質問に価値観が宿る!コーチの存在価値を最大化するパワフルクエスチョン
私がコーチング・ファームで働いていた頃、雑談のなかでこんな質問が投げかけられました。
「あなたにとって理想のリーダーとは?」とか
「あなたはどんなリーダーになりたいですか?」とか
リーダーに関する質問ならいくらでも思いつく。
けれど、「リーダー見た?」は当時の私の引き出しにはなかったし、その質問に答えることすらできませんでした。
果たして、私はリーダーを見たんだろうか・・・
マネジャーの役職に就いている方とは頻繁に会っていたし、彼らは確かにリーダーシップを発揮していた。
・・・にも関わらず、はっきりYESと答えられないのは、なぜだろう。
自分のリーダーの定義に問題があるのか?
それとも、心の底ではマネージャーのリーダーシップに疑問を抱いているのか・・・
「リーダー見た?」という質問は、一瞬にして私の目線を高いところまで連れて行き、頭をフル回転させたのです。
本当にパワフルな質問!
この出会いを機に、私の質問のつくり方は明らかに変わっていったのです。
質問にはコーチの価値観が宿る
私はセッションで問いを伝える時、クライアントの「経験」がリソースとなるよう意識しています。
例えば「理想の上司は?」と聞けば、「世間でいう理想の上司像」があげられたり、どこかリアリティに欠けた答えが返ってきてしまうこともあります。
けれど、「今まで一緒に働いてきた上司の印象に残っている振る舞いは?」に変えてみると、素敵なエピソードがかえってくる。
それも、まるで昨日のことのようにイキイキとした表情で。
それを着火剤に話を広げていけば、その人のリアルな価値観に触れることができるんです!
そして、私がクライアントによく投げかけるのは、この質問。
なぜ、この質問をするのか。
それは、どんな経験にも必ず学びがあるから。
うまくいったことも、いかなかったことも振り返り、その学びをリソースとして活用できると、前進のスピードは格段に上がります!
「経験をリソースとして活用してほしい」
それが、私の願い。
その根幹には、Vivid factorsという社名に込めた、「その人らしさを鮮やかに磨くための力になりたい」という強い思いがあります。
質問には、コーチの価値観が宿ります。
あなたは、どんな願いを込めていますか?
質問力アップのためのTIPS
ここで、質問力を高める、とっておきのTIPSをご紹介します。
セッション中の深掘りポイント。
あなたはどうやって見つけていますか?
クライアントの話した内容から見つけている方、多いのでは?
もちろん大事なことだけど、それだけなら内省力の高い方はセルフコーチングで代用することもできてしまう。
コーチとしての存在価値をより高めるなら、クライアントが話していない内容にアンテナを張るべきです!
例えば、「3年後、5年後の将来、こうしていきたい!」っていう抽象的なビジョンは語れるのに、その実現のための具体的なアクションについて語れないクライアントは少なくありません。
そういう方には、アクションプランを具体化する質問を投げかけてみる。
そうすると、今見えていないことが見えてきます。
どちらかというと、私は逆で「具体」は得意だけど、「抽象」が苦手なタイプでした。
具体的なアクションプラン作りに集中しすぎるあまり、「あれ? そもそも、どうしたいんだっけ?」っていう根幹がすっぽり抜けてしまうことも。
思考の傾向を意識することで、今までと違うアプローチを見つけることができるのです。
思考の癖を理解して、ブラインドスポットを見える化!
それができると、クライアントが”コーチをつける価値”を感じる良い時間を創ることができるのではないでしょうか。
クライアントの思考拡大を促し、コーチの存在価値を最大化する質問力。
一緒に磨いていきませんか?
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質問力について考え続けてきた私が、クライアントに貢献するための質問のメソッドをDRONE QUESTION®︎としてまとめました。私は質問に悩むコーチ達の力になりたい!
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