【コーチングとは何か】ビジネスコーチングを受け始めて1ヶ月経ちました
ちょうど1ヶ月前の2024年11月11日にビジネスコーチングを受け始めました。
私が受けているのは、「コーチのためのビジネスコーチング」で、ニューヨークにいるアメリカ人のコーチ陣からの6ヶ月のオンラインコーチングです。さらに、グループコーチングなので、様々な種類のコーチをされている方がたくさん集まっておられ、とても勉強になっています。
コーチングを受けたおかげで、何をすればいいかわからない「ゼロ」の状態から、たった3週間で、周りの方々にコーチングを始めたと伝えられるほど準備が整っている状態になりました。（どうしようかなと考えているだけで）周りから見たらただ静止していたボール（私）が、コーチングという外力を加えられてゆっくりと初速度をつけて動き出し、そして、動き出し始めた途端、ものすごい外力をずっと加え続けられているので加速度が増していきました。もはや、1ヶ月前にヨッコラセと動き出したあの頃の自分は遠い彼方です。
私が周りの方々に「コーチングを始めました」とお伝えすると、
「コーチングが何なのかよくわからない、知らない、イメージがつかない」
とおっしゃってくださる方が何人もいらっしゃいました。
そもそも、私もコーチングを受けるまで、「コーチングとは何か」をよくわかっていなかったので、1ヶ月コーチのためのコーチングを受けた結果、私なりの「コーチングとは何か」を書いておこうと思います。
4つのコーチングカテゴリー
コーチングには、大きく分けて、4つのカテゴリーがあります。
HEALTH（心身の健康）, WEALTH（富、お金）, RELATIONSHIPS（人間関係）, PERSONAL DEVELOPMENT（自己啓発、自己の成長・発展）の4つです。
HEALTH （心身の健康）
このカテゴリーに含まれるのは、例えば、Health Coaches（ヘルスコーチ）、Yoga Teachers（ヨガ講師）、Personal Trainers（パーソナルトレーナー）、Nutritionists（栄養士）などなど。
ヘルスコーチは、医学などの知識を使って、生活習慣を変化させたりするコーチです。例えば、禁煙するとか、アルコール依存症から抜け出す、ダイエット、アロマ・エッセンシャルオイルを使った予防医学とかが含まれると思います。かの有名なライザップさんはこのカテゴリーですし、テニスコーチなどのスポーツのコーチもこのカテゴリーに含まれます。
このカテゴリーのコーチからは自分の身体に関するネガティブな部分を改善する方法を学び、コーチの指導を受けて理想の身体の状態へ自分を変えることを目指します。
WEALTH （富、お金）
私が受けているのはこのカテゴリーです。このカテゴリーには、Business Coaches（ビジネスコーチ）、Marketing Strategies（マーケティング戦略）、
Bookkeepers（簿記係・経理担当）、Website Designer（ウェブデザイナー）などが含まれます。日本では、転職サイトのコンサルやキャリアカウンセラーの一部もここに入るのではないかと思います。
このカテゴリーのコーチからは仕事に関して自分が習得したいことを学び、新しい仕事を獲得したり、現在の仕事をさらに発展させることを目指します。
RELATIONSHIPS （人間関係）
このカテゴリーで一番想像しやすいのは、結婚相談所やMarriage Counselors（結婚カウンセラー）ではないでしょうか。恋愛カウンセラーとかも最近聞きますよね。アメリカでは、恋愛に関しては、Dating CoachesやMatchmakersという方々がいらっしゃるようです。また、日本ではあまりメジャーな感じはしないですが、アメリカでは、Parenting Coachesと言われる夫婦関係、家族関係、親子関係を改善するためのコーチングを受ける方も多いようです。
このカテゴリーのコーチは、実際に起こっている状況を把握し、その人が抱える人間関係の悩みを改善するための方法を提示してくれ、それを実践しながら、自分の理想とする人間関係を構築することを目指します。
ここまでの3つのカテゴリーは、独立したベクトルを持ったカテゴリーですが、次の4つ目のカテゴリーとは従属関係にあります。
PERSONAL DEVELOPMENT （自己啓発、自己の成長・発展）
私がしようとしているコーチングはこのカテゴリーです。例えば、Mindset Coaches（マインドセットコーチ）、Life Coaches（ライフコーチ）、Reiki Practitioners（レイキ施術者）、Meditation Teachers（メディテーション講師）などが含まれます。
