ルナルナ頼りの妊活
そんなこんなで。
初夏に『きみは赤ちゃん』を買ったものの、それより以前に妊活を見込んで風疹のワクチンを接種していました。病院勤めの友達が周りにおり、風疹のワクチンは今のうちに打っておいたほうがいいよ〜なんて随分前から言われてもいたので、早めに打っとこうか、ってことで。風疹のワクチンを打つと、三ヶ月は子づくり禁止なんですよね。その風疹ワクチンの子づくり禁止期間が明けてから、本格的に妊活を始めました。といっても、iPhoneのアプリで生理周期を予想するのに使っていたルナルナに基づく排卵日らしき日に、とりあえず避妊をやめてみただけ。それまで、避妊をしないとすぐに妊娠してしまう!!と思っていた私。ちゃんと避妊していても、生理が遅れると「もしかして・・・」なんてびびっていたものです。
なのに。あれ?生理が来た!まぁまぁ、そんな一ヶ月で出来ることなんてないわな、どんだけの確率やねん、とやって来た生理を冷静に受け止めた一ヶ月目。そして二ヶ月目。あれ??また生理来たよ??とちょっと落ち着かない。もちろん、二ヶ月目で妊娠するなんてこともなかなかな確率なわけで、そんなにうまくいくはずもないことはわかってはいるけれど。避妊しなくても意外と妊娠しないもんなんだな、今までの努力って・・・と訳のわからない悲しみを覚えつつ、もしかして、やっぱりちょっと妊娠しにくいのかしら・・・なんて不安もよぎる。そして三ヶ月目。生理が少し遅れ気味だったものの少し出血も見られたので、ただ遅れてるだけかーもうすぐ来そうやな、なんて思いながら過ごしていたら。
一週間経っても来ない。もしかしてもしかする?と期待が生まれながらも、いや、でも生理が来るっぽい出血もしてたしなぁ、とも思う。でも一週間遅れてるしな・・・と堂々巡りを繰り返していたので夫にその旨説明し、ドラッグストアで妊娠検査薬を買ってきてもらうことに。無駄足・無駄金になるかもしれないけど、考えていても仕方ないから思い切って検査してみよう、と。生理が遅れてから、よく「妊娠超初期症状」なんてのをネットで検索しては、当てはまるような、当てはまらないような、なんてうだうだしていた私は、検査薬を受け取ってからトイレに行き、それにおしっこをひっかけるまで、妊娠してるような、してないような、の二択を頭の中で超高速で行き来していたのでした。
そして、おしっこをひっかけること数秒。こういうときって、その数秒がなにかに引き延ばされたように長く感じますね。説明書には一分か二分くらいかかると書いてあったような気がするけれど、それよりも早く、うっすらと検査薬の窓に線が浮かび上がってきました。すごい、妊娠してる!!!
検査薬の線を見たとき、嬉しいと同時になかなか授からない人のことを思ったり。妊娠に時間がかかるであろうことははじめから想定していたし、それゆえに今すぐ欲しい!なんて心持ちでもなかったものの、一ヶ月目、二ヶ月目と妊娠していなくて、たった二回生理が来ただけでうーん・・・となっていた私。強く妊娠を待ち望んでいて、これが何回も続いている方は、本当に辛いんだろうな、と。私でさえこれなんだもの。生理が来てしまったらがっかりするし、次の排卵日までがすごく長く感じるし、生理来るかな、来ないかな、とどぎまぎしてしまうし。一年くらい自然妊娠しなかったら病院に行こう、と夫とは話していたのですが、私、半年持たなかったかもしれない。本当に。自分に原因があるかもしれない、と考えて自分を責めて、気が気じゃなかったと思う。だから、想像の域を出ないけれど、なかなか妊娠できずに悩んでる人は、本当に苦しいんだろうなって。三ヶ月目で妊娠できたのはラッキーでありがたいことだと、新しい命を授かれた喜びと感謝を改めて噛みしめました。
ということで、思ったより早く妊婦生活が始まったわけなのですが、それはネガティブ思考の私の特性が遺憾なく発揮された、マタニティブルーを通りこしてブラックな日々の始まりでもあったのです。