共感の大切さ
そのママは
チラシを片手に
来てくれた
子育て親子の
サロンの話
私の思いが伝わった
それがとっても嬉しかった
誰か1人でも
頷いてくれるだけでいい
うんうんうちもそうだよと
その一言で
どれだけ
ホッと出来るでしょう
共感は人の心を軽くする
noteでも基本は同じ
そしてそれは
人の心を強くするのです
🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
以前、子育てママと子供さん対象のサロンのスタッフをしていたことがあります。
それは当時私が加入していた生協が主催しているものでした。
週に1回会場を借りて、朝から夕方の数時間オープンします。
サロンは未就園児の親子対象に、その時間内であれば出入り自由。
そんな場所でした。
スタッフはミルク用に使うお湯を沸かしたり、おもちゃや絵本を広げたりと、ここにいる時間は親子共にリラックスして過ごせるような環境を作ります。
時には同じ月例くらいの赤ちゃんがいるお母さん同士を繋げたり、と少しお節介な役を買ってでる時もありました。
スタッフを希望したのは、私自身転勤であちこちでの子育て経験をして来たから。
個室で孤独な育児中のお母さんを解放出来る場所になれば良いなと思ったからでした。
ある時から毎月1回、生協のカタログと一緒にサロンの紹介兼活動報告のチラシを入れることになりました。
私は文章を書くのが好きだったので、是非書かせて欲しい。
と立候補しました。
イラストなどは不得意な為、ネットからイラストをプリントアウトしては切り貼りします。
B4サイズのそのチラシ作りは、いつの間にか私の楽しみとなりました。
ある日、初めて見るお母さんが赤ちゃんを連れて来てくれました。
少し緊張気味のお母さんの手には私の書いたチラシがありました。
私は少しでも緊張をほぐして貰おうとそのお母さんに
「そのチラシを読んでいらして下さったんですか?実はそれ、私が作ったんですよ〜」
と話しかけました。
すると、そのお母さんは
「実はチラシのこの一言で、来てみようって思ったんです!」
と応えてくれました。
お母さんがチラシを指差す場所には
「お母さんもたまには息抜きしてみませんか?」
そう書かれていました。
「うわぁ〜嬉しい!そうですよね〜。家に赤ちゃんと2人っきりだとお母さんも煮詰まっちゃいますよね。ぜひぜひここで少しでも息抜きして帰って下さいね!」
と声をかけました。
お母さんの緊張が解けて笑顔になって行くのがわかりました。
生協のカタログと一緒に差し込まれるチラシなど、メインのカタログ以外は目も通さずに捨てる方がほとんどです。
そんな中、たった1枚の広報チラシ。
しかも私の書いた一言に反応してわざわざここまで足を運んでくれたこと。
それがとてもとても嬉しかったのです。
それからそのお母さんは毎回顔を見せてくれるようになりました。徐々に顔見知りのお母さんも増えて行きました。
私がスタッフとしてやりたかったこと。
孤独な子育てをするお母さんを少しでも減らしたいこと。
それが私の書いた一言がきっかけとなり、1人のお母さんが変わって行ったのは大きな喜びとなりました。
スタッフとして、サロンでは主にお母さんのお喋りを聞く役でした。僅か週に数時間ではあったけど、色んなことを喋ったあとのお母さんは少し元気になって帰ってくれました。
共感して頷いて貰うだけで本当に心が軽くなること。
私が親元から離れて子育てしていた時にやって貰いたかったことを、こうして後に続く若いお母さんに出来たことはとても良い経験でした。
そんな共感の大切さを私は再びこのnoteで体験しています。
共感してくれる人が1人でもいるだけで、どれほど人は心強いものか。
あの日チラシに書いた一言のように、noteで発信する私の言葉が、誰かの力やホッとなるきっかけになれたら幸せです。
そうなれるよう、これからも自分の言葉を丁寧に綴って行こうと思っています。
読んでくれてありがとう。
出会えたご縁に感謝します。