日本でも最近「マインドセット」や「メディテーション（瞑想）」という言葉をよく聞くようになりました。マインドフルネス瞑想とか流行ってますよね。「レイキ」は「気功」というとわかりやすいかもしれません。ちょっとこのカテゴリーはいわゆる日本で言うところのスピリチュアルな感じが含まれ、途端に怪しさが増しますが（笑）アメリカではspiritual growthは自己成長には当然必要なものだと思われています。
そして、このカテゴリーの「マインドセットコーチ」および「ライフコーチ」と他の3つのカテゴリーは密接な関係にあります。というのも、心身の健康・仕事・人間関係はより良い人生を生きる上で欠かせないものであり、実際、ライフコーチは、コーチングを通して、その人の「意識や考え方」にアプローチし、結果的に、心身の健康、仕事、人間関係の改善を目指します。一方、これまでの3つのカテゴリーである心身の健康・仕事・人間関係に関わるコーチ陣は「マインドセット」をコーチングの早い段階で取り入れています。実際、私が受けているビジネスコーチングの最初の1週間くらいは、マインドセットに関わるコーチングのみでした。
なぜコーチを使うのか
「もう自分ではどうしていいかわからない！！」という人から、「これまで自分なりに生きてきたんだから、コーチングなんかに頼る必要性を感じないわ！！」という人まで、色々いらっしゃると思いますが、どんな人にもコーチを使うメリットがあります。
その4つのメリットをご紹介します。
DESIRE 「願望」
本当に自分が望んでいることは何なのか。今考えているよりもクリアに、そして、より高い願望を思い切って「できる目標」として設定できるようになります。
例えば、5kg痩せたらいいなと思っていたら、ダイエットのトレーナーに、いや、あなたの今の状態からなら10kgは簡単に落とせますよ、と言われたとします。そしたら、本当は5kgではなくもっと痩せたかったんだという自分の本来の願望に気づくかもしれません。その場合、あなたは目標を5kg減量ではなく10kg減量にするでしょう。自分では絶対設定しなかった目標です。
また、例えば、ネットの副業で月5万円くらい稼げないかなとぼんやり思っていたとします。ところがビジネスコーチに話を聞くと、ネットの副業で20万円は軽く稼げるよと言われたとしましょう。同じ時間と労力で多く稼げるなら多い方が嬉しいはずです。あなたの願望は月5万ではなく月20万以上に変わり、絶対に自分では想像しなかった目標を気がついたら設定しているわけです。
「そろそろ結婚したいから、誰でもいいから結婚してくれないかな」なんて思い続けてはや5年経っていたとしましょう。そろそろ焦り出して恋愛カウンセラーなり結婚コンサルなりに相談しに行ったら必ず「どんな相手がいいのか」を明確にする必要に迫られます。この世界に何億人いると思っているんですか、という話です。その中から人を選ぶということをするためには、あなたの願望を明確にする必要があり、コーチはそれをサポートしてくれるでしょう。そしたら思いがけず、「卵焼きには醤油をかける人がいい」なんてことが思い浮かぶかもしれません。
どのコーチングで最も大切なことは、自分が本当に望んでいることを正しく理解し、明らかにし、言語化し、視覚化することです。
なぜならば、明確に決めたことは必ず起こるからです。自分が望んでいないことを設定してしまうと、その通り、自分が望んでいない未来がやってきます。
とにかく自分に正直に、心の底から自分が望んでいることを目標として設定することが大切です。コーチは、その目標設定自体をサポートします。
BELIEF 「確信・信用」
もし私が自分1人でビジネスの準備を始めていたら、今ごろ不安でいっぱいだったと思います。上手くいかない状況にどうしていいかわからなくなっていて、もしかしたら途中で投げ出したかもしれません。ところが、今回、ビジネスコーチを受けていたおかげで、途中で困った状況になっても、思い通り進まなくても、途中でやめようとは全く思わない自分がいます。なぜなら、このコーチはうまくいかない時があることも全て見越していて、相談に乗ってくれるからです。このコーチに従ってやっていれば、必ず6ヶ月後までには成果が出る。信じる相手がいるだけで、全然違います。
