噛む力、飲み込む力は頭の位置がポイント
ニュースで、
「喉につまる事故が数年前の2.5倍になっている」
と報道されていました。
先日も給食で悲しい事故がありましたね。
「ちゃんと嚙みなさい」
という指導は大切。
でも噛む力、飲み込む力は
頭の位置がポイントなのです。
頭が前に出てしまうと、
下あごの筋肉がうまく使えなくなります。
そのためしっかり嚙もうとしても噛めないのです。
口がいつも開いてしまう「ポカン口」も同じ理由です。
鼻がつまっているからではありません。
ポカン口だから副鼻腔にいつも炎症が起こるのです。
そして噛めないから歯並びも悪くなります。
また頭が前に出てしまうと、喉の中が狭くなります。
飲み込みづらくなったり、
声が出しづらくなったりします。
噛む力、飲み込む力をつけたかったら、
まず体の上にちゃんと頭を乗せましょう。
食事の時は姿勢を正す習慣をつけるのは
実はとても大切なことなのです。
昔の人は、食事の姿勢に厳しかった。
子どもの頃はそれがすごく嫌だったけど、
とても大切な習慣を身に着けさせようとしてくれていたのだな、と
今になって思います。