不登校で悩む親子に聞いて欲しい、『ゆとり教育が廃止されたのは迎え入れる社会側の問題では?』の話。
一見、関係の無い話と思われるでしょうけど、ちょっと立ち寄ると気持ちが楽になるかもしれません。
1987年~2004年に生まれた人たちはゆとり教育を受けた『ゆとり世代』と呼ばれる。
人間性を豊かにするゆとりを大切に
自ら考え思考力を豊かにする
誰かと比べたり、競争しない
みんな違ってみんないい
義務教育の12年間を全てゆとり教育で過ごした者や、ゆとり教育自体が改良を重ねたりしたので、一概には言えないけれど、教育方針としては素晴らしいと思える。
それなのになんで廃止?
そう聞かれて「日本人の学力が低下した」と答える人は多いと思う。
だけど、
幸せになりたい
子供に幸せになって欲しい
と思ういち個人として、
学力低下したからなに?と思うわけで、
じゃあなんで、今までの詰め込み教育じゃダメだ!と、国を総上げして取り組んだゆとり教育が『廃止』とまでなったのか。
そうゆう側面もあるよねぐらいに聞いて欲しいのだけど、
私は20代後半で正社員として、ゆとり世代を迎える側にいました。
当時まわりは社会人ばかり。
流行りの言葉は
「これだからゆとりは」
でした。
なんでその言葉があちこちから聞こえたのか。
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役に立たないからです
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でもね、本当にそうでしょうか。
私は当時、やっとやりたい仕事が見つかったから正社員になってただけで、基本「やりたくない事はできない」特性があり、厳しい社会で働く人から見たらポンコツ部類のフリーターでしたし、当時から弱者に追い込まれる人の方に寄り添う癖もありましたので、ゆとり世代に対して、
確かに仕事する上でズレは感じるけれど、言ってることは間違ってはいないし、そうゆう考え方できるなんて羨ましいとか尊敬っていう感覚を持っていました。
ゆとりがあったら仕事が回らない社会側は、個人を豊かにする考えを持ったゆとり世代に歩み寄っていたかな。
「これだからゆとりは」の言葉で傷ついて、パフォーマンスを発揮できない若者が量産されたと思う。
あぁ、そうゆうことねと、上手いこと立ち振る舞ってプライベートに重心を置いて生きる子もいただろう。
逆に、職種にもよるだろうことはさておき、ちゃんと受け入れ準備をした会社もあるんだ。そこではゆとり世代の子たちは生き生きと仕事してるかもね。
はたまた、特にネットの世界では、自分のコミュニティを立ち上げて、個人が輝く、個人が稼ぐ時代がどんどん広がってきてる。
社会側はゆとり世代を受け入れる準備をしなくてはいけなかったし、
ゆとり側は、これから出ていく世界を知っておくという準備をしておけば、
もっと摩擦がなく、生きづらい人が少なくて済んだかもって思う。
さて、
以上のことで不登校の子たちに何が言えるか。
・自分が生きる場所や、付き合う人によって「自分はダメな人間なんだ」と堕ちる事もできれば
・それによって、自分らしく生きる事もできる。
・これから出ていく社会は、ゆとり世代が、多種多様な世界を広げている
・教育の歴史を見てもわかるように、『教育』が変わるのにはもの凄い時間がかかるから、待ちの姿勢よりも、自分のフットワークを軽くすること
今見えている世界が
あなたを間違っていると言っても、
なんぼのもんじゃい!
というお話でした。
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