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ヨハネの黙示録

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。

口語訳 ヨハネの黙示録1章3

【サタンの縛り】

1またわたしが見ていると、ひとりの御使が、底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から降りてきた。

2彼は、悪魔でありサタンである龍、すなわち、かの年を経たへびを捕えて千年の間つなぎおき、

3そして、底知れぬ所に投げ込み、入口を閉じてその上に封印し、千年の期間が終るまで、諸国民を惑わすことがないようにしておいた。その後、しばらくの間だけ解放されることになっていた。

 ヨハネの黙示録20:1-3

つづく

 黙示録19章では、獣(反キリスト)と偽預言者が裁かれ、「硫黄の燃えている火の池」(永遠の地獄)に投げ込まれました。

今回は、サタンが取り扱われます。サタンを裁くために、御使いが用いられます。

 1節、「底知れぬ所のかぎ」とは、アビス(アブソス)を開いたり、閉じたリする鍵です。(アビスは、悪霊を一時的に閉じ込めておく場所)。「大きな鎖」は、サタンを縛るためのものです。

 2節、悪魔の呼称:①悪魔(ディアボロス)には、敵対する者という意味。②サタン(サタナス)には、敵対する者以外に、糾弾する者という意味。③龍(ドゥラコウン)は、悪魔の凶暴な性質を表す比ゆ。④かの年を経たへび(オフィス)は、創世記3章でサタンが蛇に乗り移り、アダムとエバを騙した蛇の言及。

 3節、天使の行為、①悪魔を捕え、千年の間、縛った。②「底知れぬ所」(アブソス)に投げ込んで、そこを閉じ、封印した。③千年の終わるまでは、閉じ込めたままにした。

 千年王国においては、サタンの惑わしや誘惑がなくなります。参考聖句:イザヤ2:4、11:3-5、35:1-2

 千年王国が終わると、サタンが解き放たれ、サタンは、神に向かって最後の戦いを挑みます。サタンに従う人々、千年王国が始まった時点では、すべての人々はキリストの信者でしたが、復活していない体で、肉体のまま千年王国に入った人たちは結婚して子供を産みます。その子供たちは原罪の処理ができていないの、神に敵対する性質を持っています。神は、直ちに、また最終的に天から火を降らせ、この反乱を鎮められます。

 

次回は、千年王国です。

記事を見てくださりありがとうございます。聖書の中で唯一、祝福が約束されているヨハネの黙示録を投稿していきたいと思っています。今後とも長いお付き合いになるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

※記事に使用している聖句は、日本聖書協会発行の口語訳聖書。
新約1954年版、旧約1955年版は2005年に著作権保護期間が終了している。

聖書絵本を全国の書店に並べられることが夢です。沢山の人々にまことの神を知ってもらいたいとの思いで作成しました。神の働きにサポートしていただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。