タイピング上達の秘訣:ホームポジションの教え方必見!
先生方、いつも本当にお疲れ様です。
学校DXサポーターの大橋です!
今回は、基本的で最も重要なスキルである「タイピング」が上達する方法についてお伝えをさせていただきたいと思います。
文科省による児童・生徒の学びに必要な情報活用能力に「タイピングスキル」は含まれていますが、様々な授業をご支援してきた中で、タイピングがうまくできない子供たちを目にし、これまで数多くの児童・生徒向けタイピング教室を実施してきました。
文科省によるタイピングスキルの指標は以下の通りです。
しかし、令和6年度に改定された文科省の資料では、以下の調査結果が記されています。
子供たちのタイピングスキル向上に向けた指導が必要(まったなし!)だということが分かりますね。
さて、子供たちのタイピングスキルが低い要因は何が挙げられるのでしょうか。タイピング教室を実施してきた経験から以下の4つを挙げてみました。
【タイピングスキルが低い要因とは?】
1.早くタイピングが打てることを目標にしている
休み時間、「寿司打」や「Popタイピング」で、1分間に何文字打てたかを競い合っている子供たちがいます。楽しく取り組めていることは良いのですが、人差し指だけで打っている子がいたりします。(><)
2.ホームポジションを知らない
タイピング教室で、「ホームポジション」って知ってる?と尋ねると、「知らない!」と答える子供たちが多い状況です。
《ホームポジションの教え方》
(1)基本的な用語を説明します。
(2)ホームポジションとは、キーボード上にある指と手のひらが帰る家であることを説明します。
(3)F と J(でっぱりがあるキー)をまず探してもらい、人差し指で、でっぱりの感触を覚えてもらいます。
(4)他の指や、手のひらの帰る家(ホームポジション)も説明します。
(5)ホームポジションが分かったら、タイピングソフトで練習します。
※タイピング教室では、「プレイグラムタイピング」を使用しています。
(6)ホームポジションが定着したら、キーボードを見ないで打つ練習をします。
3.日常的にタイピング練習する時間が持てていない
タイピングスキル上達の秘訣は、「毎日コツコツ」です!
朝の会、帰りの会、宿題に10分間のタイピング練習を取り入れていただくと良いと思います。
4.タイピングに対する興味・関心がない
一人でコツコツタイピング練習は、孤独&つまらない&飽きます。(><)
「わくわく・楽しい」や、「やる気メラメラ」をどう引き出すかがポイントです!
《わくわく・楽しい》
リズムと音楽に合わせて、タイピングをするのはいかがでしょうか。
※気が散らないように、歌詞が入っていないカラオケバージョンでチャレンジしました。
「パプリカ」は、リズムがゆっくりの初級編!まずは慣れるところから….
「唱」は、少しテンポが速い中級編!イントロから盛り上がります!
《やる気メラメラ》
子供たちとタイピング大会動画を一緒に見て、優勝者と挑戦者の手の動きを比較し意見出しを行いました。「正確に早く打てる理由は何だろう?」優勝者の無駄がない手の動きを、子供たちは真剣なまなざしで観察していました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
これからも、「日本の子供たちの教育に貢献したい!」という熱い情熱を胸に、先生方と共に汗を流してまいります!
次回の投稿で、またお会いできることを願っています!