削ぎ落せ!お洒落道
こんにちは、まゆナベです♪
本日は和洋装と格闘する一年の記録です。
それではおはじめしましょう♪
自信が「あれ?」に変わる瞬間
私の着物歴は20年くらい。
出産育児で全く着なくなる時期があり、
再び着だしたのは2017年頃だったでしょうか。
ピアスに髪飾り、とことん盛りたい盛りでした。
でも、なんかちょっと違和感は生じていたのです。
ブランク期間後だったせいか、初心に近い気持ちがあったのです。
「豆千代さんの本に出逢った頃の楽しさとは、ちょっと違うんだよな…」と。
自分の年齢は当時よりぐっと上がっていて、
でも上等な上布を纏うには
ちょっと貫禄も知識も金銭も乏しい、今の自分。
そんな右往左往している時に出逢ったのが、
浅草の「東京蛍堂」でした。
縞着物、ちょっといい簪の出逢い
店を手伝うようになり、自分の着姿がなんか浮いている…。
絶対の自信(なぜ?爆笑)があったのに、
なんか浮く…。
そこで出会ったのが、蛍堂の人気商品、「縞着物」や面白いデザインの「庶民着物」たちでした。
シンプル~渋め~色彩豊かな縞着物たち。
当時、華やかなピアス、髪飾りなど割と可愛いモノにハマっていたのですが、
この店に立つと、それらがなんか「鬱陶しい」。
店員である私が身につけると、主役である古物たちの前で悪目立ちする気がしたんです。
そこからどんどん外していくように変化。
私が見せたいのは「古物」「当時の着こなし」であって、「己」ではない。
同じ耳隠しもウェーヴがどんどんシンプルに自由になっていきました。
きっかけは店主の一言。
「骨董屋の女将だったらどんな人が出てきて欲しいか」
なるほど!テーマがズレているから、
ご近所パーティファッション化していたのか!
「そうか、働く女の着姿か!」
そこからどんどん趣味は変わっていきました。
そして、お次は洋装に苦戦するのです。
洋装にチャレンジ…
もう、どれがいつの時代、どんなシーンのファッションかわからない。そこから始まりました。
まさに当時洋装文化に戸惑う庶民、そのものでした。
でも、私は上司に恵まれました。
稲本夫妻は、決して否定しない。
でも、私自身に「あれ?」っという気持ちを最速で芽生えさせるプロフェッショナルだと思う。笑
なので、「あれ?」状態でも、
私は恰好よくなりたいのだから、洋服を着て出勤した。
片っ端から試着して、「あれ?」を感じて、
古書を読んで、ヘアメイクを変えてまたチャレンジしたり。
資料も現物もある、最高の環境にいるのだから
チャレンジは続く。
結婚式お呼ばれコーデ
結婚式に呼ばれた。
正直、頭は夏着物一択だった。
しかし!こんなチャンスはない!
店主に全身コーディネートを教えて欲しいとお願いした。
余談ですが、対価を払うから、真剣さ、学びの深さが増す。と思うのです。
これは無料が多い現代だからこそ、忘れてはいけない大人の常識かもしれない。
私はこれから全身買うのだから、本気そのもの!笑
そしてテーマとなる一着に選んだのは、
シンプルな「ブラックフォーマル」のゆったりワンピース。
これを軸に組み立てていく。
ベルト、スカーフ、スカーフリング、ブローチ。
それからレースの手袋。
これらをどんどんチェンジするのも面白い、と。
式はシンプルに、ベルトとブローチを添えて
披露宴でスカーフなどを追加する。
手袋は、はめるのでなく、添える。
それをきっかけにヴィンテージがお好きな方との交流が生まれることもある、と。
そして私の洋装チャレンジは一気に楽しくなっていきました。
どれだけ装飾「あれ?」を、削ぎ落すか
私は店主の小物使いをいつも面白いんです。
時々ボディコンみたいなワンピースが店にあり、
これどうやって着るの?と謎に思っていたのです。
そうしたら!
タンゴ倶楽部で陽子さんがまさに紺のボディコンみたいなワンピースを着て現れたんです。
中にリボンタイのブラウスをインして、小さなヴィンテージハットを思いっきり斜めに被り、白黒のヴィンテージパンプスで現れた。
これはお忍びの会なので画像は載せませんが、
本気で恰好良かったな〜✨
これらの学びが一年間続いた。
そこで今度は自分のみで
「欲しい」と、
「なりたい自分像」で選んでみた。
それがこのセット☟
実践!働く女ー洋装編ー
イヤリング
私はピアスが空いているけれども、イヤリングをチョイス。
理由は仕事中、着脱保管共にスマートだから。
それから落ち着いた照明の店内でキラッと控えめに光り、
お客様より華美にならない揺れ過ぎないモノをと
このデザインにしました。
カチューシャ
カチューシャは興味なかったのですが、
この買取でものすごく興味をもちました☟
なんだこの素敵なものは!!!!と感嘆!
でも、これはタンゴ倶楽部ならわかるが、
店頭で働く人が身に着けていたらちょっと華やか過ぎて、ミスマッチ。
そこでシンプルなこちらをセレクト☟
これを買わせてください!と交代時間の店主に
身に着けた状態でお買い上げ。
帰り際、
「うん、いいね。店で働くのに、これはいいね!だいぶ変わってきたね。」
帰り際のこの一声は、
ものすごい励みになったのでした。
決して、花丸合格の終わりでなく、
少し改善した。という地点。
だって私はお客様が運命の一点を手にして自信を持ち、今よりもっと素敵な人生になる瞬間に立ち会う人になりたい、いや、なるのだから。
鍛錬だ!
この感覚は、店主たちからの日々の学びを元に
男女の最新ファッション誌を片っ端から楽天ブックスで読み、
好きな動画・映画を見る日々の第一歩の実践チャレンジでした。
なかでもこの長い動画のこのシーン。
盛りファッションが流行る今、
私の様にちょっと自分に違和感を感じる人に見て欲しい☟
1940's Guide to Glamour, Dress and Posture - 1946 Film
いかがでしょうか。
再度訪れた彼女。
とっても素敵にチェンジしています。
☟YouTubeリンク(上記のシーンから開始します♪)
私が今すぐ着たい洋装は、「仕事シーン」なんです。
働く女というテーマ。
ここを軸に鍛錬し、次は和洋装ともに、
タンゴ倶楽部の時、お出かけの時などなど、
相手や場所に合わせた、出しゃばらない華になる存在に
なりたいなァと思うのでした。
装いももちろん、
苦手なメイクも鍛錬♪鍛錬♪
貴女様の今季秋はどんな装いでしょうか?
一緒に秋冬も楽しみたいですね!
それではまた♪