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あなたのセッションの質が変わる!フィードバックの力

「フィードバック、活用できていますか?」

この質問に自信をもって頷けるコーチは、私の知る限り1割・・・を切るのではないでしょうか。
9割のコーチは、フィードバックを「怖いもの」「ダメ出し」などと誤解し、活かしきれていません。

私はコーチングにおいて、フィードバックを最も大切にしている一人。
セッション中も、シャワーのようにフィードバックをお伝えしています。それは、フィードバックがクライアントの目標達成のための軌道修正に欠かせない情報であることを体感しているから。

「スイカ割り」を思い浮かべてみてください。

目隠しした挑戦者に、「もっと右!」「まっすぐ進んで!」とスイカを割るために必要な情報を与えますよね。
もしも、こうした情報がなかったら、スイカ割るのに相当時間がかかるはず(笑)。

・・・想像するだけでしんどい!

コーチングにおけるフィードバックも同じです。
目標達成のために必要な情報を伝えているのであって、それは否定や批判、ダメ出しではありません。そのまま進むのか、軌道修正をするのかを決める情報はひとつでも多い方がいい。

なのに。


フィードバックを活用していないコーチは、クライアントに提供できるはずの価値を自ら奪っている!
本当は「自分の持てるリソースのすべてをもって、クライアントに貢献したい!」と思っていたのではないでしょうか。

では、なぜ9割のコーチがフィードバックを伝えられずにいるのか……。
今回は、多くのコーチがフィードバックを活用できていない理由についてお話しします。


理由1:圧倒的な経験不足

フィードバックを活用できない理由の一つは、自身が良質なフィードバックをあまり受けてきていないから。

そもそも、良質なフィードバックを提供できるコーチが1割くらいしかいないんです。そりゃあ、なかなか機会に恵まれないですよね。

とはいえ、体験はとても大切!

私がその重要性をあらためて感じたのは、プロコーチ育成プログラムMMP(MAYUKO MENTOR PROGRAM for COACH)の受講生の成長を目の当たりにしたから。

MMPでは、トレーニングごとにアンケートをとり、受講生たちの声を品質向上に活かしています。つまり、それ自体が私にとって良質なフィードバック。

なぜ、受講生たちが私に良質なフィードバックが提供できるのか?
それは、私自身がこれまで受講生たちに惜しみなくフィードバックを与え続けてきたから。

「フィードバックは怖いもの」
「フィードバックって苦手」

かつては、そう思っていた彼ら。
けれど、フィードバックのシャワーを浴びることで殻を破り、自分らしく成長しています。


理由2:勘違いして自己否定

もう一つは、モノやコトに対するネガティブフィードバックを受け取った際、自分が否定されたと勘違いしてしまうこと。

わかりやすい例として、私の話をしますね。

先日、可愛いファーのついたピンクのウールコートを処分したんです。
友人から、「まゆちゃんっぽくないね」と言われたことがきっかけでした。

この言葉、あなたならどう受け取りますか?

この友人は、いつも私のセンスをほめてくれるし、私がお洋服を好きなことを知ってくれてもいる。決して、私のセンスを否定したわけではないんです。処分したコートは「ピンク」と言ってもこのnoteのアイキャッチにも使っているようなビビットなピンクではなく、パステルカラーよりの柔らかい印象のもの。「確かに今の私のイメージとは違うな」と納得をしたのです。

「コートは可愛いけれど、私にマッチしていない」ということを、「私のセンスが否定された」と受け取ってしまっては、そのフィードバックは活かされないですよね。

コーチングにおけるフィードバックも同じことなのです。


フィードバックの効果を体感しよう

フィードバックを活用できれば、あなた自身が成長できるし、クライアントの成果も桁違いに変わる。

今からでも、フィードバックを活かせる1割のコーチになりたくありませんか?
であれば、ぜひやってみてほしいことがあります。

これまで周りから言われて、あなたを前進させた言葉は何ですか?
思いつくものを書き出してみてください。

フィードバックを伝え合う瞬間は、セッションの中だけではありません。
「実はあれがフィードバックだったのかも」と思い出し、後から効果を実感できることもあるんです。

その気づきこそが、フィードバック力を高める一歩になるはずです!

\最後まで読んでいただき、ありがとうございます!/


▼クライアントのために本気でコーチングの品質向上に取り組みたいという方はぜひプレスクールにご参加ください。


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