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個人商店から協働するチームへ!ハイパフォーマーが見つけた原体験

こんにちは、エグゼクティブコーチの中井茉由子です。

これまで福祉関係から、外資系IT企業まで幅広い業界のリーダー達とセッションを通して深い対話をしてきました。

その中で話題に上がることが多いのは、人材育成やチームビルディングのこと。

「メンバーに成長してほしい!」

そう願わないマネジャーはいませんよね。

「どんなチームを作りたいですか?」

という問いに答えられない・・・そんなマネジャーも多くはありません。

✔︎ 属人化してしまっているノウハウを共有し、チーム力を上げたい
✔︎ 目標達成のための行動量を増やし、達成する喜びを共に味わいたい
✔︎ メンバーの自主性を発揮してもらいたい
✔︎ 年齢の差を超えて、フラットに何でも話し合えるチームにしたい

自分のチームにどんなビジョンを描いているのか、みなさん本当に生き生きとお話しされます。

理想のチーム像についてお話を伺った後に、私が必ず聞くことがあります。

「そんなチームを率いる〇〇さんはどんな姿ですか?」

「・・・・」

メンバーの方向に向いていたカメラのアングルを反転させるように、”自分自身”に向かう問いを伝えると途端に答えられなくなってしまうマネジャーは少なくありません。

「メンバーを支えたい!」
「チームの力を伸ばしたい!」

もちろん、その気持ちに曇りはありません。

でも、そう強く願うあまり、チームやメンバーにフォーカスが当たりすぎてしまい、自分自身が何をしたいのか、マネジャーとしてどうありたいかが抜け落ちてしまうことがよくあります。

まずはどんなチームを作りたいのか、フルハイビジョンで描く!

マネジャーとしてチームを率いるためにはビジョンを描くことが欠かせません。

1年以上にわたって、私のセッションを続けてくださっているSさんはプロモーションとともに『協働するチームを創りたい』という目標を掲げていらっしゃいました。

Sさんの率いるチームはハイパフォーマーのベテラン揃い。

なんでも任せて進められるけれど、個人商店のようになってしまっており、チームとしての力が発揮できていないことを課題に感じていらっしゃいました。

そんなチームを率いるSさんもまたハイパフォーマー。
『協働』のイメージをSさん自身が描ききれていないようでした。

「Sさん、これまでで一番『協働していた』と感じたのはいつですか?」

と、いう質問を伝えると、か細い声でSさんはこうお話されました。


「・・・実は、なかったのかもしれない」

「よく考えてみると、心の底から『協働している』と感じたことはないのかもしれません。でも、ベテランとかハイパフォーマーとか言われて、相談できずに苦しくなることはありました。大きく間違ってはいないのだけど、これまでと同じことをやり続けているような閉塞感。ベテランでもハイパフォーマーでも相談できて、より良いものを作ることができること。そんなチームを創りたかったのかもしれないな・・・」

協働するチームを創りたいという気持ちの原体験に触れた瞬間でした。

創りたいチームの姿を叶えていくためには、『○○なチーム』の定義づけから始まり、どんな時に誰と誰がどんな話をしていたら、○○だと言えるのか、今まで一番○○したと思える時はいつなのか、モノクロ写真ではなく、動画として動き出すくらいにチーム像を描いていきます。

そして、その姿を実現していくために、マネジャーである自分自身がどうあるべきか、どう振る舞うべきかを考えていくことが大切なのです。

これを、たったひとりで考えるのはなかなか難しい。

ビジョンを描き、それを現実に変えていくにはプロの力を借りることで、達成のスピードをあげることができます。

チームメンバーと共に、ビジョンを実現させたい!
そのためにマネジャーとしてリーダーシップを発揮したい!と思う方はぜひ、ご相談ください。

\ 最後まで読んでいただき、ありがとうございます!/


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