映画「カラーパープル」を観て
こんにちは。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、映画「カラーパープル」(The Color Purple)を観てきました。
この映画には主人公のセリーの他に、たくさんの女性が登場します。
きっと、観る人によって、感情移入する相手は違うのだと思います。
またそのように出来ているのかもしれません。
詳しい内容はネタバレになるので書けませんが、安心してください、ハッピーエンドで終わります。
時代背景であったり、人種差別であったり、女性が虐げられていた時代。
父や夫からの暴力に耐えながら生きる人。
父や男兄弟と戦いながら強く育った人。
歌という自分の才能を活かし、自由奔放に生きる人。
いろんな女性が出てきます。
同じ女性として、目を塞ぎたくなるような暴力的なシーンも多くあり、屈辱的なシーンもありました。
そしてそれが、映画の中だけではないということ。
今、この現代においても、この地球のどこかで同じ苦しみを味わっている人がいるということ。
とても胸が苦しくなりました。
この映画は、少し宗教色が濃いめというか、「神」という言葉が多く出てきます。
辛い思いをする彼女たちが「神はいるのだろうか?」と思わず神を疑ってしまいます。
でも、ある人がそれに答えました。
「(あなたが酷い目にあったのは)神じゃなくて、人間よ。」と。
* * *
この映画を観て、わたしは日本人として現代に生まれてきてよかったと思った。よく、「日本人で生まれたことが、すでに幸せなんだよ。」と聞くことがありますが、まさしくそうだと思った。
自由に生きられる時代に、自由に生きられる日本人として生まれてきて、なにを怖気づいているんだ、何を躊躇して一歩進まないんだ!と自分自身に喝を入れたくなりました。
不自由な中でも、精一杯生きようとしている人がいるのに、何をウジウジしているんだわたしは!と(笑)
そして、この作品の中にもありましたが、”神はどこにでもいる”ということ、わたしの中にも、あなたの中にも、木にも空にも、川にも。
たくさん気付きとメッセージがある映画でした。
最後はうれし泣きで、心のデトックスができました。