正解のない学びの場
デモクラティックスクールTOIRO(@兵庫県豊岡市)に関わってから1か月。
その中での発見や想いを書こうと思う。
「遊びの中に学びがある」が中心に進んでいく学びの場は本当に新しく、正解がない環境だと実感。
子ども達自身の過ごし方や、こちら側の関わり方・声のかけ方など。すべてが今まで過ごしてきた環境と異なるスタイルでなされている。
子ども達と共に過ごす中でたとえ同じ道具を使っていたとしても毎日、遊びのスタイルが変化する。
喧嘩や困りごとがあれば、自分の想いを相手に伝えて交渉する。
「やりたいこと」を自発的に発信し、取り組む、そして時に巻き込む。
そこから「考える力」や「主体性」が生まれてくるんだなと側で見て感じた。
もちろん私もその渦の中で刺激を受けている者の一人だ。
今まで「全く興味がない」という理由だけで触れてこなかった、アニメや漫画、料理などの分野に少し触れてみた。料理にいたっては、工作をするような感覚で楽しくて、お弁当作りがマイブームとなっている。
そして、この場所のもう一つ好きなところはみんな対等であるということ。
年下だから、大人だからと言う理由で遠慮をしたり、偉ぶったりはしない。
筋が通るように理由をのべて、意見を口に出したり、互いに自分の興味のあることに向かい合い刺激し合って巻き込んだり、ありそうでなかった素敵な空間だなと感じている。
誰かが強制するわけではなく、自分で考え、気づき、行動する。
自分の「やりたいこと」と周りの人の「やりたいこと」。
これが上手く相互しあったり、時に対立して話し合ったりする過程の中に、人としての学びと成長があるんだなと体感した。
関わる大人として
声のかけ方、関わり方に試行錯誤することも多い。
自分の価値観を押し付けずに、自身の経験からくる知識や、自分が大切にする考え方はシェアする。
子ども同士の交渉に口をはさむ時は、特に注意を払う。
彼らの心の底にある考えを互いにぶつけやすくなるように、時には私自身の気持ちも含めた声掛けをできるように。
みんなのイロが飛び交うこの環境をもっと良いものにしていきたい。
もっと学びの場の選択肢としてこの場所を色んな人に知ってほしい。
ちょっと抽象的な表現が多くなってしまったけど、
とにかく「人の心」を大切に学び合える環境です。
これからの活動も楽しんでいきたい!
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