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ヨハネの黙示録

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。

口語訳 ヨハネの黙示録1章3

【ハレルヤの声と小羊の婚姻、婚宴】

・天における大群衆の賛美

1この後、わたしは天の大群衆が大声で唱えるような声を聞いた、「ハレルヤ、救と栄光と力とは、われらの神のものであり、

2そのさばきは、真実で正しい。神は、姦淫で地を汚した大淫婦をさばき、神の僕たちの血の報復を/彼女になさったからである」。

3再び声があって、「ハレルヤ、彼女が焼かれる火の煙は、世々限りなく立ちのぼる」と言った。

 ・24人の長老と4つの生き物の礼拝

4すると、二十四人の長老と四つの生き物とがひれ伏し、御座にいます神を拝して言った、「アァメン、ハレルヤ」。

5その時、御座から声が出て言った、「すべての神の僕たちよ、神をおそれる者たちよ。小さき者も大いなる者も、共に、われらの神をさんびせよ」。

・小羊の婚姻

6わたしはまた、大群衆の声、多くの水の音、また激しい雷鳴のようなものを聞いた。それはこう言った、「ハレルヤ、全能者にして主なるわれらの神は、王なる支配者であられる。

7わたしたちは喜び楽しみ、神をあがめまつろう。小羊の婚姻の時がきて、花嫁はその用意をしたからである。

8彼女は、光り輝く、汚れのない麻布の衣を着ることを許された。この麻布の衣は、聖徒たちの正しい行いである」。

・小羊の婚宴

9それから、御使はわたしに言った、「書きしるせ。小羊の婚宴に招かれた者は、さいわいである」。またわたしに言った、「これらは、神の真実の言葉である」。

10そこで、わたしは彼の足もとにひれ伏して、彼を拝そうとした。すると、彼は言った、「そのようなことをしてはいけない。わたしは、あなたと同じ僕仲間であり、またイエスのあかしびとであるあなたの兄弟たちと同じ僕仲間である。ただ神だけを拝しなさい。イエスのあかしは、すなわち預言の霊である」。

 ヨハネの黙示録19:1-10

つづく


今回は、キリストの再臨の前に起こることがらについて学びます。新約聖書にはハレルヤという言葉が4回しか出てきません。すべてこの箇所に出てきます。

 1-2節、天で大群衆の「第1のハレルヤ」。大バビロンが滅ぼされた。これは、宗教的大バビロンで、多くの聖徒たちの血を流した。大バビロンの滅びは、神による報復です。黙示録6:10の殉教者たちの祈りが聞かれました。

 3節、大群衆が再びの声「第2のハレルヤ」。これは、経済的・政治的バビロンに関する宣言です。大バビロンは、神の正義によって滅ぼされました。この煙は、大バビロンが焼かれる煙です。大バビロンの滅びは永遠であることを示し、神の敵は、永遠に滅ぼされます。

 4節、24人の長老と4つの生き物の「第3のハレルヤ」。4つの生き物はセラフィム。24人の長老は、携挙された教会です。黙示録4章、キリストが封印を解く前の天の様子にでてきました。彼らは神を礼拝しています。天から大患難時代の様子を目撃していました。

 5節は、この声は天使の声です。すべての人を礼拝へと招いています。賛美し続けよという命令です。

 6-8節、これが、「第4のハレルヤ」、小羊の婚姻を喜ぶハレルヤです。キリストと教会の関係が、結婚にたとえられています。花婿とは小羊(キリスト)のこと、花嫁とは教会のことです。※キリストを信じた人は、その瞬間に花嫁の一部となり、キリストとの婚約段階にあります。花嫁料は、イエス・キリストの血潮が支払われました。

婚姻は、携挙後の天で、キリストの御座の裁き(これは信者の褒賞のための裁きであって、罪の裁きではない。)の後で行われます。聖徒たちは、きよい麻布を着ることが許されました。罪はすべて処理されています。復活の体は、罪とは無関係の栄光の体なのです。「行い」とは、複数形で、義とされた者が、神の恵みによっての正しい行いのことです。1コリント3:10-15参照

 9-10節、小羊の婚宴は、千年王国が設立される前に地上で行われます。この箇所では、招待客は招かれているだけで、婚宴はまだ始まっていません。

招待客とは誰か:①ペンテコステの前に救われたすべての信者たちです。※聖霊降臨によって教会が誕生する前に信じた信者たち。※彼らは、復活の体を持って千年王国に入ります。※バプテスマのヨハネもこの中に入っています。「花婿の友人」(ヨハネ3:27-30)。※大患難時代に殉教の死を遂げた聖徒たち。彼らもまた、復活の体を持って千年王国に入ります。「これらは、神の真実の言葉である」。

 10節、ヨハネは、天使を拝もうとしましたが、天使はそれを禁じました。天使もまた、神に仕えるしもべたちです。礼拝されるべきお方は、神だけです。「イエスのあかしは、すなわち預言の霊である」、聖書にある預言は、イエスを証しするものです。その預言を与えたのは、聖霊です。今も聖霊は、キリストを証しするために働いておられます。

 

次回は、待望のキリストの再臨です。

記事を見てくださりありがとうございます。聖書の中で唯一、祝福が約束されているヨハネの黙示録を投稿していきたいと思っています。今後とも長いお付き合いになるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

※記事に使用している聖句は、日本聖書協会発行の口語訳聖書。
新約1954年版、旧約1955年版は2005年に著作権保護期間が終了している。

 

 

 

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