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[月イチ九州]#84(福岡県飯塚)“筑豊の炭鉱王”旧伊藤伝右衛門邸を見に行く

北九州にはかつて数多くの炭鉱がありました。“筑豊の炭鉱王”が贅を尽くして建てた【旧伊藤伝右衛門邸】を見に、福岡天神バスターミナルから約1時間、飯塚の町にやってきました。おなじみのあのお菓子、チロリアンやひよ子も飯塚が発祥の地ってご存じでした?

旧伊藤伝右衛門邸

門構えからしてすごい!(これは門のごく一部)

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邸内へ。どっしりとしたこげ茶色の世界。

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古いガラス、美しい!と思って撮りました。

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庭園も広大!

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照明器具の中心の菊の御紋。皇室との繋がりを意味するモチーフだそう。でんえもんさんが大正天皇の従妹にあたる白蓮さまと25歳の歳の差を超えて再婚した、というのが菊の御紋の由来。(2014年の朝ドラ「花子とアン」で、仲間由紀恵の演じた蓮さまが嫁いだおうちです。)

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お屋敷の2階、ベストポジションともいえる場所にあるのが白蓮さまのために増築されたお部屋。

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お部屋からの眺めも素晴らしい

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白蓮さまのお部屋には所々に仕掛けがあり、伊藤家に嫁いだことを思い知らされるようになっています。その1:この編み方が伊藤家の家紋の連続

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こちらが伊藤家の家紋

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その2:お部屋から見える屋根瓦の先端を見ると「伊」と「藤」

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特注の瓦だったそうです。

居心地の良いお部屋で、長い間滞在してしまいましたが色々な仕掛けがあることを知るとちょっぴり怖い気もしました。

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1階に降り、素敵な洗面所。

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ダイニングルーム

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広いお庭をお散歩。

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旧伊藤伝右衛門邸の歴史等、詳しくはこちらを!

本店はここ飯塚だった!チロリアン・千鳥饅頭の【千鳥屋本店】

東京のお菓子だと思っていたチロリアン&千鳥饅頭。本店が飯塚に!ここ飯塚が長崎街道の宿場町だったことにルーツがあります(この記事の最後のほうを読んで下さいね)

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店内の立派な額

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ひな祭り前の時期だったので2階を特別公開中でした。

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丸ボーロは南蛮人に教わったポルトガルの味。(壮大な歴史!)

ボーロ (bolo) とは、ポルトガル語では「ケーキを主とする菓子の総称」なんですって。

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これも本店はここ飯塚だった!ひよ子の【ひよ子本舗吉野堂】

東京のお菓子と信じて疑わなかったのに!!ひよ子は飯塚発祥→福岡進出→東京オリンピックをきっかけに東京進出 なんだそう。

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福岡の人にひよ子を東京土産で持って行ったら多分気まずい雰囲気になる、ということが学べました。お店の中で食べたらお茶を出してもらえました。

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飯塚は長崎街道の宿場町だったことから、長崎の出島に荷揚げされた砂糖が手に入りやすかった→スイーツ産業が発展→炭鉱で働く人は重労働ゆえ甘いものをよく食べていた(収入も良かったのでよく売れた) という歴史があったそうです。

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長崎街道は、かつて江戸に向かうゾウも通ったそうです。(で、ゾウの絵が)

福岡(天神バスターミナル)→飯塚バスターミナルは特急バスで1時間。次のお休みに飯塚の小旅行、いかがでしょうか。


*2019年の旅の記録です。現在は状況が変わっていることがありますのでご了承ください。

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