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クライアントに寄り添うために断捨離すべきこと2選!

「質問のレパートリーが少ないんです」

そう悩むコーチは多いですよね。

私のところには、いつもクライアントに同じようなことを聞いてしまう、セッションがマンネリ化してしまう・・・といったご相談が数多く寄せられます。

あなたはいかがですか?

質問のレパートリーに悩んでいるコーチたちには、共通点があります。


セッション中、次の質問を考えてドキドキソワソワしている

クライアントの話を集中して聴けていない!

……これでは、本末転倒ですよね。

あなたが感じている質問へのプレッシャーから解放されて、クライアントに全力で向き合ってほしい!

そんな願いを込めて、あなたに今すぐ捨ててほしい2つのものをお伝えします。


捨てるもの1:「質問のレパートリー」という考え方

そもそも、あなたは質問にレパートリーが必要だと思いますか?
はっきり言って「いらない」です。

ここまで読んでどきっとした方も多いはず。
そんな方こそ、誤解をせずに最後まで読んでください。

実際のセッションで質問するのは、そのとき、そのクライアントに必要なこと。であれば、そのすべてを頭の中にストックするのは難しい。にもかかわらず、レパートリーとして持とうとすれば、質問は「定型文」になってしまいます。

大切なのは、レパートリーではないのです。

そう教えてくれた人物の一人が、経験豊富な先輩コーチAさん。
クライアントから選ばれ続けている人気コーチです。

私がAさんのコーチングを受けたとき、聞かれたのは「5W1H」くらい。
でもそのシンプルな質問が私の心にストレートに届きました。

「中井ちゃん、なんでそう思ったの?」
「なぜ? もうちょっと聞かせて」

こうしたシンプルな質問が、なぜ相手に刺さるのか、わかりますか?

本当に必要なタイミングで、思いを乗せて聞いてくれるから、なんですよね。

同様のことを、他の場面でも感じたことがあります。それは、私がプロコーチ育成のためにコーチたちのコーチングを受け、フィードバックを伝えていたときのこと。

経験の浅いコーチBさんと、ある程度経験を積んだコーチCさんの質問が、とても似ていたんです。けれど、私の受けた印象はまったく違うものでした。

同じような質問でも、Bさんはコーチングフロー通りに、Cさんは本当に必要なタイミングで聞いてくれる。どちらが私に刺さったか、一目瞭然ですよね。


捨てるもの2:「コーチっぽい質問」への信仰

「エッジの効いた質問」や「脳みそに汗をかくような質問」など、いわゆる「コーチっぽい質問」をしようと、頭をこねくり回しているコーチは少なくないと思います。

けれど、こうした信仰も、私から見れば不要なもの。

実際、「コーチっぽい質問」をクライアントから求められたことなんてありますか? もし、そうでないなら、自分のためにやっているだけ!

実は、私は過去に一度だけ「脳みそに汗をかく質問をしてほしい」とリクエストされたことがあります。けれど、よくよく話を聞いてみると、それは私たちの考えるような質問とは違ったんです。

「自分一人では考えられないことを、コーチと一緒に考えたい」

それが、真のニーズでした。

コーチが考えるべきことは、質問だけでなくフィードバックや提案、要望、承認……あらゆる選択肢を組み合わせて、いかにクライアントの真のニーズに応えるか、ということですよね。

今回お話しした2つ、

・「質問のレパートリー」という考え方

・「コーチっぽい質問」への信仰


これらを捨てることで、今まで以上にクライアントに寄り添い、本当に必要な対応ができるようになるのではないでしょうか。


\最後まで読んでいただき、ありがとうございます!/

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