「コーチっぽくないよね」と言われて考えた、私が本当に大切にしていること
ある日、クライアントであり友人の経営者とこんな話をしていました。
確かにこんな言葉をかけていただくことは多い!
たわいもない会話の中で友人から放たれたこの言葉こそ、私の考えやコーチングに対しての姿勢を凝縮しているのではないだろうか。
そんな気がして、思考が巡り始めました。
私はこれまで1万人以上の経営者・リーダーと話をしてきました。
みなさん「経営」や「マネジメント」の課題で悩んでいます。
これらの悩みはカテゴリーで言えば「経営課題」という一つのジャンル。
でも、一人として同じ人はおらず、同じ状況も存在しませんでした。
だからテンプレ化されたコーチング手法では根本的な解決は望めるはずがないと、私は思っているのです。
売れないコーチだった私が考えたこと
こんな思いを最初に抱いたのは、コーチングファームを辞め「売れないコーチ」ど真ん中だった頃。
当時は、「どうしたら目の前のお客さんが継続してセッションを受けてくれるのか?」ということばかり必死に考えていました。
お金を稼ぐ必要があったということを正直にカミングアウトします。
生活がかかっていなかったら、これほど必死で考えることはなかったと思います。
しかし、この体験を通してわかったのはコーチにも「顧客視点」が必要だということ。
ここまで考えて「じゃあ、友人の言う『中井茉由子と180度違うコーチ』ってどんな感じだろう?」と思い、生成AIに「一般的なコーチのイメージは?」と聞いてみました。
これらの項目こそ、私が選ばれないコーチだったころに、「これじゃ本当の意味でクライアントの役になんて立てない!」と憤りを感じ「私はクライアントのためにこうはしない」と決めた項目でした。
本当の意味でクライアントの役に立ちたい
「稼ぐ必要性」という初動は、たしかに褒められたものではないかもしれません。
だけど「本当の意味でクライアントの役に立ちたい」という想いが、私がコーチになった時から今この瞬間も、心のど真ん中にあることは紛れも無い真実!
だから1on1のコーチングセッションだけでなく、クライアントの会社の会議に出席することもあれば、実際に私が手を動かすこともある。
時には他のコーチが絶対言わないようなネガティブフィードバックをクライアントに伝えることもある。(”時には”というか結構伝えてる。笑)
クライアントと食事やお酒を共にし、しょうもない話で盛り上がることだってある。
一般的なコーチがしないこと。
これらはコーチング業界では「ルール違反」と呼ばれることもあります。
でも、業界の慣習なんて私にとって、どうでもいいこと!
「本当の意味でクライアントの役に立てるかどうか」
私が興味あるのはこれだけなのです。
まとめ
コーチングファームを辞め「売れないコーチ」だった頃に決めた「本当の意味でクライアントの役に立つ」という鉄の掟!
この掟を守り続けてきたからこそ、少しずつクライアントが増えていき、クライアントのみなさんに長くセッションを続けていただいていると思っています。
抽象的な質問を繰り返し、絵空事ばかりを語らせるコーチングセッションに私は興味がない。経営者にそんな質問を繰り返しても、なんの意味も感じてもらえないと思っています。だから私は「リアル」を扱い続ける!
私自身が経営者となった今、ビジネスパーソンがコーチに、というよりもプロフェッショナルに相談する時に、何を求めているのかを肌で感じています。
ビジネスの現場をよく知る専門家が、
実践的なアプローチで自社の状況やニーズに合わせてくれること!
ビジネスパーソンが求めているのはこれに尽きます。
だから私は、これからもテンプレ化されたコーチング手法からはみ出して、実務者として根本的な解決のための時間を提供していく。
たとえ、コーチング業界の誰かに怒られたとしてもね。笑
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