これは、ダイエットでも、ビジネスでも、結婚相手探しでも、なんでも同じようなことが起きるはずです。人生の全ては、速度一定ではないですから、たまにものすごく勢いづいたり、たまに停滞したり、時々、逆向きに動いている感じがしたりします。でも、正しく目標を設定していれば、必ず辿り着きます。
車のナビに「大阪城」を設定して走っていたら、曲がる信号を間違えてしまったり、渋滞にハマったりすることもあるでしょう。そんなとき、必ずナビは行き先は「大阪城」のまま変えずに、違うルートを提示してくれるはずです。このとき、ナビは、「もう一度ここまで戻ってみましょう」とやり直し言ってくることもあれば、「ああ、違う道ありますよ」と新しいルートを教えてくれることもあるでしょう。ナビがなければ道に迷ってもう大阪城に行くことを諦めたかもしれないけれど、道を全て知っているナビが「ああ、大丈夫ですよ」と言ってくれたおかげで、大阪城に行くことを飽める必要がないのです。このナビの役割をしてくれるのがコーチです。
TIME 「時間」
やりたいこと100リストを作っても、今の調子だと10個も叶えられないな、なんて思ってしまうかもしれません。なんせ人生はとにかく短いですから。2024年ももう終わりますよ？コーチングは、あなたの願望を叶えるための時間を圧倒的に短縮します。圧倒的にです。
例えば、あなたは楽譜が読めないしピアノも弾けないとします。でもやりたいことの1つが、楽譜を読めるようになってピアノが弾きたい、ドビュッシーの夢が弾きたい、だったとします。よし、叶えよう！！そんな思いに駆られて、楽譜を買ってきました。うむ、そもそもこの5つの線はなんなのだ？この黒い丸と線でできた記号は何を表しているのか？ピアノの鍵盤とどう対応しているのか。むむむむむむ。本を読んでみたり、ネットで調べてみたり、youtubeで曲を聴きながら考察したり、、、。もしそんなことをしているあなたを、あなたの友人が見たらなんていうでしょうか。たぶんこう言うでしょう。「誰かに聞いたら？レッスン3ヶ月受けるだけでも楽譜読めるようになるんじゃない？？」
コーチングは「やり方」を教えてくれるので時間が短縮されます。また、「やり方」を知ったあなたは、また同じことをしたいときに同じ方法を使ったり、他のことにこのやり方を応用することができます。楽譜が読めるようになったら他の曲の楽譜も読めますから。たった3ヶ月の学びでその後の展開が変わってきます。
今、忙しくて時間がないからとコーチングを受けるのを1年先延ばしにしたAさんと、今、忙しいけど1日15分〜30分、取れる日は1時間取ってコーチングに従って自分と向き合うことを決めたBさん。今、同じような悩みを抱えているこの2人の1年後は全く違う状況になります。Aさんは自分なりに頑張って、自分のやりたいことを1つか2つ叶えられたかもしれません。でも、Bさんは、自分がこの1年にやりたいと思っていたことを全部叶えて、しかもそれを叶えたことでまた新たな願望が生まれているかもしれません。今のちょっとした決断の違いが、未来を大きく変えます。でも人生ってそういうものですよね。
コーチングを受けるために時間を確保する必要があります。しかし、ちょっとした時間の投資が、大きな結果の違いを生みます。コーチングはそのちょっとした時間を有意義に使い、結果が出るやり方を提示します。コーチング自体にはお金がかかりますが、総合的にそして結果的にお金の節約になります。
EFFORT 「努力」
これは、「時間」とも関わることですが、とにかく、1人で全部調べてやろうとしたり、1人で自分の人生を振り返ろうとすると、ものすごく労力が必要です。
私は、日本での仕事を辞めてハワイに行こう、と決めたときは、ある日の明け方5時ごろ突然目が覚めて、何かがお告げのようなものがピカっと降りてきて、「あ、ハワイにロミロミを学びに行こう」と思い立ったんです。そこでググって一番初めに出てきた学校の説明会に申し込んで今に至ります。導かれるようにハワイにやってきました。でもこれは、6年以上、1人で「私が本当にやりたいことってなんだろう」を思い続けてたくさん本を読んだりネットで調べたりしていたので、その結果導かれたのだとわかっています。6年が長いと思うか短いと思うか。どうでしょう？私は正直、長すぎると思います。
そして留学期間が終わった後、2ヶ月半、また、同じように1人で「私が本当にやりたいことってなんだろう」を思い続けてたくさん本を読んだり調べたりしていました。その後、コーチングを申し込んだ途端、1週間もしない間に、自分の思考がクリアになって、コーチングだけでなく他にもやりたいことがどんどん明確になっていきました。それはその1週間でマインドセットのコーチングがあったからです。6年以上かけていた時間と労力がたった1週間で。しかもより深く広い視野で。自分の心の底からやりたいことを見つけた。もっと早い段階でコーチにお願いしていれば人生どうなっていたんだろう、と思うこともありますが、この自分1人でモヤモヤを抱え葛藤する経験があったからこそ、ライフコーチをしようと思えたので、全て無駄ではなかった、はず。
