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【967/1096】ルート開拓

身体のことをやり始めたのが2017年頃からで、それまでは身体は自分の言うことをきいてくれないもの、であった。
ようは、それまでは自分の身体とのつながりを失っていたと言える。
トラウマ反応がいろいろ強かったし、そのことに自分がなかなか気づかなくて、そういうものだと思っていたからというのがある。

つながりを取り戻すのは本当にちょっとずつで、今でもまだつながっていない部分と言うのがある。
つながりを感じていない部分は無意識的に使わないので、そこを使って動かすということをしない。(自分の神経系に何が刻印されているかを知らない)
身体を動かしながら、脳を書き換える、リセットすることも同時に必要なのである。

私の場合、部分の感覚がまるごと消滅しているところというのがけっこう身体にあった。
たとえば腹斜筋、腹横筋はノー感覚で、呼吸・整体で基本4動作というのをやったときに、ようやくここを使えるのか!と目覚めた。そんなことある?と思うけど、そんなことあるのである。
ちなみに、私の場合、感覚が遮断されているだけで、肉体的な機能として問題があって使えないということではない(トラウマ症状としてはよくある)。

もともと機能としては持っているのだが、子どもの頃からそのルートを使っていないと、使ったことのあるルートを使って動作を繰り返す。
緊張の入りやすい動作をずっとしていたら、どんなに整えてもすぐ緊張が入るというわけである。
なので、ととのえるのは特別なことではなくて、ずっとやり続けていること、となる。

今日も、あれ?こんなルートあった?という発見があり、愕然としつつ、わーーーーっとなった。
うーん、ほんと人って面白い。自分のことだが。

ルートを開拓してつなぎなおすと、使ってない筋肉が使われるようになる。もともとそれ用にある筋肉なんだろうけども、お待たせしました、と言う感じ。

今年はこのつなぎなおすのをそろそろ速度上げてやっていけるのではないか?と思っていて、取り組みたい。
どんなふうにつながるのか楽しみ。

では、また。


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Mayumi INABA
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