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父の介護生活
12月の中旬位に、抗がん剤治療を続けている父の体調に異変がありました。
抗がん剤治療5回目を受ける前に、父が体調が悪くなり、抗がん剤の点滴を薄めて治療を受けるようになりました。
体調が回復していたので、入院から通院に変わったばかりで喜んでいたけれど、それから次第に体調が悪くなっていきました。
抗がん剤治療は髪の毛が抜けることや、体調も悪くなることがあると聞いていましたが、髪の毛については耳の後ろの辺りの毛が両方少し薄くなってきましたが、それ以外は今のところ変化はなさそうな感じで良かったなと思っていました。
食欲は旺盛ですが、入院するようになり体重が痩せてきていたので、体力を回復するためにできるだけ食べるようにして元に戻るように食事をしてきました。
歩くこともゆっくり歩くことは出来るのですが、退院するようになる頃には車いすを使い、腕を支えて貰えると歩ける状態で、出来るだけ体力を付けるように30分位外に歩きに出掛けるようにしていました。
それが抗がん剤治療が6回で終わるかもしれないという所まで進めてきたのですが、5回目をする直前に体調が悪くなり、治っていた皮膚病が足に出てきて、自分の足でバランスを取って足を支えることが難しくなり、歩くことが困難になっていました。
父の足を観察してみると、寒さから足がしもやけになり片足が紫色に変わっていました。そしてふくらはぎは足がむくみ皮膚病が再発、細い足が夕方になるとむくみで足が太く変わっていました。
右足が歩きにくいのは寒さからむくみやしもやけ、ストレスから皮膚病がきていると分かり、出来るだけ暖かい環境で過ごし、長時間を椅子に座らないようにしてむくみを取るように変えていきました。
年末から今迄にかけて、寝たきりに近い看病になり足が動けない人の看病は以前よりも時間と体力がかかることが良くわかりました。服を着替えさせたり、お風呂にいれたり、食事をするために移動する時など支えながら行うことで、私自身肩と腕が知らない間に痛めていました。
左腕を痛めてから出来るだけ力を入れないように考えて、支えたり起き上がらせたりするようにして自分への負担を減らすように変えていき、体の痛みもマシになっていきました。
父の介護生活は思っていたよりも大変でしたが、次第に介護のやり方にも少しずつなれてきて、父の足のしもやけや皮膚病も少しずつ収まってきました。取り合えず一安心することが出来ました。
寝たきりの状態だと抗がん剤治療をすることができないので、これからは体を動かすようにして以前の状態に戻していけたら良いなと思います。
今の状態のままだと父の希望ではないまた入院生活に戻り、リハビリをしてもらいながら生活をして体調を回復していき、抗がん剤治療を最後まで受けることができればいいなと思います。
今回の介護生活で病院で世話をして頂いた方への感謝の気持ちしかないです。父はおしゃべりではないけれど社交的な所があるので、何時も病院に行くと看護婦さんから笑顔で声をかけて貰えていていつも良かったねと思っています。
父と同じように抗がん剤治療で病気が治った看護婦さんがいて、その方が知り合いの人が帽子を作っているそうで、父にニット帽の試作品だけどと言い、お洒落なカ-キ色のニット帽を頂きました。
父に笑顔で話しかけているその姿はとても印象的で、病気を克服したその人の笑顔は、内側から喜びが溢れているなと感じました。
父は病院に行く時はいつも頂いた帽子をかぶって行きます。
父も同じように病気を克服して、スキだった写真を撮ることができるようになってほしいといつも願っています。
最後まで読んでいただきまして、有難うございます💛✨
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