読書感想文「いつもの木曜日」
次の予定まで2時間ほど空きができたので、
図書館へ行きました。
雨が降る前の湿度たっぷりな午後2時です。
今日は何を読もうかな。
新作コーナーに行ったけれど、特に気になるものはなく、そうなれば
私が大好きな作家、青山美智子さんの作品が置いてあるコーナーに向かうのだ!go!
そしてふと目に入ったのが
「いつもの木曜日」
青山先生の作品は大好きで全て読んでいて、こちらも3回ほど読んだことがあったのですが、この日はこれを手に取る流れだったんでしょうねえ。
この作品は、
「木曜日にはココアを」に繋がるお話で
セットで読むと楽しめるのですが、こちらはカラーの可愛いミニチュアの写真も付いていて、小説というより絵本に近い感じです。
久しぶりに見てみようかな〜とパラパラめくったページに書いてあった言葉に
「ひゃおー!」
となった訳ですが、
え、知りたいですか?笑
「もうすぐ愛おしいあの人に会える」
不思議なことに、この1フレーズしか目に入ってこなくて、時間が止まったように空気の動きが見えそうな感じになりました。
おおっ!メッセージ送ってくるなぁ笑
なんだなんだ〜
ちょっと眠たかったのに目がぱちっと覚めて、何度もそのページを読んで、始まりも読んで、なんだか嬉しい午後になりました。
面白いのは、主人公が各章それぞれにいるのですが、
読むタイミングによってその時の自分にぴったり合う「君」がいるのです。
本が私に話しかけてくれているような、そっと寄り添ってくれて、時には嬉しくなる言葉も届けてくれる、それはそれは優しい作品です。
是非、木曜日にはココアを読んでから、
と言いたいですが、この作品から読んでココアに入るのも面白いかもしれません。
本を読むのにルールはないですもんね。
時系列ばらばらでも、ちょっと先の未来から過去にいってもいいし、何でもあり。
私は誰に会えるのかな〜
ただただ楽しみです。
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