あと一つ死ぬまでにしたいこと「歌うこと」
あと一つ死ぬまでにしたいこと 私の場合
映画『死ぬまでにしたい10のこと』を読んで、私も死ぬまでにしたい10のことを書きだしてみました。どうしても行きたいところが複数あったので、それは一つの項目に入れました。9番目、あと一つが思い浮かびませんでした。
今から書くことは私の個人的な分析ですが、これを読んだ方が同じように、ご自分の脳や思考の偏りや個性が、身体のこわばりを作っていないかどうか、身体と会話してみて欲しいです。
鍼灸師Iさんの指摘
先日、友人Iさんの鍼灸治療院に行きました。そこでは、私もこれまでうすうす気づきながら見ないふりをしてきた身体と心の課題を、やはり沢山指摘されました。
身体に触れられると緊張を逃す技を身に着けているけど緊張は移動しているだけで残っている。そうやって、誰でも受け入れる訓練をしてきている。
呼吸が浅い。喉が詰まっている。言いたいことが言えてない。
首を守るために肩や背中の詰まりと堅さが遺伝子や前世レベル。
そんな課題を解決するために、「身体の力を抜いて」「もっと言いたいことを言って」「時々深呼吸をして」「肩甲骨を動かして」「リラックスして」「時々ぼんやりして」なんていうアドバイスは、決して間違っていないけれど、そんな言葉で解決するなら私はこうなっていないでしょう。
治療を終えて、鍼灸師のIさんと美味しい小龍包とヴィーガンのジェラートを食べておしゃべりしながら、たどり着いたのが「歌」でした。
歌うこと
歌と言えばカラオケが手軽です。カラオケが好きな人は多い。歌番組を観ても、カラオケ上手な友人をみても、お風呂で歌う娘をみても、気持ちよさそうで羨ましいと思ってきました。
私はカラオケが苦手です。大好きな嵐の歌を聴きながらハミングすることがあっても、歌うことはほとんどありません。理由の一つは歌詞が耳から覚えられない。だから、何度か歌詞カードをみながら覚えないと口ずさめるようになれない。私の脳の偏り、個性だと思う。視覚優位で、リズムや言葉が耳から身体に入らないのです。
これは、会話もそうかもしれません。
言いたいことがうまく言えないのは、会話の大縄跳びの中に入るタイミングがつかめないことも理由の一つ。リズム感がないのです。耳から入ってくる友人の話を、どこか頭の中で自分で文字おこしをしてから理解しているので、おそらくだけれど、人より理解がワンテンポ遅れる。知能に問題があるわけではないので、ほんの少しのズレなのだけれど、そのズレは365日24時間、四六時中ズレているのだから、身体と心に影響がないわけがありません。
私が苦戦している書道や英語の習得も、これがネックになっているでしょう。自分の都合で筆を止めることができない書道の筆づかいや、音やリズムを耳から身体に取り込むことが大切な英語。他人のペースに委ねるとか合わせるとかに、緊張と不安が手放せないのです。
視覚優位で聴覚反応が弱いという私の特徴が、Iさんに指摘された「喉のつまり」「言いたいこと(トイレに行きたい)が言えてない」という身体への負担になっていたのだ。
歌を歌いたい?!
それを解決するのに、あえて、リズム感と音を視覚からインプットしてもいいから身体で覚える時間を作るという作戦です。
そうです。歌のレッスンです。
死ぬまでにしたいことの最後の一つは、「大きな声で気持ちよく楽しくリズムに乗って歌うこと」です。
52才にまでなって、歌なんて歌えるようにならなくても十分に生きていけます。なぜ、私は歌いたいのか。
それは、明かに、自分が持っている肉体の眠っている部分、隠したままでいる部分があると感じているからです。全部使い切ってから死にたい。
死ぬまでにしたいことに挙げた他の項目にも、似たようなことが挙げられます。死ぬと決まらないと手紙にのこせない、写真の整理や大切なものを分けることが出来ないのは、何かから逃げようとしている証拠だと、たぶん私は気づいているのです。Iさんが指摘してくれたように、日常の中では、うまく逃してうまくやり過ごしているけれど、明らかに毎日緊張を残しているのです。
歌うこと、声を出すこと、リズムに乗ることで、隠そうと固くして眠ったふりをしている身体をほぐします。
歌のレッスンを始めます。
写真のTシャツは、鹿児島のしょうぶ学園のコラボのTシャツです。
対話で自分を見つめるカウンセリング
鍼灸治療師のIさんは、サイキッククンダリーニヨガのエジプトリトリートで同室のご縁があった方です。クライアントさんの身体の声を聴くのに、とても長けています(ご紹介できます)。
私は、対話から自己の心と身体を見つめるカウンセリングをしています。