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占星術に人が求めるものとは?【星占いの真実②】
前の記事でも書いた通り
占星術って
ものすごく長い歴史があるんですが
実はいったん
廃(すた)れていた時代があったんです。
否定されていた
といっても良いかもしれない。
その過程を経て復活して
現代でも星占い(占星術)は
私たちの生活に入りこんできている。
この現実をみていると
占星術のなかには時代を超えて
私たち人間が求めているものが
あるんじゃないか
と私は考えてしまうんですよね。
じゃあ
わたしたちが占星術の中に
求めているものとは何なのか?
そのあたりを今日は書いていこうと思います。
そもそも
占星術が否定されたタイミングは
いつだったのかというと
それは
地動説が証明されたとき、です。
その昔は
天が動いているという
天動説が信じられていた。
その大前提のなかで
古典占星術は
発展してきたわけです。
それこそ
天文学とも医療とも政治とも
一体となっていた。
だけど、
地動説が証明された後は
占星術は科学からも天文学からも
距離を置かれるようになりました。
その下火になっていた占星術を
復活させたのが「アラン・レオ」。
彼は何をしたかというと
占星術を
大衆に受け入れやすいように
分かりやすいカタチで
新たにイチから作り直したんです。
だから
現代のアラン・レオ以降の占星術は
古典占星術とは全く別物になっています。
たぶんね
いったん廃れたことによって
逆に占星術が自由に扱いやすくなった
ところはあるんですよね。
どういう風に
作り直したかというと
まずは、太陽をメインにした。
太陽を自分の魂として
それを中心にホロスコープを
読んでいくというやり方ですね。
これが12星座占いの始まりです。
日本で例えるなら
細木数子さんみたいな感じ。
細木数子さんは
”大殺界”で一大ブームを
巻き起こした人ですね。
一方で、大殺界だけで
分かるわけないじゃん!
みたいな非難も結構ありました。
同じように
アラン・レオさんも
結構非難されたんですよ。
太陽をメインで取り上げたら
「占星術はそんなもんじゃない!」
という風にね。
「キャラクターデスティニー」
=「性格は運命なり」
と言って性格占いをやったのも
アランレオが初めてだったわけです。
それまでは
どういう出来事が起こるかとか
国がどうなるとかばかりに
占星術が使われていた。
だけど、そこから
「自分らしいとは何か」
そういう占いに変えていったのは
彼なんですよね。
そして、何よりすごいのが
占星術を商業ベースに乗せたこと。
それまでの時代は
占いを商売にするという
発想自体がなかったんだけど
彼はビジネスマンだったので
占星術で商売を
始めてしまったんですね。
そうすると、
めっちゃ売れて
占星術が広がっていった。
これを非難する人も
いるんだけど
一般大衆にバーっと広まって
私たちがこういう風に占いを
仕事にできてるのは
アラン・レオの功績が
大きいんじゃないかなと私は思っています。
その土台がないと
他の占いも商売として
成り立っていなかった可能性もあるしね。
その後、アメリカでは
占星術師であり詩人である
リンダ・グッドマンが出した『太陽サイン』が
3,000 万部以上を売り上げ、
12 か国語以上に翻訳され、
年間 20 万部以上を売り上げ続けました。
星占いの本がこれほど売れるってもう異常です。
しかも
これまでの占星術からすると
邪道と言われる12星座の本。
さて、ここからが本題です。
こんな風にして
復活してきた占星術ですが
なぜミリオンセラーになるほど
大衆に受け入れられたのでしょうか。
もちろん
時代的な背景もあったとは思うんですが
私が思うに
人がそこに求めていたのは
自分のことをもっと表現してほしい
ってことだったのじゃないかなと。
日本でも
たくさんの星読みの方が
いらっしゃいますが
長く活躍されている方の代表として
石井ゆかりさんがいらっしゃいます。
リンダグッドマンにしても
石井ゆかりさんにしても
占星術以上のものがあります。
つむがれる言葉は私たちの心に繊細に響きます。
・誰もこんな風に言ってくれないけど
分かってくれる人がいる
・慰めてくれる感じがする
・深い部分の共感をしてもらった
と感じることができる
きっと12星座占いに触れた時に
表現されることって
こんなに嬉しいものなんだ
って多くの人が感じたと思うんですね。
実際私もそうでした。
それを読むと
ちょっと落ち込んでいても
なんだか大丈夫な気になってくる。
きっと、たくさんの人が
自分でも気づかぬうちに
自分のことを表現してほしい
と心の底から願っていた。
それが集合無意識として
渦巻いていたんだと思うんです。
そこにアランレオが再構築した
占星術(星占い)が
ピタッと当てはまったんじゃないかな
と私は思っているわけです。
そう考えると
占星術が一旦下火になって
アランレオが作り直してくれなかったら
占星術だけでなく
占い自体もここまで大衆に広がって
なかったんじゃないかとも思います。
そして、さらにいうと
こんな風に星占いが
表現してくれているものに
触れることで
意図せず
自分の”魂の何か”に
ふと触れてしまうんだろうな
と私は思っているんです。
これは『魂占い』という本にも
書いたんだけど
占星術というのは
魂の意図を思い出すために
あるんじゃないか
と私は思っているんですね。
(もちろん、問題を解決するためにも使えるんだけどね。)
魂の意図というのは
・なぜこの世に生まれてきたのか
・私は何をしにこの世に生まれてきたのか
・何を体験したいか
みたいなもの。
おそらくね
昔の人は生きながらにして
なんとなく覚えてたと思うんですよね。
でも、現代人は
きっと忘れがちなんだろう、と。
それには社会の流れとか
生き方とか働き方とか
色んな原因があると思うけど
どんな時代にあっても
人は誰しもかならず
魂の意図を思い出そうとする。
それが
占星術で表現されるものに
触れることで
自然と引き出されるというか
思い出すことができる。
その魂の意図を思い出す
取っかかりとして
12星座占いは
すごく身近に使えるツール
なんじゃないかなと思っています。
ということで
今回の内容をまとめると
人が占星術を求めるのは
自分を表現してほしいという
欲求の表れなのではないか。
そして、さらには
一人一人の魂の意図を
思い出させてくれるツールとして
機能しているのではないだろうか。
という話でした。
お読みいただきありがとうございましたー!
【星占いの真実③】へ続きます。
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