売れないコーチは決して言わない! 自分のサービスに対する◯◯
突然ですが、あなたは自分のサービスに対して、“悪口”を言うことはありますか?
先日、MMPグループトレーニングの進行を終えてすぐ、テーマが切り替わる際の流れが良くない!と感じ、次期に向けて修正ポイントを書き出しました。
ちなみに、この時の満足度評価は受講生全員が満点をつける5.0点。
不満が出たから振り返っているわけではありません。
それでも、私は自分の1on1セッションやトレーニング、セミナー、講演に対する“悪口”を言い続けています。
「え! 中井さんって、実はネクラなの?!」と、びっくりした方もいるのではないでしょうか。基本、カラッとしているはずなんですが🤣
もちろん、どのサービスにおいても最高のパフォーマンスを発揮できるよう、コンディションを整えて臨んでいます。
けれど、「最高だった!」「良い仕事した!」と称賛することはありません。
それどころか、「ここグズグズしちゃった」「あれ言わくてもよかった」とダメ出しばかり。それも、重箱の隅をつつくように細かく、かなり執拗に!
なぜだと思いますか?
私が自分のサービスの“悪口”を言う理由
私が自分のサービスを悪く言う理由は、クライアントにより良いサービスを届けたいから。いわば、“悪口”は品質向上の鍵となるものなんです。
だって、自分のサービスの悪いところがわかっていれば、次までに改善に向けて工夫できるじゃないですか。
それは、プロフェッショナルにとって、新しいことを学ぶ以上に必要なもの。
とはいえ、私もずっとできていたわけではありません。売れないコーチ時代の私は、自分の至らない点に気づいても、それを悪くは言えませんでした。
そう都合よく解釈しては、大事なところから目を逸らしていたのです。
なぜって?
傷つきたくなかったから、です。
今なら、はっきり言えます。
「より良くするには、自分自身の中に課題を見つけるしかない!」
実際、これまで何度も経験してきました。
その一つが、地方講演でのこと。
地方で講演を始めた頃、首都圏との違いに戸惑いました。受講者の方々から声が上がることが少なく、とても静かだったから。発言を促すたびに沈黙が走り、場の空気を作るのに苦労しました。
けれど、そんなイマイチな講演を振り返ることで、次にどんな工夫ができるか考えられたんです。
いずれも、自分の至らなさに向き合ったからこそ、生み出せたアイデアです。
もう一つは、1on1セッションでのこと。
クライアントがテーマから脱線し、お喋りモードになってイライラ……。
でも、そのイライラを後から自分で振り返ることで、様々な発見がありました。
そう気づけたことで、コーチとしてできることをより深く考えられるようになったんです。
“悪口”はネガティブなものではない
私の言う“悪口”は、自分のできないことを責めるものではなく、より良くするための内省です。
この2つを履き違えないように、気をつけてください。
自分を完璧だと思ってしまったら、そこから先の成長はないし、クライアントに対しても失礼ですよね。
無力感を少なからず抱きながら、謙虚な姿勢で、より良いサービスを提供するためのアイデアを考え続ける。それは、決してネガティブなことではないのです。
自分と向き合うのは、最初は怖いかもしれません。でも、勇気を出して、一歩踏み出してみてください。
大丈夫!
売れない時期をたっぷり経験した私も、マインドを切り替えたことで、たくさんの素敵なクライアントと出会うことができました。そして、サービスを通して幸せな人を増やし、結果として自分の収益も増えていったんです。
こうした本当の意味での“豊かさ”を、より多くのコーチたちに感じてほしい。私はそう願っています。
\最後まで読んでいただき、ありがとうございます!/
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