コーチとしてのあり方を変えた3つの転機
あなたはコーチとして、クライアントにどんなメッセージを届けていますか?
私はコーチとしてもうすぐ9年目を迎えますが、変わらずひとつのメッセージを伝え続けています。
「すべてはクライアントのために、成果にこだわって私ができる関わりを全力で考え続けます」
このメッセージは、私がコーチになってから様々な葛藤を経て、少しずつかたちづくってきたもの。その過程には、3つの転機がありました___。
転機1:私に求められているものとは?セッションの口コミ比較
3、4年前、コーチとしての差別化に課題を感じていた私は、ネット上に公開されたコーチの口コミをひたすら比較。
そして、自分と他のコーチとの違いを知り、愕然としました。
・・・あれ? 私の口コミって「アドバイス」とか「教えてくれた」とか、コーチとしてのタブーだらけ。
もしかして、私コーチングしていない? (心の声)
けれど、気づいたのです。クライアントが喜んでくださっているのであれば、それが価値。プロならば、求められているものを提供し続けよう、と。
こうして、他のコーチたちとの違いを自分の特色として語れるようになった私。以来、クライアント数も契約継続回数も大幅に増えていきました。
転機2:コーチの枠を飛び越えて伝えた一言
クライアントAさんは、私と年齢も出身地も近く、経歴も似ている方。共感力の低い私にとって、心がシンクロする数少ない相手でした。
そんなAさんが、キャリアとライフの岐路に立つような深い悩みを打ち明けてくださったことがあります。その際、堪えきれず私の口をついて出てきた言葉がこちらです。
もう「コーチとしてではなく」と自分で言っていますからね。
それまで守り続けたコーチングのお約束を破ってでもどうしても伝えたい一言でした。
この一言がAさんと心を通わせるきっかけとなったのは間違いありません。それは、コーチとしての役割に徹する以上に価値のあることだと思いませんか?
転機3:お金を受け取ることへの責任を感じた
コーチがクライアントからお金を受け取ることは、双方のコミットメントを引き出し、双方が豊かになることにつながります。
それを教えてくれたのは、クライアントRさんの言葉でした。
私のセッションに大切なお金と時間を投資し、それを至福と感じてくださるなんて……。その期待には、絶対に応えたい!
さらに、私のメンタープログラムMMPに申し込んでくださったTさんの言葉が、責任感に火をつけてくれました。
MMPは半年間にわたり私と密に関わるプロコーチ向けプログラム。決して安い金額ではありません。勇気を出して申し込み、それを「よかった」と言ってくださるTさんに最高の体験を提供したい!
このように、いつも大切なことを教えてくださるクライアントの方々に感謝を伝えるためにも、私は成長し続けるのです。
あなたの「転機」となる1日を
さて、あなたは冒頭の質問に答えられましたか?
「コーチはすでにたくさんいるし、無理です」
「私なんて選ばれないし、稼げません」
そんなふうに悩むばかりで、大切なメッセージをクライアントに届けられずにいるのは、あなたがまだ「転機」を迎えていないからかもしれません。
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