コーチはあなたが抱えている悩みに関する本をたくさん所有している図書館であり司書さんです。あなたの代わりに、必要な本（知識）を即座に提示してくれます。自分では調べ切らなかった知識にも簡単にアクセスさせてくれることでしょう。コーチングは、あなたの労力を大幅に節約してくれます。
今、受けているコーチングの私にとっての良いところ・悪いところ
私が今、受けているビジネスコーチングは、グループコーチングで、コーチもメインは1人ですが、あと2人サポートのコーチ（ビジネス戦略担当とテクニカル担当）がいて、さらに入会をサポートする人もいるので、4人体制で動いているようです。
このコーチングを1ヶ月受けた個人的な感想を書いておこうと思います。あくまでも個人的な感想なので、皆さんに当てはまるわけではないですし、今後、またこの感想も変わるかもしれません。
私にとってこのコーチングの良いところ
オンラインのプラットフォームにアクセスして、資料をダウンロードしたり、動画を観たりして、いつでも自分のペースで進められる
マインドセットの部分を他人と共有する必要がないので、自分1人で提示された資料をこなしながら、本当に自分がやりたいことや実現したいことを深く考えることができたし、自分に正直になれた
グループコーチングなので、すでにプラットフォームに受講者がいて、さらにどんどん受講者が入ってきて、コミュニティ内でのコミュニケーション・意見交換ができる
オールイングリッシュなので英語の勉強になる
コーチの提示する資料や英語がシンプルでわかりやすい
実際に何を使ってどうすればいいのか具体的なツールと使い方が提示されているので、かなり時間を短縮できた
どのあたりで不安が出るか、全て分かった状態でカリキュラムが構成されていて、不安を解消する術も資料として置いてくれているので、精神が安定している
1対1のZoomコーチングがないので気がラク（ビジネスコーチングだからというのはある。ヘルスコーチやライフコーチには1対1は必要だと思う）
グループコーチングのZoomで他の受講者と交流できる
グループコーチングのZoomも必須ではないので、ビジネス戦略やテクニカルなことなどは、その時、質問がなければスキップできるので気がラク
プラットフォーム内に過去のウェビナーを録画した動画なども全て置いてあり、いろんな専門家の話をいつでも聞くことができる
今までの人生だったら絶対出会わないだろうなという人が、Hey!Mayuko!!と話しかけてくれる。もちろんSNSでの交流でもそういうことはあり得るけど、ここは、ある程度のお金を払って入ってきている人だけがいるコミュニティなので、ものすごくポジティブなエネルギーが充満していて、安心できるコミュニティである。
いつかニューヨークに行きたいと思っていたから、単純にニューヨークに知り合いができた感じで嬉しい（たまたま選んだコーチがニューヨーク在住だった）
自分がやっていることは正しいよ、と常に後押しをしてくれるコーチと仲間ができた
私にとってこのコーチングの悪いところ
個人的にはこの内容で6ヶ月はちょっと長いかなと思う。カリキュラムの内容自体は、3週間で85％終えている。3ヶ月で半額にして欲しい。まぁビジネスが軌道に乗るまでサポートしてくれると思えば6ヶ月でいいかもしれない。それに、どんな人（例えばPCに疎い人とか、本業が忙しくあまり時間が取れない人とか）が入ってきても目標が達成されることを保証できるように6ヶ月設定にしているのも分かった。コーチを選ぶ際に、どれくらいの期間で目標を達成させることを保証してくれるのか、は結構重要なポイントかも。だらだらやっても仕方ないし。
ニューヨークのタイムゾーンで動くので、結構時差に悩まされる。ハワイ時間で朝7時（ニューヨークでは昼12時）からのコーチングに参加できたことはない。
3人コーチがいるからある程度成り立っているものの、このコーチたちはそれぞれ週に3日くらいしかコーチングに時間を取らないし土日祝日は動きが停止する。その働き方自体は好きだし、私もそんな感じで他の日は他の仕事やプライベートに時間を使いたいと思うのでそこに文句は全くない。ただ、11月の終わりのサンクスギビングとブラックフライデーの連休では、私のスピード感と合わないことがあったので、ほぼコーチされずに勝手に進めることになってしまい、え、これでいいのか？？と戸惑いながら準備することになったのがマイナス。
