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タイピング上達の秘訣:ホームポジションの教え方必見!

先生方、いつも本当にお疲れ様です。
学校DXサポーターの大橋です!

今回は、基本的で最も重要なスキルである「タイピング」が上達する方法についてお伝えをさせていただきたいと思います。


文科省による児童・生徒の学びに必要な情報活用能力に「タイピングスキル」は含まれていますが、様々な授業をご支援してきた中で、タイピングがうまくできない子供たちを目にし、これまで数多くの児童・生徒向けタイピング教室を実施してきました。

文科省によるタイピングスキルの指標は以下の通りです。

・小学生:10分間に200文字程度の文字が入力できる(1分間20文字)
・中学生:10分間に300文字程度の文章が正確に入力・編集できる(1分間30文字)
・高校生:10分間に400〜500文字程度の文章が正確に入力・編集できる(1分間40~50文字)

第4章 情報教育:文部科学省

しかし、令和6年度に改定された文科省の資料では、以下の調査結果が記されています。

引用:(文科省)情報活用能力育成のためのアイデア集(令和6年度)

子供たちのタイピングスキル向上に向けた指導が必要(まったなし!)だということが分かりますね。


さて、子供たちのタイピングスキルが低い要因は何が挙げられるのでしょうか。タイピング教室を実施してきた経験から以下の4つを挙げてみました。

【タイピングスキルが低い要因とは?】

1.早くタイピングが打てることを目標にしている

休み時間、「寿司打」や「Popタイピング」で、1分間に何文字打てたかを競い合っている子供たちがいます。楽しく取り組めていることは良いのですが、人差し指だけで打っている子がいたりします。(><)

早く打つことが重要ではなく、ホームポジションが定着した状態で、タイピングを日常的に行うことが大切であることを浸透させることが必要です。
ホームポジションが定着した状態で、タイピングを日常的に行うことにより、結果的に正確に、そして早く打つことができるようになります。

2.ホームポジションを知らない

タイピング教室で、「ホームポジション」って知ってる?と尋ねると、「知らない!」と答える子供たちが多い状況です。

《ホームポジションの教え方》

(1)基本的な用語を説明します。

意外と分かっていないです…(^^)

(2)ホームポジションとは、キーボード上にある指と手のひらが帰る家であることを説明します。

子供たちに、ホームって日本語で何という意味かな?って尋ねると、「家!」って元気に答えてくれます。(^^)

(3)F と J(でっぱりがあるキー)をまず探してもらい、人差し指で、でっぱりの感触を覚えてもらいます。

アルファベットが分からない子供たちもいるため、指の場所や動きを覚えることでタイピングができるようにしていきます。

(4)他の指や、手のひらの帰る家(ホームポジション)も説明します。

人差し指が分かれば、他の指の場所もわかります!

(5)ホームポジションが分かったら、タイピングソフトで練習します。

ホームポジションがわかりやすいタイピングソフトがオススメです。まずは、「あいうえお」が打てるようになるまで繰り返し練習します。早く打つことよりも、ホームポジションができるようになることが大切であることを伝えつつ、ホームポジションができているか、机間巡視しながら指導します。

※タイピング教室では、「プレイグラムタイピング」を使用しています。

(6)ホームポジションが定着したら、キーボードを見ないで打つ練習をします。

画面を見ると、どうしても手元が視界に入るので、布をかぶせて手元を見ずに打つ練習することをオススメします!

引用:みらスタ☆ティーンズ丸亀教室blog

3.日常的にタイピング練習する時間が持てていない

タイピングスキル上達の秘訣は、「毎日コツコツ」です!
朝の会、帰りの会、宿題に10分間のタイピング練習を取り入れていただくと良いと思います。

タイピング練習時は、ホームポジションができていることが大切です。ペアになってお互いのホームポジションを確認し合いながら練習するのも良いと思います!

4.タイピングに対する興味・関心がない

一人でコツコツタイピング練習は、孤独&つまらない&飽きます。(><)
「わくわく・楽しい」や、「やる気メラメラ」をどう引き出すかがポイントです!

《わくわく・楽しい》
リズムと音楽に合わせて、タイピングをするのはいかがでしょうか。

私は、上記の動画からヒントを得て、以下のYouTube音楽で低学年や特別支援学級の子供たちとリズムタイピングを行いました。子供たちは、プレイグラムタイピングを開き、みんなで一緒にリズムに合わせてキーを打ちます。子供たちは大喜び!リズミカルで、みんなが知っている曲を選曲すると喜びます!

※気が散らないように、歌詞が入っていないカラオケバージョンでチャレンジしました。

「パプリカ」は、リズムがゆっくりの初級編!まずは慣れるところから….

「唱」は、少しテンポが速い中級編!イントロから盛り上がります!


《やる気メラメラ》

子供たちとタイピング大会動画を一緒に見て、優勝者と挑戦者の手の動きを比較し意見出しを行いました。「正確に早く打てる理由は何だろう?」優勝者の無駄がない手の動きを、子供たちは真剣なまなざしで観察していました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
これからも、「日本の子供たちの教育に貢献したい!」という熱い情熱を胸に、先生方と共に汗を流してまいります!

次回の投稿で、またお会いできることを願っています!

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