富士山麓から発信する教育革新! 〜日本大学明誠高等学校の生成AI体験会レポート〜
先生方、いつも本当にお疲れ様です。
学校DXサポーターの大橋です!
富士山を望む自然豊かな環境に佇む日本大学明誠高等学校。
今、この恵まれた環境の中で、未来を見据えた教育改革が進められています。
日本大学明誠高等学校が目指す教育の形
新校舎完成により、さらに充実した学習環境が整えられています。
校内には、生徒同士や先生方との交流を図るコミュニティースペースや相談室が設けられ、人と人とのつながりを大切にする環境が随所に表れています。
「自主創造」の精神という本校のビジョンは、ハード面の充実だけでなく、先進的な教育DXの取り組みによっても支えられています。
今回は、本校の先生方と一緒に実施をさせていただきました「生成AI体験会」をレポートいたします!
未来の教育を目指して
私たちはこれまで、本校の先生方と文化祭DXや生徒・保護者向けデジタルシティズンシップ教室、授業改善に向けたアプリ体験会など、様々な先進的取り組みを行ってきました。
そして今、教育現場でDX推進が進む中、先生方に「生成AI」を体験していただく企画を立ち上げました。
なぜ今、AIを生成するのか
(1)生徒たちの未来に対する準備
既に私たちの日常では、AIが当たり前のように浸透されつつあります。
今後も、浸透は確実に加速することが予測される中、教育の場において、先生と生徒がAIとの関わり方を学ぶことは急務だと考えます。
(2)働き方を改革するための時間の創出
働き方改革が直面している課題は、もはや従来の方法だけでは解決が困難です。生成AIの活用が、校務の効率化のみならず教育の新しい価値創造においても欠かせないものであると考えます。
「生成AI体験会」とは
今回の体験会は、生成AIをこれから活用してみたいと考えておられる先生方に対し、校務効率化と、生徒へのより良い教育の提供を目指し、GoogleのAIツール「Gemini」と「NotebookLM」を実際に操作体験していただく機会を設けるために企画をさせていただきました。
1. 実践的な生成AI活用事例の共有
すでに授業や校務でAIを活用している本校の先生から、以下の具体的な活用実践例をご紹介していただきました。
(1)アイデア出しでの活用
授業や研修内容など、アイデアが必要な場面でGeminiを活用し、多様な視点からの提案を得ています。
(2)授業準備の効率化
授業内容を生徒に分かりやすく伝える方法や、限られた時間内で実施可能な実験内容などをGeminiに尋ねることで、準備時間の短縮を実現しています。具体的な質問例として、「10分でできる実験を教えて」や「〇〇(特定の内容)を高校生にわかるように教えて」など、Geminiへの質問を工夫することで、より実用的な回答を得ることができます。
(3)指示・質問力の向上
Geminiとのやり取りを通して、適切な指示・質問の仕方を探求することで、より質の高い回答を引き出すスキルが習得できます。
2. 教育現場の生成AI活用における動向
(1)文部科学省が掲げる生成AI活用方針について
文部科学省が発表した生成AIの利用に関する暫定的なガイドラインでは、生成AIを校務で活用することが推奨されています。
(2)リーディングDXスクール生成AIパイロット校の紹介
リーディングDXスクール生成AIパイロット校(甲府市立石田小学校)での取り組みをホームページで紹介し、授業で生成AIを活用している小学生が、高校に進学したときの姿をイメージしていただきました。
3. ハンズオン研修
参加された先生方は、2人1組となりGoogleのAIツール「Gemini」と「NotebookLM」を実際に操作体験していただきました。
隣の席に座っている先生方同士確認をし合いながら、和やかな雰囲気の中、以下のような実践的スキルを習得されました。
「生成AI体験会」に参加していただいた先生方より、以下のご評価をいただきました!
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4. 未来を見据えた教育DXを共に
生成AIの進化は、教育のあり方を根本から変革する可能性を秘めています。しかし、最も重要なのは、この技術を人間の学びと成長を支援するツールとして適切に位置づけ、活用していくことです。
生成AIが教育現場で効果的に活用されるためには、先生方と生徒双方のデジタルリテラシー向上が不可欠です。私たちは、先生方に寄り添い、そして笑顔になっていただける瞬間を大切に、これからも支援を続けていきたいと考えています。
それでは、次回の投稿で、またお会いできることを願っています!