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さとうみつろう著「神さまとのおしゃべり」/現実とは、あなたを映し出す鏡
ごく平凡な妻子持ちサラリーマンの
みつろうは、いつも何かに不満を持ちながら日々を送っている。
そこへ現れた神さまは、
「お前の願いは全て叶っている。お前は既に幸せじゃ」と言う。
神さま曰く、ある人の「現実」とは、その人だけの解釈、観念。
だから、人の数だけ異なる「現実」があり、現実とは、その人が信じた通りに見えているだけの幻であると。
…単純に考えれば、
じゃあ、この私(私ね)の生まれた家の貧困状態は私の観念が生んだものなの?と、理解不能なんですが😅
そんな短絡的な話ではなく、もっと深い話なんですね。
最初は、理解できるかなと疑心暗鬼でしたが、
読み進めていくうち、おぼろげながらなんとなくですが見えて来ました。
人間には、意識できていない深層心理というものがある。
例えば生まれたての赤ちゃんはそういうものをひとつも抱えていない。幸せのために何かしたいとか考えていない。それ故にそのままで幸せであり、何も信じてもいない(現実として現れない)ということは、全てを信じているということ。「安全」も「危険」もただ信じている。成長するにつれて、つまらない固定観念を獲得していく。
ここまで読んで、確かに、
地球は丸いと教えられて来たけれど、そういえば確認したことがないじゃないかと、はっと気付きました。
これって、人の話を聞いただけで信じていたって事ですよね。
例えば
贅沢をしてはいけない
妻は夜遅く帰ってはいけない
妻は毎日ちゃんとご飯を作らなければいけない
子供をまっとうに育てなければいけない
そんなあらゆる固定観念を次々に上塗りして来たのが今ある自分なんですね。
実は、ちょうどこの本を買って帰った日の夜何年ぶりかで夫婦間に軽い亀裂が入り⚡️険悪な雰囲気になりました。
読み進めていき現れた言葉、「現実とはあなたを映し出す鏡である」をじっくりと考えてみました。
神さま曰く、「感情」とは段差を埋める一種のエネルギー。
勝手に何かを信じ保持した固定観念が投影されて現実ができる。その人が信じていることが強ければ強いほど、理想との間に段差が生まれる。その段差を埋めようと発生するエネルギーが感情。つまり、自分が勝手に仕込んだ固定観念が原因と気付けば、悲しみに溺れ怒りに震えることはもうなくなると神様は教えてくれました。
悲しい時には、何故自分は悲しいのか自分に聞いてみる。
そこには必ず、自分が勝手に信じ込んでいた固定観念がある。そこに気づければ、自分で勝手に騒いでいるだけなのだとわかる。
私の場合ですが、
私は自分で言うのはおこがましいですが、いわゆる努力型(あくまでいたって中途半端な、です🤣)であり、自分を抑えて我慢するタイプ、といえるかと思います。
何故そうなったかを振り返ると、
親が発する無言の圧力、つまり、あなたはいい子でいないと愛してあげないよ、という無言のメッセージを常に受け取っていたからかなと思います。だから何事も一生懸命頑張ってきました。
対して妹は(妹よ、引き合いに出してごめん。)頑張る必要性をあまり感じることなく育ち(親が、彼女のそのままを認めていたからか?妹曰く、私は期待されていなかったから気が楽だったと。)全般的に楽観的でおおらか。
率先して何かを調べたり本を読んで芸術や知識を得たい、いつも何かに頑張りたいという感覚が、私と比べると薄かったように思います。(ただし、近年の彼女は自分の趣味に没頭しその方面への興味は常にかなり深く持っており👏子供の頃とは随分違う人間になったなぁと感心しております✨)
だから、手前味噌ですが
何事にも一生懸命で、45歳で始めたヴァイオリンも始めた当初に比べればかなり上達したと自負しているし(あくまで当社比です)
一方ウクレレも基礎は独学で学び読書もかなりしています(自慢みたいでごめんなさい🤣💦)食事も工夫して日々作っています(手抜きですが)
だけど夫は私の頑張りに対する評価ゼロ。ヴァイオリン 上手になったねのひと言も20年間ただの1度ももらってないし、毎日作るお料理に対しても評価どころか何も感じてない様子。
夫はどういう子供時代を送ったかというと、たぶん親からは何も言われなかった、ただ存在してるだけを肯定されていたのだと思われる。だから褒められなくても平気だし人を誉めることもしない。(妹はたくさん誉めてくれますょ💕)
日々頑張っている私への気遣いが欠落している夫に対して納得がいかない私は、やはり私自身が持ってたなんらかの固定観念を現実に投影して1人でイラついていたのかもしれません。
✳︎✳︎✳︎
好ましくない現実がある時は、「それならどうしたいのか?」と、方向転換思考をするといいと本にありました。
嫌なことの対極は好きなことなのだから、好きなことを想像し、嫌いなことを想像する時間を減らす工夫をする。
その時間が、嫌いなことへベクトルを向ける時間を超えた時、あなたの現実は変わっているはず…と神様。
ふむ〜
✳︎✳︎✳︎
もう1点、腹落ちしたお話がありましたのでご紹介します。
それは、不足を愛そうというもの。
まず、自分の持っているもの、持っていないものをあげてみましょうと。
私で言うと、
持っているもの→家、家族、そこそこの健康、生きていけるだけのお金、楽器、音楽仲間、シンプルだけど好きな洋服、靴、大好きな革バッグ、などなど。
欲しいもの→あれ?特にないや😅
時々、キッチン用品は欲しくなるけども。
例えば大統領は大統領になれない、それは何故かというと、既に大統領だから。
なぁ〜るほどね‼︎
つまり、もし大統領が大統領になりたいというのなら、1段下り、まだなれていない自分に戻るしかないと。
だから、自分は既に満たされている。幸せであると思えば良い。
幸せになりたい と思う深層心理は、今幸せじゃないということだというのですね。なるほどね〜
他にも挙げてみますと、、
後悔の気持ちが起きた時に唱える呪文「しめしめ、これはきっとうまくいく」を唱える。
確かに、過去のあんなことやこんなことがあって今の自分がある。病気も環境も全てがあって今がある。
違う家に生まれたら…
違う道を選んでいたら…
それを悔やんでも意味はない。
二つ同時に経験することはできないのだから、違う道を選んでどんな人生になったかは考えても詮無いこと。
「今」がどんなに不遇であったとしても、既に持っている幸せを数え未来に判断を送りなさいと神様は言う。
感情が湧く出来事はいつでもチャンス。嬉しいことも悲しいことも全てがチャンス。その出来事があったお陰で自分が勝手に信じ込んだ固定観念に気づけるのだから。
既に幸せである根拠を身の回りに探すこと。
悩みも後悔も幻。
人間はひとつの場所にしかいられないのだから。
現象には意味なんてない。
どう捉えるか、だけ。
人は他人を傷つける事はできない。自分で勝手に傷つくだけ。
大変勉強になりました♡
↓たまたま降りて来た動画です😆😆
著者がこの事を説明してくれています。
凄い方です、さとうみつろうさん。
ここまで長文を読んでくださり
ありがとうございました❤︎