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沢登り〜奥多摩坊主谷〜
奥多摩坊主谷に沢登りに行ってきました!少し前の天気予報だと晴れだったのに、徐々に悪い方向に変わり、当日は朝から雨。沢の予定決行の判断は難しいです。一般道での登山だったら行くかもしれない、外岩でのクライミングだったら中止にするかもしれない、そんな天気の状態の時、沢登りだとどうするか。
当日の雨の降り方だけではなく、前日までの雨の様子、沢の水の濁り方などの天気全般、エスケープしやすいのか、地面の状態はどうなのか、という沢自体の地形。あらゆる事柄を考慮してリスクを減らすことが求められます。
水の量や勢いによっては滝を登ることもあるし、滝を逸れて山道を歩くこともあります。「一人が通過できてもメンバーみんなが通過できないと意味はない」今回同行してくれたメンバーの一人がそう言っていましたが、本当にその通りだと思いました。そして自然の状態とメンバーの力量を考えることが、とても重要です。
さて、前日までの雨量を考えながら、水量が多いことも考慮し、坊主谷に行くことにしました。入渓ポイントの駐車スペースに車を止め、準備をして入渓。曇っていたことや、樹林帯の中だったこともあり、暗い雰囲気の入渓地点でした。
初見だったので、比較することができませんでしたが、「小滝」や「気持ちのよいゴルジュ(流れの両側が狭く岩壁の迫ったところ)歩き」とトポ(沢や岩の地図)に記載してある部分は、小滝には見えず、気持ちのよいゴルジュというよりワクワクする流れでした。
決して無理をすることなくロープを出したり、登山道に近いことをその都度地図で確認しながらエスケープポイントを確認したり、その都度メンバーが話し合いを行い決断する。そんな経験ができたことは、私にとってとても勉強になった1日でした。これからもたくさんの経験を積んでいきたいです!!
最後に、同じ日に、沢のぼり中ではなかったものの、沢で亡くなった方がいらっしゃいました。改めて水や自然の怖さを感じるとともに、自然の中で過ごすことに絶対に安全はないこと、その中で最良の安全策を考えることの必要性を感じました。ご冥福をお祈りいたします。
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