これで部下の目標達成ができる!コーチが教える正しいアクションプラン
先日、とある会社の社長からこんなオファーをいただきました。
実は多くの経営者が部下の「目標達成」について悩んでいます。
本記事では、効果的な目標達成のキーポイントをお伝えします。
アクションプランが目標達成を決める!
目標を達成するには、その目標に到達すると考えられる「行動」が必要になりますよね。
その行動、つまり正しいアクションプランを考えないと、目標達成は絵に描いた餅!
絶対N.G!部下にさせてはいけないアクションプランの立て方
N.Gケース1:その行動、本当に続けられる?
継続が難しいアクションプランを立ててしまうのはN.Gです。
例えば、
と部下が言ってきたとします。
それをあなたは信じられますか?
私なら「本当にできるの?」と思ってしまいます。
なぜなら、これが続けられる人ならすでに大きな成果を残しているはずだから。
いきなり能力を150%、200%伸ばすのはハッキリ言って無謀です。継続できず、つまずくのがオチです。
では、どうしたらいいのか?
まずは小さな一歩を踏み出して+1%、+2%・・・と、少しずつ成果がでるようにしていけばいいのです。
経営者として、部下の目標に関わるときは、相手のパフォーマンスや行動パターン、取り組み方を客観的に見ること。
そのうえで、本当に必要な目標なのか、絶対に続けられるものなのかを話し合わなければいけません。
経営者(リーダー)と部下の間でしっかり話し合って決めたアクションプランなら、現実化される可能性はグンと伸びます。
N.Gケース2:何がやりたいのか見えてこない
もう一つのNGパターンは、抽象度の高いアクションプランを立ててしまうこと。
例えば、
これでは、いつ誰とどんなやり取りを意識するのか見えてきません。
実は目標が抽象的すぎるのは、自分ごとになっていない証拠なのです。
「自分ごと」として捉えられていないものに向き合うことなんてできません。
次の面談で、「結局できませんでした」という報告を受けることが目に見えています。
アクションプランを立てるときのポイントは「これならできる」と、行動をこれでもかというくらいに小さくすること。
そして、ここが最も重要です!
それは、脳内で動画として再生できるくらい行動をリアルにすること!
例えば、
あるいは、
どうですか?このように具体的であれば、動画を見たかのように、やるべきことがわかりますよね。
私は、この方法を「ベイビーステップに落とし込んで、一歩めを踏み出しやすくする」と表現しています。
ベイビーステップとは狭い歩幅で一歩ずつ前進すること!
とにかく、絶対に行動可能なレベルまでアクションプランを分解するのがコツです。
部下のアクションプランをグリップするのは上司の役目
私の大好きな表現に「アクションプランをグリップする」というものがあります。
リーダーと部下が互いに「これだけは絶対に取り組もう」と合意を得ることを意味する言葉です。
人は誰かと約束をすることで、前に進む力を得ます。
なのですが、誰かとの約束よりも大切なのは「自分と約束をすること」であり、「自分との約束を守ること」です。
自分との約束を言語化し、人に伝えることでそれが現実化するスピードは格段にあがります。
私は、コーチングセッションの終了間際に「今日中に何か一つ取り組むとしたら、何をしますか?」とか、「週明けからスタートを切るなら、何から始めますか?」とクライアントに質問します。
自分との約束を私に宣言してもらうことで、クライアントの行動がより促進されるのです。
すぐにできる最初の一歩をいかに小さく刻めるかが、その先のアクションにつながり、ひいては目標達成の鍵となります!
✔︎ すぐに取り組みたくなる
✔︎ すぐにできる
このようにハードルを下げた一歩目が正しいアクションプランです。
まとめ
あなたは部下の目標達成に向けてのアクションプランをグリップできていますか?
そして、あなた自身のアクションプランを描けていますか?
ぜひ、定まっている人は実現に向けて踏み出しましょう!
もし、「実は自分自身のアクションプランを描ききれていない」といったお悩みを感じているなら、安心してください。
その課題、経営者あるあるです。「やらなきゃいけない、とは思いつつも目の前の顧客に集中していて、組織のことができていない」というようなことは、誰にでも起こっています。
とはいえ、会社を成長させるためには、やらなくてはいけないことを放ったらかしにしていいわけでもありません。
そのような中小企業経営者にこそ、FOR EXECUTIVESをおすすめします。
多くのクライアントは「自分との約束」を「コーチとの約束」に広げ、考えを整理する時間を定期的に作っています。
その時間から、ビジョンや新しい効率的な仕組みが誕生しているのです!
ぜひ、「仕事について考える自分だけの時間」が忙しくて、確保しにくい」という経営者の方は、ご相談ください。