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Dreamers Summit NO3.杉田秀之さん

約12年前、大学のラグビー部に所属していた杉田さんは合宿中に頚椎と頸髄を損傷し、元のようにスポーツをすることや歩くことができなくなりました。本来ならその合宿の最終日に、部員全員で富士登山を行う予定だったのですが、もちろんそれも中止。

しかし、昨年の夏、12年越しの夢が叶って当時の部員100名での富士登山を成し遂げました。三浦豪太はじめ、弊社のスタッフも微力ながら富士登山のお手伝いをさせていただきました。

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怪我との葛藤から富士登山の様子はテレビ番組でも放映されました。1時間の番組でしたが、涙なしでは見ることができませんでした。私も日頃から体を動かすことが好きで、当たり前のように体を動かす毎日。そんな日々の中、もしも突然の事故で今までの生活を送ることができなくなったら・・・。番組の前半は、怪我をしてからリハビリまでの苦悩の日々の様子が再現され、言葉を失ってしまいました。

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番組の後半では仲間との12年越しの富士登山の様子でした。思い出すだけでも涙が出てきそうです。仲間がいてくれることの大事さ、そして仲間がいることでとても大きな力が生まれること、それは時には周囲の人にまで大きな勇気を与えること。たくさんのことに気づかされました。

そんな杉田さんには、今年の1月に開催した「Dreamers Summit」にて話をしていただきました。今までの苦悩と富士登山の様子、そして現在の様子について。変わらない素敵な笑顔と、とても前向きな姿に、参加者の皆様はとっても刺激を受けていました。もちろん私もその一人です。小さなことにくよくよしたり悩んだりしていた自分が恥ずかしくも感じました。

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今回、その番組が放送文化基金賞最優秀賞を受賞されたそうです。

杉田さんのコメント「(中略)一人では躊躇してしまう一歩を誰かの力を借りて踏み出すこと、誰かの踏み出す一歩を応援してあげること・・・」これは、私たちにとってとても大事なことだな、と改めて感じました。

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