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タロット「恋人たち」に込められた意味
どうも、作家・占い師の先生まゆちんです。
タロットの中で
「どのカードが好きですか 」って聞いたら
結構な確率で候補に挙がってくるもの
それが「恋人たち」という6枚目のカードです。
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でも、そもそもなぜ
この恋人たちのカードが「恋人たち」なのか。
6枚目のカードが「恋人たち」っていうのには
ちゃんと意味があるんです。
今日はその話をしていきたいと思います。
「恋人たち」のカードは
もちろん恋人ができるよ
っていう時も出たりもするのですが
そもそもの象徴っていうのは
「選択」というテーマを持っているカード。
だから、恋人を選ぶとか恋人ができるという以前に
何かを選択して行くっていう時に
よくあらわれたりします。
じゃあなぜ
6枚目のカードが「恋人たち」で
「選択」を意味するのか、というと
「恋人たち」は
大アルカナの22枚と呼ばれるものの中の
6番目のカード。
タロットカードの大アルカナというのは
人間の成長過程を表している
発達心理も表しているわけですね、
まず、01で生まれる。
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1枚目のマジシャンで
「さあ成長していくぞ!」
という用意ができるわけです。
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そして、2枚目
女教皇というカードで
現実世界の光と闇を見ます。
魂だけのときはたぶん光しかなかった。
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そこに闇ができて現実ができてきた。
そして3枚目の女帝さんっていうカードで
お母さんと出会います。
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お母さんから安心感を学んだり
母性を学ぶわけですね。
初めて見る大人が
たぶんお母さんなわけですよね。
その次に、4枚目皇帝というカード
ここでは男性性というものを学びます 。
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お父さんから
「現実世界とは何か」
というのを学ぶわけですね。
そして、5枚目も男の人が描かれているカードです。
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5枚目でもお父さんから同じように
今度はこの世のルール
「社会で生きていくにはこういうことが大事」
みたいな約束事を学びます。
こんな風にしてゼロで生まれて
1で生命が始まってお母さんに出会って
お父さんから色んなことを学んできました。
そして、その次に6枚目
見てください「恋人たち」です。
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ここで「恋人たち」という複数形になっていますよね。
私たちは、こんな風にして5枚目までで
両親のもとで子供としていろいろ学んできます。
そうやって子供は大きくなっていきます。
でも、いつの日にか子供として扱われることに
ちょっと不満を持ったりとか
満足できなくなる時がやってきます。
誰しも覚えがあるんじゃないですかね。
自分自身がもう子供じゃないんだな
ということをちょっと知っているわけですよね。
要するに
私はもうお父さんとかお母さんが思っているような
子供じゃないっていう
反抗期が始まるわけです。
この事実に直面するのはおそらく
もしかしたら親よりも子供の方が先なんじゃないかな
と私は自分の経験を通して思っています。
親っていうのは
いつまでも子どもは子ども
みたいな風に思っているんだけど
子供は自分がもう子供じゃないっていうのを
肉体的な成長とともに
変化を感じ取っているわけですよね。
さて、ここで子供が
「自分がもしかしたら子供じゃないかもしれない」
という事実に気づいたときどうなると思いますか。
・・
・・
実はですね
”寂しさ”が生まれるんです。
私は親元を離れて
一人で生きていかないといけない。
今まではお母さんとお父さんと一体感だったり
一心同体のような関係だったけど
そこから飛び出て一人で自立していかなければならない。
そこにある意味
なんか人としての寂しさ、空虚感
みたいなものが生まれるわけなんですね 。
これって具体的には
おそらく思春期の時に
こういう不安定さが起こるんですね。
「離れたい離れたくない、でも離れたい」みたいな。
そして、一人ぼっちになるとどうなりますかね。
「誰かとつながることを求めませんか?」
という話です。
お父さんお母さんじゃなくて
彼氏彼女がほしいなと思うわけです 。
ここで出てくるのが「恋人たち」のカードです。
これってすごく理にかなっていますよね。
お父さんお母さんを卒業したら恋人達
ってすごく人間の成長には沿っていて
そこで初めて自分の「選択」をしていかなければならない。
例えば女の子だったら
今まではお母さんが選ぶ服を来ていたりしたけど
思春期ぐらいになるとお母さんの趣味が嫌になるんですよね。
自分の好きな色やデザインのものを着たいってなってくる。
要するに
自立して自分なりに選択していくことが
テーマになってきたことを表すから
恋人たちのカードは「選択」というキーワードを持つわけなんです。
私たちって自分の片割れを探すっていうのが
実は思春期以降の人生だったりもするわけなんですね。
そして、もちろん7枚目以降もずっと冒険が続いていく。
そういう風に考えるとタロットって
とてもいろんなことをマッピングできるツールだなぁ
と思えてきます。
ということで、本日も
タロットの楽しい世界をお届けしました。
お読みいただきありがとうございました。
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