DC~Bostonドライブ旅(2):スミソニアン博物館って異常なほど数が多い
夏のワシントンD.C.~ボストン旅、今回はアムトラックとレンタカーで長距離移動をしつつだけど、車移動なら途中のモーテルとかに泊まれるだろうし、飛び込みだとちょっと怖いD.C.とボストンだけホテル予約しておけばいいよね、というゆるゆるプラン。
事前予約が必要なスパイミュージアム(なぜお前も事前予約必要なんだ!となんだか納得いかなかったけど、今回のメインだから仕方ない)と国会議事堂の見学ツアー、アムトラック、レンタカーだけは分担して日本で予約済み。
「レンタカーは日本語のカーナビ付きが予約できたから余裕だね」という旅友ちゃんの言葉で、こりゃ余裕綽々だな、といつも通り成田空港で集合。
もちろん楽しみではあるけれど、今回は遠足前のソワソワ感のような浮ついた感覚はなく、リラックスした状態で出発できた旅でした。
アメリカさんではめずらしく、ワシントンD.C.着は朝。到着日から余裕で観光できるね、とホテルに荷物を預けて早速お散歩開始した私たち。
日本はもうすぐお盆時期だけど、カラッとしていて暑すぎもせず過ごしやすい雰囲気。
それにD.C.はやっぱり首都だけあって、広い公園も緑も多くてお散歩向きだね~なんてのんびりしていると、やっぱりちょっとお互い疲れていたのか、すっかり公園のベンチでお昼寝してしまった。
気持ちいい公園でひと眠りして体力も回復したら、やっぱりホープダイヤは見なきゃ、とまずはスミソニアン博物館に行くことに。
しかしスミソニアン博物館って、すごい数がありますよね。展示物じゃなく、「●●館」的な数として。
航空博物館と自然史博物館、アメリカ歴史博物館くらいは知っていましたが、wikiさんによると19もある。そして国立の博物館なので、入場料は無料(寄付)!
さすが太っ腹だぜ。いろいろと。
一度の旅行で全部をめぐるのは到底無理なので、初回となる今回は絶対に外せない「自然史博物館」と「航空博物館・別館」に絞って見学することに。
ちなみに、私の大好きなベン・スティラー主演『ナイト ミュージアム2』は、スミソニアン博物館が舞台(『ナイト ミュージアム』はの舞台はニューヨークの自然史博物館で、『ー3』は大英博物館。個人的に大好きな映画)。
自然史博物館で恐竜の化石や動物のはく製を楽しく見ていたのですが、ぶっちゃけ、どこの博物館でどの化石やはく製を見たのか、ごちゃごちゃになっています……。ニューヨークの自然史博物館とかも同じようなものがいっぱいあるし……。
とりあえず、館内を巡っているときは楽しんでいたことだけは確実。博物館は大好きなので、これは嘘じゃない。
そしてスミソニアンさんの目玉は、手にする人間全員が不幸になるという、ホープダイヤ!
太陽王ルイ14世やルイ15世、ルイ16世&マリー・アントワネットという、フランス王家の方々や世界中の宝石商の手から売られたり盗まれたりの紆余曲折を経て、ホープさんの宝石コレクションになったらしい。で、またしても紆余曲折第2弾があって、最終的に買ったのはハリー・ウィンストン。その後にスミソニアン博物館に寄贈されたらしいです。
フランス王家の方々やホープさんをはじめ、ホープダイヤを手にした人は全員非業の死をとげているという、いわくつきの宝石。
やっぱりみんな「呪いのダイヤ」というパワーワードに魅了されるようで、一番の混雑はこのダイヤが飾ってある部屋でした。
ホープダイヤだけでお部屋ひとつもらってて、展示物ヒエラルキーを感じざるを得ない。
確かにサファイヤ並みの深いブルーですごい綺麗だし、「おぉ!これが噂の!」という感じではあるんだけど、思ったよりも小さいな、というのが正直な感想。
宝石の値段はサイズだけではないけど、もっと大きいのかと思ってた。
「確かにすごい綺麗だけど、バチカンの宝物殿のほうが大きな宝石いっぱいあったね」なんて話していましたが、確かに「呪いのダイヤ」とは言われれいているけど、「世界有数の高いダイヤ」とは言われてないか。いや、もちろん仮に値段をつけたら何度も桁を確認しちゃうくらいの金額になると思うけど。
博物館で宝石を見ると、すぐに現金換算しちゃう自分の下世話さが気になるけど、でも、宝石展示の横に「値段をつけるとしたら」があったほうが、見てるほうも楽しい気がするんだけどなー。防犯的観点から絶対ないだろうけど。
ちなみに呪いの話もけっこう盛られてるみたいですが(たぶん、マリー・アントワネットの名前がいろいろ脚色したくなる理由な気がする)、なかなか国外展示されないような貴重なものを見れた、いい経験でした。
やっぱりずっと見ていられるほど綺麗だったし!
あと、アメリカ近代エンターテインメントのポップアップ展示みたいなのも開催していて、ジュディ・ガーランドが映画「オズの魔法使い」ではいていた赤い靴や、マイケル・ジャクソンの帽子が飾ってありました。
スミソニアン博物館の倉庫、どんだけ所蔵品あるんだろう。
YouTubeとかで倉庫ツアー公開してくれないかな。