体重測定は拒否出来る?
今まで「痩せたいをやめる」や「ダイエットは危険」のような記事を出してきましたが、体重と健康の関連性は実際どんなものなのか?
私はアメリカで管理栄養士をしていましたが、近年肥満に対しての偏見が医療からも影響していることが問題になっています。医者の「痩せなさい」は実は根拠がない指示であって、偏見から基づくものが多く見られます。管理栄養士として、肥満度を測るBMIは必ず計算し、肥満患者は栄養指示を受けるようになっていることが一般的ですが、ここも考え直す必要があります。
今衝撃を感じた場合、先にこちらを読んでください ⇒ 「健康のために痩せる」をやめよう
SNSで最近話題になっているカード
体重を測定拒否
病院で体重測定を拒否したい場合に渡せるように作られたようです
「体重測定が必要ない場合は拒否します。必要な場合は理由を教えてください。」
なぜ体重を拒否するのか?
体重測定でナーバスになる場合。これは様々な理由がありますが、体重を受け入れる事が困難の方もいます。体重がコンプレックスに感じる方は体重を知る事で落ち込む事もありますし、医者に体重の話をされることを恐れている人もいます。摂食障害や肥満な患者、体重問わずコンプレックスを抱えている人は多くいます。
中には肥満への偏見(ウェイトスティグマ)の社会問題と向き合う方もいます。体重測定が必要ない場合は、個人的にコンプレックスを抱えていなくても拒否する人もいるようです。
体重測定を拒否する事は現実から逃げてる事ではなく、必要ない情報を避ける事です。
カードの裏は体重測定を拒否する理由が書かれていて、病院での対応をストレスなくスムーズに行うためでしょう:
多くの疾患・病状は体重を知る必要がありません
体重にフォーカスされるとストレスを感じてしまいます
通院の度に体重測定を行う事はウェイトスティグマ(肥満への偏見)を悪化します。ウェイトスティグマは健康にリスクを及ぼします。
私は体重関係なく、健康的な習慣を心掛けています
このカードはハッキリとしたNOを主張していますが、
アメリカだからとも言えますね。
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More-Loveは子供が摂食障害にならないための子育てブログです。
では、日本では体重測定出来るのか?
日本の病院で働く管理栄養士さん達に聞いたところ、体重測定を拒否する患者さんも中にはいるようです。勿論病状や病院の方針にもよるので、拒否できる場合や対応も異なると思います。
もし体重測定されることが不安であったり、他の理由で拒否したい場合は病院で相談してみる、断ってみることも考えてみてください。
もし経験があるという方はコメントください。
岡井 麻悠子
米国登録栄養士、インテュイティブ・イーティング講師
mayukookai.com