ひすいこたろう×SHOGEN著「今日、誰のために生きる?」
たくさんのnoterさんがお読みになっていて、皆さん読んで良かったと書いておられたので私も読んでみました。
江戸時代末期の日本は、今よりずっと不便な生活だったにも関わらず、皆楽しそうに生きていたという。
それに引き換え、現代人はエアコンがあり毎日お風呂に入れ水洗トイレがあり
食べ物に困らずわりと贅沢な暮らしをしているのに、皆幸せそうに見えないのは何故なのか。
日本人が忘れていた、人間としての根源的な在り方を思い起こさせてくれる内容でした。
ひすいこたろうさんは、2022年4月、湯河原の温泉に浸かっていた時に出会った 画家SHOGENさんの話を聞き感銘を受けYoutubeで発信した事がきっかけで本書を上梓する事になったそうです。
1枚の絵が人生を変えた。
ショーゲンさんは、サラリーマンをしていたある時、京都の雑貨屋さんでタンザニアの「ティンガティンガ」というペンキアートに出会います。自分はこれがやりたかったんだという閃きだけで会社を辞め、すぐにアフリカに渡り、200人が暮らす小さな村ブンジュ村へ行く。家に長期滞在させてくれたカンビリさんやその家族、村長さんはじめ村の人々との交流を通して、日本人が忘れていた事に段々気づいていく。
「人と話す時は、その人を抱きしめるようにして話すんだよ」
「おはよう。今日も自分の人生を生きようね」
「失敗した人は可愛いよ」
「失敗する大人を見るから、子供は安心して未来が描ける。」
「まずは、自分の心を満たしてね」
そんな言葉のシャワーを浴びたショーゲンさん。ブンジュ村の人からたくさんの宝物をもらって帰国しました。
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後半は、ひすいこたろうさんによる解説編。
私の印象に残った文章を少しご紹介します。
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ひすいさんは、人前で話をするのが苦手で、ある時講演会でうまく話せず落ち込んだ。ところが、それを観た方は、その場面を見て勇気をもらったと感想をくれる方が多かったそうです。
それをきっかけに、舞台で堂々とテンパろう。すごい自分を見せる必要はないと気づいたと。
まさに、「失敗は成功のもと」を実践されておられる。
私自身もピアノで大失敗をし(良かったら固定記事をご参照ください)失敗してもいいやと開き直った事でヴァイオリンの発表会において人前で演奏する恐怖を乗り越える事が出来ました。
失敗をどう捉えるかは、世間ではなく自分が決める事なんですよね。
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さて、2015年に帰国したショーゲンさんはその後どうなったでしょうか?
最初の仕事を終えてから、使ったペンキのメーカーである日本ペイントに感謝の気持ちを伝えに行った事がきっかけでスポンサー契約を結ぶ事になったそうです。
自分の体験や日々の喜びを人に伝えることをブンジュ村の人から教わり実践したことで道が開けたという訳です。
やはり「行動」が大切なのだということですね。
ショーゲンさんのように思い立ったら会社を辞めてアフリカへ行くことはなくても(笑)
やってみたいと思った事は何でもやる。失敗したら、笑って誤魔化す。
私も実践しようと思いました。
(笑って誤魔化す、はやってるかなw)
それではまた。