コーチを続けるのは何のため? 売上よりも大切なもの
シンプルすぎるこの問いに向き合ったことはありますか?
コーチはオンラインでも活動できる、参入障壁の低いビジネスの一つと言われています。
とはいえ、継続するのは簡単なことではありません。
新しいコーチがどんどん生まれては消えていくなかで生き残るには、初心に立ち返ることも大事!
今回は、私がなぜコーチになったのか、何のためにコーチを続けているのか、その想いを語ります。
コーチになったのは、「失敗」から
私がコーチになったのは、転職に失敗したことがきっかけ!
20代の頃、韓国の予備校と日本の専門学校で教員としてのキャリアを積み、異業種にチャレンジしてみたいという気持ちからコンサルティング会社に転職。ビッグデータをもとにコンサルティングを行うデータコンサルタントの仕事に就きました。
けれど、社風やビジネスモデルが自分に合わず、なんと入社3ヶ月目で退職を決意……。
当時「転職を繰り返したら、履歴書に一生消えない大きな傷が残る!」とオーバーに捉えていた私は、次こそ失敗しないように、と自分が本当にやりたいことを熟考しました。
そして、「私が向き合いたいのは、データのように血の通わないものではない。成長する人、頑張っている人たちの力になりたいんだ!」と気づいたのです。
研修会社や人材育成に関わるビジネスをする会社について調べる中で強く惹かれたのがコーチングでした。
キャリアコンサルタントの方からの紹介でコーチングファームに入社し、コーチとしての道を歩み始め、気づけば8年目になります。
ちなみに、私がなぜ「教員」や「コーチ」を選んだのか、わかりますか?
今となっては笑い話ですが、人の記憶に名前を残したかったのです。今考えてみると、薄っぺらすぎる!!完全に目的を履き違えていたと思います。
(コーチとしての役目を果たすなかで、副産物として実現できたら光栄だなぁ……とも思います)
クライアントに恩返しがしたい
以来、コーチを続けている私ですが、もともとコミュニケーションの資質に優れた「ネイティブコーチ」だったわけではありません。
人の話を聞くよりも、自分が喋りたいタイプ。
「気づいたら、聞き手に回っちゃうんだよね〜!」ということを人生で一度も経験したことがありません(笑)。
コーチングを学び、スキルを身につけ、ようやく人の話が聞けるようになったのです。
非ネイティブの私に多くのことを教え、コーチらしく育てあげてくれたのは、誰だと思いますか?
クライアントです。
そんな喜びの声をいただくたび、自問自答を繰り返しています。
「クライアントの純粋な気持ちに、私は応えられているだろうか?」と。付け焼き刃のメソッドやテクニックだけでは、クライアントを幸せにできない。そう気づかせ、私をコーチにしてくれたのはこれまで積み重ねてきたクライアントとの関わりなのです。
クライアントにもっと貢献したい!
クライアントにもっと恩返ししたい!
そんな想いから、今もコーチを続けています。
すべてはクライアントのために。
そうでなければ、私はただの性格のきつい、お喋りな人だったでしょう……。
ニーズを把握することが第一歩
あなたは今、何のためにコーチを続けていますか?
その想いに立ち返ると、目の前にあるSNSや集客、売上、ブランディングといったすべてがちっぽけに見えてくるはず。
もちろん、それらも大事だけれど、クライアントに喜んでもらうことには及ばないですよね。
では、どうすればクライアントに喜ばれるコーチでいられるのか。
目の前のクライアントのニーズを把握すること。
これ、できていないコーチが多い!
コーチっぽく振る舞うことに気を取られすぎてはいませんか?
そして世の中に氾濫するビジネス用語に踊らされていませんか?
私はそんなことより、クライアントの期待に、中井茉由子のリソースをすべて使って応えたい。
コーチとクライアントは協働関係。同じ目的のために協力しあう関係です。
クライアントに、「コーチとしてどう関わって欲しいですか? リクエストはありませんか?」と聞いてみてください。
あなたとクライアントがより良いセッションを作るための答えを持っているのは、ベテランコーチでも起業塾の主宰でもなく、目の前のクライアント自身。
クライアントのニーズに耳を傾け、それに応えることがよりよいセッションを作る第一歩になると思いますよ!
\最後まで読んでいただき、ありがとうございます!/
▼クライアントのために本気でコーチングの品質向上に取り組みたいという方はぜひMMPのプレスクールにご参加ください☺️
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