【70/1096】自分の思い込みを外すには?
70日目。今日は、学校での読み聞かせボランティア。子どもたちが熱心に聴いてくれるので、絵本を読むのが楽しい。目がきらきらしていた。30人の子どもと毎日交流している学校の先生はすごいなあと思う。そのあと、長年、読み聞かせの会をされているベテランの方から、紙芝居の読み方レクチャーをしてもらって、紙芝居の面白さを知る。紙芝居、やってみようと思った。
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さて、今日は、自分の思い込みの外し方について書いてみる。
たいていのうまくいかないことは、思い込みに囚われているからだと思う。囚われてるというのか、思い込みに気づいてないというのか。
例えば、子どもが肩が痛いと言うので触ってみると、かちこちしていた。どうも怖いことがあって、緊張して肩をそのままこわばらせてしまったらしく、それが残っているみたいだった。
「ママと一緒に肩をまわしてみようか?」と言って、肩をほぐす体操をしてみた。
腕をまっすぐに肘を曲げずに、ぶんぶんと前と後ろに回すだけの簡単な体操なのだが、子は「肘はまっすぐだよ」と言ってるのに、必ず曲がってしまっていた。力任せに腕を回している。
(肘が曲がると、力を抜くのではなくて力みがどこかに残るので、緊張を取るのに適さない。)
それで、「腕は力抜いていいよ。身体が動きたいほうに動いていいんだよ」と伝えてみる。
そしたら、すっと肘が伸びた。身体が動きたいほうに動いたから。
身体をまっすぐ正面に固定しようとしたまま、腕を回すと肘が曲がる、ということに気づいたわけだ。
「ママ、これ、ここ(わきの下あたり)つかってるよ」と言う。おお!!!気づくのはやっ。
母はそこを使ってる感じはなかなかつかめなかったぞ・・・やっぱり若いって早いね・・・。
ということがあった。
「身体をまっすぐ正面に固定したまま、腕を回す」とは一言も言ってないのだが、子はそのように思い込んでいた。腕だけ回すのだと。身体は動かしちゃいけないんだ、という思い込み。
これは、わたしたちの日常に、めちゃめちゃ潜んでいる。
子は素直なので、「身体の動きたいほうに動く」と言うだけで、自分で気づいて修正できて、そのあともずっとそれが持続される。一度気づいたら、ずっと気づき続けてるというか。それが定着するのも早い。
しかしこれ、大人はわりと(だいぶ?)素直じゃないので、その思い込みからなかなか外れない。
なんなら、「はっ?腕は回してるじゃん!(怒り&投げやり)」とか、「説明の仕方が悪いよね(他責)」とか「こんなこともできない自分はなんてダメなんだ(自責)」とか、「自分はこのくらいでいいんです(諦め)」「ちゃんとやったのに、なんでそんなに厳しく言うの?わかるように言ってくれればいいのに(傷つき)」などなどなどが気づく前にやってきて、修正するところにたどり着けずに、終わる。。
ああ、気づきのチャンスだったのに!!!!とすでに気づいている人には見えるが、その思い込んでる人には見えないまま終わる。残念・・・みたいな。
うまい具合に「ここをこうするといい」と言われて、「ああ、そうか!」ってなっても油断できない。その時は気づいたのだが、あとから「あれ?どうだったっけ(忘却)」とか、「あのときはあの人がいたからできたけど、自分だけではできない(依存)」とか、「あの人だからできるんだよ。自分はできない(自己否定)」とかになって、せっかくの気づきがおじゃんになる。ああ、なんて無駄なんだ!!!!と叫びたい。
(ちなみに例はわたしに実際あったことですよ、ええ。)
わかりやすいので身体を例にしてみたが、自分の意識の思い込みはもっとやっかいである。見えないし、触れないし、肉体と違って限界がないので、ずっと思い込みを回し続けられる。頭の中で永遠とやり続けられるのである。
その思い込みを外す方法は、素直になることに尽きる。
それ以外に外れないんじゃないだろうか。
「それはそうじゃなくてこうですよ」と言われたら、「ああ、そうですね」ともうただ諦めて受け入れる。
素直に聞く。
相手の言うことをまっすぐ聞く。
ぐぅとなっても、身もだえしても、内側で暴れ馬が暴れまわってるような感じになっても、とにかくそのまま受け止める。
そこでどれだけさっさと受け入れられるかが、そのあとどれだけ変わるかということでもあるかも。
「だって」「でも」「だけど」が3大敵で、「難しい」「わからない」「どうしたら?」は3大魔物である。
それに取り込まれてると、どんどん気づくのが遅くなり、どんどん思い込みの虜になっていくので要注意!
取り込まれないこつは、それをやめると「決める」です。
ちなみに、わたしの20代からの口癖は「でも」でした。でもでも星人か!っていうくらい。気づいてたけど、ずっとやめられなかったのでした。
呼吸・整体のワークに「動的瞑想」というのがあるのだけど、これが、思い込みを外すのに最適なワークです。
自分の「やってるつもり」が明確にわかって、ああ、思い込んでた!と気づける。意図と本能のバランスが悪いと、それが如実に表れる。
肚で動く練習になります。
身体と意識はつながってるので、身体の動きで意識の癖もわかるという、なというかすごいワークです。
動きは簡単だけども、めちゃめちゃ奥深くて、自分のありようを実感できます。できてるつもりができてない実感のほうがはるかに多いけども、できてないところは可能性、伸びしろ、気づき満載なわけで。
自分の制限を自分でかけてる、ということにも気づき、自分が自分を閉じ込める枠をつくってることにも気づける。
そこに気づけると、自分のコンフォートゾーンを拡げる(というか、すでに拡がってたじゃん!という気づきとか)ということにもつながるし。
「身体の動きたいほうに動く」をやってみるだけでも、面白い。めちゃめちゃ微細で繊細で、ものすごい情報量が降ってくる感じ。
そして、グランディング力がすごい。
グランディング力って、生きる力そのものだと思うんだけど、日常で頭を使ってると、このグランディングはけっこう抜ける人が多い。
パソコン、スマホやってるとき、足なくなってません??
私は解離してたのでよくわかるのだが、解離する人はグランディングできてない。だから生きづらいわけです。それでグランディングを練習して、いろいろしてきたけど、このワークほどグランディングできるワークないなあと思う。
グランディングして、思い込みから外れたら、向かうところ敵なし(?)の人生になるかと思います。
ま、つまり、よりよい人生◎ってことです。
よりよい人生のために、自分をととのえていこうと思いますし、一緒にやりませんか?のお誘いをしていきたいなーと思う。
これおいしいんで、一緒に食べませんか?どうですか?みたいな。
そんな感じです。
では、またね。
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■告知■
今日の日記で、ついつい力説?してしまった動的瞑想は12月27日にやります。
3つとも体験しないとわからないワークではあるのですが、どれも、とてもおいしいので、一緒にいかがでしょう??
12月18日(土)13時30分~15時 深呼吸の衝動
12月23日(木)10時~11時30分 自然呼吸の回復
12月27日(月)10時~11時30分 動的瞑想