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何でも1人で決めてきた! そんな経営者こそコーチングが効果的な理由

「コーチングがいいと言うけれど、そもそも何でなの・・・?」

「コーチングって、本当に必要なの?これまで何でも自分で決めてきたし、経営者ならひとりで考えられるんじゃないか」

経営者の方からこんな質問をいただくことがあります。

これ、半分正解で半分は改善の余地ありな考え方です。

「自分1人で考えられることを、わざわざコーチをつけてまで考える必要がない。1人で考える以上の価値があるのだろうか・・・。

これまで悩み苦しみながらも、たくさんのことを1人で考え、決めてきた経営者はそこから、コーチの力を上手に活用するイメージがわかないのも無理はありません。

コーチング関連の書籍は数え切れないくらい出版されています。

それらを読んでも、コーチングについて「わかるようでわからない」と、私自身も感じてしまうことがあります。

コーチの私がそのように感じるくらいなので、経営者がコーチングの価値に疑問を抱く理由もよくわかります。

なぜ、コーチングがいいのか。
結論をお話しする前に、一般的なコーチングについて説明します。

コーチングとは?

一般的なコーチングの価値として、よくあげられるのが次の3つ。

①自己認識の向上
自己認識の向上というのは、自分をよく知ること。
例えば、自分の強みや弱みに気づいて、それをうまく活用すること。
思考や行動のパターンに気づき、それを打破したり、成功の再現性を高めることを指しています。

②目標達成に向けたサポート
目標達成に向けたサポートというのは、シンプルでわかりやすいですよね。本当にしたいことは何なのか、言語化してそれに向かって行動計画を立てていく。

③パフォーマンス向上
自己認識が高ければ、目標達成をよりスムーズに進められる方法を考えることができます。
そうすると、パフォーマンスが上がりますよね。

これらが一般的によく言われるコーチングの価値であり期待される効果です。

ただ、「そんなこと自分で考えてやってきた!」と、感じる経営者の方も多いですよね。

そこに「コーチングどうなの?」って言われてしまう理由もあります。

しかし、コーチングの真の価値はもっと奥深いところにあります。

ひとりでは考えられない領域【ブラインドスポット】へのアクセス

エグゼクティブコーチ 中井茉由子が提供する、コーチングの真の価値は「ひとりでは考えられない領域にアクセスできる」ことです。

経営者の多くは、1人で考えられる領域は考え尽くしている。

でも、どんなに自分自身とビジネスについて考え尽くした人にもブラインドスポットと呼ばれる「自分だけでは見えない領域」があります。

ブラインドスポットとは?

ブラインドスポットとは、自分では認識できていない思考、感情、行動などをさします。

例えば、後頭部って自分じゃ絶対見れないですよね。
自分の後頭部のヘアセットが決まっているか見るとしたら、合わせ鏡をするとか、他の人に見てもらわないとわからない。

ビジネスシーンでのブラインドスポットの例をあげると

  • 部下が自分の指示を理解していないと感じている。しかし、部下は理解していないのではなく、リーダーの目指すところと現状とのギャップに疲れて行動を起こせない状態になっていた

  • チーム全体のパフォーマンスをあげるためにメンバーを励ましていた。しかし、そもそも励ますのではなく、別の施策が必要な状態になっていた

  • ヒアリングを通して顧客のニーズを把握しているつもりになっていた。しかし、ヒアリング項目の外に大きなニーズが隠されており、把握しているニーズとは大きなズレがあった

などがあげられます。

経営者は自己理解も深い、そして自社のビジネスに関して四六時中考えている。

と、いうことはブラインドスポット以外の「見えている領域」はかなりクリアです。

見えている領域が明るければ明るいほど、ブラインドスポットとのギャップは大きくなります。つまり、ブラインドスポットに気づき、全体がクリアに見えた時の影響はめちゃめちゃ大きいんです!

ひとりで考え、視点が凝り固まっている状態

ブラインドスポットに気づいた瞬間、経営上の選択肢が広がり、可能性が広がります!

コーチングセッションを通してブラインドスポットに気づき、全体の視野が広がった!

そして「見えてしまえば」そこからは、自分自身の力で深堀することができますよね。

自分自身で最良の決断をする、そのために考える。

この経営者にとって最も重要な仕事のクオリティをあげるのが、エグゼクティブコーチングの時間です。

だからこそ、エグゼクティブコーチングの1番の価値はブラインドスポットに気づくこと。

つまりは「ひとりでは考えられない領域にアクセスできる」ことなのです。

ブラインドスポット、どう気づく?

ここまで読んで「自分1人でブラインドスポットに気づくことはできないのだろうか・・・」と思われた方もいらっしゃると思います。

ここまで読んで、「なんでも一人で完結させたい!」という思考グセのある経営者は「自分1人でブラインドスポットに気づくことはできないのだろうか・・・」と思われたかもしれません。

それは、ほとんど不可能なことです。後頭部を一人でみようとどれだけ頑張っても、無理なのと同じです。

なので、「なんでも一人で完結させたい!」という思いを手放してもらえたら嬉しい。なぜなら、私はあなたに回り道をして欲しくないから。

自分とは違う視点で見る専門家の力を取り入れることで早く、スムーズにこの領域にアクセスすることができます。

自分とは違う視点で見る専門家の力を取り入れることで早く、スムーズにブラインドスポットにアクセスし、経営者しかできない仕事のクオリティをあげてていきましょう。

次回のnoteでは、ビジネスシーンにおけるブラインドスポットの具体例と、それに気づいた後の変化などをお伝えします。

どうぞお楽しみに!


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