【328/1096】子どもを中心にして考える
328日目。すごく涼しくなった。あれ?まだ8月だよな?と思ったり。干していた傘が飛んでいって、ご近所さんが確保していてくれた。ありがたい。
昨日、「おとなの学祭」というイベントに参加して、元大空小学校の木村泰子さんと、元東京コミュニティースクールの校長の市川力さんの対談を聞いた。
木村先生のお話はもう数度聞いているのだが、きくたびにハッとする。
自分がいつのまにか、すり替えてしまっているものに気づかされるというか。
50年前の社会でやっていたことを、今の学校でやってるのはおかしい、とはっきり言う木村先生。
大空でやっていた教育が「インクルーシブ教育」と報道されることに対して、「そんなん違う」とおっしゃってました。
「困ってる子が困れへんようになる学校になればいい。」
というのが木村先生が一貫しておっしゃっていて、ほんとそのとおりだと思う。
たくさんの珠玉の言葉たちがあって、ああ、私はまだまだ大人を主語にしている・・・とわが身を振り返りました。
子どもを中心にする、というのは、社会は「おとなと子ども」で構成されている。
おとなと子どもで構成されているのが社会なら、その社会の弱者は子どもで、大人はつらいことがあったとしても、今はもう大人になったでしょ?
だから、子どもを守るのは大人の役目でしょ。
という言葉がすごく心に残った。
学校に行かれないのは、「学校に流れている空気が吸えないからやねん」というのもとてもわかりやすくて、ああ、そのとおりだなと。
空気が吸えるようになったら、学校には子どもは行く。
でも、その学校の空気はその子が吸えるようになっていない。
その学校の空気が吸えないのは、自分の考えがあるからなのだからと。
木村先生は、ぜんぜん難しい言葉を使わずに、本当に自分が思っていることしか言わないので、お話が楽しく、すんなり聴ける。
わたしにできることもありそうだ、という気持ちになった講演でした。
では、またね。