上手で(隣の部屋にいるので声も聞こえるし)、娘は毎回先生が帰るたびに「あれ?先生は?」と聞いてくるほどだった。そして依頼の仕方もだんだんわかり始め、はじめは9:00~17:00までお願いしていたが、午前中しっかり遊べば長めに昼寝することもわかり、5月後半からは9:00~14:00(~15:30まで娘は昼寝)というルーティンを作ることで、シッター代のコストを抑えながら、最大限の仕事時間の確保(あと私の体力の確保も)をすることができた。6時間超集中で仕事をすると、ほぼその日のタスクは消化できるのでかなりすっきりする。
初回はいろんなシッターさんに出会うのがいい
今回は合計10日間、5名のシッターさんにケアをお願いした。どの人も素敵だったが個人差がかなりある。おうち遊びが上手な方、公園遊びで周りの子供たちからも人気者になっていた方、報告が丁寧な方、衛生管理(接触を控えるため車で来る、電車で来る場合は着替えるなど)などなど、とても勉強になった。はじめのうちはいろいろな方に出会い、娘との相性なども含めて検討していきたいし、万が一また非常事態宣言&休園&在宅勤務のコンボがキまっても、対応できる準備は整ったという安心感がある。私たちは両親が遠くに住んでいるのと、引っ越したばかりでファミリーサポートの登録もできない。こうしてベビーシッターを使える環境が世の中に整っていたことに本当に感謝でいっぱいです・・・。
家族の3密がおしえてくれたこと
そしていよいよ緊急事態宣言が明け、徐々に在宅勤務も解除されていく・・・。毎日3食一緒で、夫と一緒に育児ができたことは、時間の余裕だけでなく、心の余裕も作ってくれたと思う。いままで、仕事や家事は代わりがいても、子育ては全部の全部自分でやらなきゃいけないんだ!と思っていて、正直それがつらく感じることも多かった。でも、こうして人の手を借りてみたことで「本当に私が子供と一緒にいるべき、そして一緒にいたいと思うのはどこなんだろう?」と考えるきっかけになった。私は、わらべ歌なんかは全然わからない。そういう遊びの部分は保育園やベビーシッターさんの手を借りるのはアリだと思う。その代わり、たくさん甘えさせたり、一緒に歌ったり踊ったり、あなたのことは大好きだよ、大事だよ、宝物だよ。と声をかけたり抱きしめることは私がスキップしちゃいけないのかな。と、今は思っている。家族の3密によって「私が本当に密にしたいことは何か?」を考えることができた。
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