【340/1096】触れると触れられる
340日目。中秋の名月ですね。
昔、触れるってテーマで書いた気がすると思ったら、やっぱり書いていた。
スキンシップが苦手だった話を書いていた。
自分の書いたもので間違いないのだが、「へえ」みたいな感じだ。
実のところ、触れるのも触れられるのも恐いから苦手だったというのが正しい。
恐いから、苦手だったのだ。
それはやっぱり過去のトラウマが大きいけども、
その結果、必要ない時にも拒否反応を出し続けていたということでもある。
私はセラピーの手法でタッチを使った手技をいくつか学んでいる。が、しかし積極的には提供してこなかった。
恐いからである。
セラピー中に自分の反応が出たらまずいので、ごくごく限られた人にのみ提供するのみだった。
その間、自分のトラウマに向き合ってきたり、いろいろ学んだりして、最近ようやく触れるのが楽しく、面白くなってきた。
面白いというのは、すごく興味深いと言う意味で。
タッチセラピーをするとき、
私が触れて施術をしようとしているが、それはいったん置いといて、ただ目の前にいる人をまるごと認識する。
私が触れているけど、触れられている。
そうすると、タッチしたときにまるで変わる。
自分も変わっているから、相手もどんどん変わる。
ただ触れているだけだが、ただ触れているだけではない。
これは、恐がっていたときにはまったく経験できなかった。
どうしても恐さが壁になっていた。
壁がなくなったら、触れると伝わってくるものがまるで違うということに気づいた。
ものすごい情報量が指先から伝わってくる。
これをただ、相手に合わせていくだけ。
自分がなにか媒介しているかのようで、でも自分がなくなってはいない。
自分を通して流れていくもの。
私が触れているけど、触れられている。
「すごい身体が軽くなりました」と終わった後に
力を取り戻した目で言われると、
ああ、巡ったと思う。
またいつでもどうぞ。
では、またね。
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