コーチが提示する資料のビジネス戦略は、更新をし続けているものの、何となく2年前くらいな、な感じがあって、提示された資料をヒントに、自分なりにもうちょっと調べて、今、より効果的な方法を探している。この辺りは、Zoomでビジネス戦略の人に直接最新情報をもっと聞いた方がいいなとは思う。
組織あるあるだけど、たった3人のコーチで、ある程度同じ志を持って集まっていても、ちょっとしたところの意識の違いがあって、意見がズレる時がある。コーチたちはそこに気づいていないのではないかと思う。受講者側はちょっと混乱することになるので、コーチは1人の方がいいのではないかと思う。
コーチの選び方
そもそもコーチングは、タイミングが大事で、自分にその気がない時に、無理にコーチングを受けても効果が出ないので本当にオススメしません。
自分がコーチングを受けてみたいと思っている、もしくは、自分1人ではどうにもできない状況に陥っているという方はぜひコーチを探してみてください。
おかげさまで図らずもコーチたちが集まっているコミュニティに今入っていて、しかもアメリカ人たちばかりなので、コーチング文化に慣れているコーチばかりと交流しています。それを踏まえて、私なりのコーチ選びを書いておきますが、こちらもあくまでも個人的な意見ですのでご了承ください。
コーチングの資格を持っているかどうかはどうでもいい。医学などの特別な指導をするコーチ以外は、コーチの資格は必要ないので、どんな人でもコーチになれます。それだとハクがつかないので民間資格を取る人もいます。でも大事なのは、資格ではなくそのコーチ自身の能力です。「学校の先生の授業より、塾の講師の授業の方がわかりやすい」と思っている人が結構いますが、「資格」という面で見るとこれはおかしいです。教える資格が必ず必要なのは学校の先生なのに、教える資格のいらない塾の講師の方が教えるのが上手い？？実際は、教えるのが上手い学校の先生もたくさんいるし、教えるのが下手な塾の講師もたくさんいます。ただ、塾の講師はビジネスなので、下手な人は淘汰されて消えていく、というただそれだけです。コーチ選びでも、資格よりも、その人自身がどういう知識があって、どれだけクライアントの能力を引き出すスキルに長けているのかが大事だと思います。
たくさん話すコーチよりは、たくさん話を聞いてくれるコーチがいい。質問したら適切に答えてくれるのはコーチにおいては必須ですが、ダラダラと話したり、コーチばかりが話したりするのは、コーチングとしては意味をなしていないというか、それだと、ティーチングに近い状態になっているのではないかと思います。コーチはカウンセリングの専門家ではないので、自分の考えを主張してこられる方もいらっしゃいます。その考え自体は、めっちゃ良くてポジティブな言葉をいっぱいもらえていいのですが、自分の中の抱える違和感や問題を吐き出して解消しないと結果は出づらいと思います。コーチングの主役はコーチではなくクライアントである「あなた」です。コーチはあくまでも黒子に徹してくれるくらいがいいのではないかと思います。
表情、声、話し方が好きかどうか。最後はこれに尽きます。学生の頃、好きな先生の教科は異常に成績が上がるのと同じで、好きなコーチ、相性の良いコーチとの方が、効果が出やすいです。嫌いな先生なんて、口癖が気になって授業の内容とか一切聞いてないですから。でもこれは人間ですから仕方ありません。選り好み、好き嫌い、あって良いんです。むしろそれがないとこの世の中の全員を大事にしないといけなくなってパンクしてしまいますよ。ちゃんと自分の人生に関わって欲しい人を自分で選んでください。私は私と合わないと思う人にわざわざ私のコーチングを選んでもらおうとは思っていません。だって、効果が出づらいので、お互い苦しいですから。コーチとクライアントがお互い、イエーイ！一緒にやってやろうぜ！！一緒に人生よくしようぜ！！とタッグを組むことが大事です。
以上、1ヶ月コーチングを受けた私なりの「コーチングとは何か」をまとめました。長くなってしまって申し訳ないですが、全くコーチングを知らない方に少しでも雰囲気が伝わっていれば嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日になりますように。
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