④古き良き時代
「横浜銀蝿」「杉本哲太」「嶋大輔」
「Cools」「Black cat's」「PINK DRAGON」「CREAM SODA」
「CRS連合」「なめ猫」「ツッパリ」「竹の子族」etc・・・
この辺が分かる人は同年代ですね（笑）
昭和５０年代前半
世はまさに「ツッパリ」ブーム真っ只中。
今ではスッカリ「俳優さん」として有名な
「杉本哲太」サンが横浜銀蝿の「弟分」だった事を知ってますか？
黒いライダースに白いボンタン。
革ジャンに爆音のする改造バイク。
頭をポマードでキッチリ決めたリーゼントに真っ黒いサングラス。
そんな風貌の人達が毎日のようにTVのCMや音楽番組に出てたり、人気のTVドラマは「積木くずし」「ヤヌスの鏡」「不良少女と呼ばれて」など、ツッパリ女子が主人公。
有名 暴走族の写真集やカレンダー、ステッカーが大人気で、田舎の本屋さんでもフツーに販売してたり、少女漫画さえも、ツッパリ男子との恋愛話しや、レディース暴走族の争いや友情の話し。
ついには「猫」まで２本足で立たされ、長い学ランを着せられてグッズ販売されると大人気になる時代。
今では、色々問題になって、とても考えられないと思いますが・・・事実ですよ。
そんな時代に中学生になった私も
とーぜんのように、それなりに「そちらの道」へ進んで行きます。（笑）
私が暮らす北海道の田舎町でも、もれなく世間のブームに乗っていたものの何かにつけて「田舎」ってゆーのはタチが悪い。
この辺にある小学校や中学校は全部「市立」学校で「私立」の学校は高校になるまで無かったため、自分の希望など関係無しに、住んでる地域で通う学校は決まってるんです。
たまたま、私が通うことになったのが市内の小学校２校が一緒になる１番大きな中学校でした。
前回で書いた「バトン部」に入ってたおかげで１歳上の先輩達と面識があったことや、小学生の頃から近所で一緒に遊んでいた「お姉さん」なども居たので、それなりに先輩達とも顔見知りで、可愛がってくれた人も居た反面、私の事を面白くなく思ってる先輩が居たのも事実。
入学当時、どこの学校でもあるように、新入生は先輩達から部活動の勧誘に合うわけです。
どの部も１人でも多くの新入部員を確保しようと顔見知りの新入生には片っぱしから声をかけて来ます。
当然、知ってる先輩達からテニス部、バレー部、ソフトボール部・・・色々な部活に誘われたのですが、その「ありがたーい」お誘いを全て蹴って、私が選んだのは、誰から誘われた訳でもない「卓球部」でした。
理由は至って簡単。
その頃、私が好きだったアイドルに似た先輩がいたから。
それだけ。(笑)
そんな不純な動機で入ったものの、体育はそれなりに出来る方だったので新入部員の中でも、そこそこ目立つ存在になります。
いい事でも悪い事でも「目立つ」と、言うことは色々な方面から目を付けられる訳で・・・
入部から２〜３ヶ月が経った頃、女子の先輩達から呼び出しをくらいます。
ドラマなどでも定番の「女子トイレに呼び出し」ってやつです。
呼び出したのは部活の先輩のはずが、行ってみると全然関係の無い１コ上の学年で、それなりに番を張ってるレベルの人達がワンサカ居て、部活の先輩なんて、後ろの方に見え隠れする程度です。
まぁ〜こーゆー時の女子の団結力と言いますか、一体感と言いましょうか？
とにかく厄介でしか無いのですが・・・
とりあえず、呼び出した理由をそれなりに言ってましたが、くだらな過ぎて、ほぼ覚えてません。(笑）
よーするに、元々、私の事を気に入らなかった先輩達が部活の勧誘を断られて 尚更、面白く無かったらしく、しかも？断ってまで卓球部に入った理由が「男子」だった事が、どこからか知れ渡り「お怒りに触れた」らしいです。
ですが。
大体にして、全く関係ない先輩達に言われる筋合いも無ければ、私にしてみれば「そんな事」で、この騒動。
あまりに可笑しくて、私ってば思わず笑っちゃったんですよね〜
トーゼン。逆鱗に触れてしまい、そのうちの１人から１発目が飛んで来たのですが・・・避けちゃった。
だって、当たったら痛いもん。（爆笑）
もぅ〜〜先輩達は大激怒。
いよいよもって、さすがにヤバイ・・と、思った時、先生達が入って来て、敢えなく終了となりました。
しかし・・・
この騒動が、それなりに校内で知れ渡る事になってしまい、噂にはオヒレハヒレが付くもので、終いには「喧嘩が強い１年生」になってたらしい。
そんな状態では、何かと面倒になったので結局「卓球部」は辞めました。
その後、仲の良かった友達が居たのと、両親が「とにかく何でも良いから部活に入らなきゃダメ！」と、うるさかった事もあり「陸上部」へ入る事にしました。
その頃、陸上部には、１つ上の学年で、笑うと ちょっと八重歯が可愛い、とっても人気のある男子のA先輩が居ました。
その A先輩は、それなりにヤンチャで、頭も ソフト とはいえ リーゼント でしたが足が速かったので、一応「陸上部」に名前があり、ほぼ幽霊部員に近かったものの、たまーに練習に来る事もありました。
その先輩には、お姉さんが居た事で、その上の先輩達とも仲が良く、何より「男気」がある人だったので男子からも人気があり、誰からも信頼され、頼りにされてました。
当時、その学年では一応トップ（頭）と言われる先輩が他に居ましたが、実質上は その人が仕切ってると言われる程でした。
私は？と、言うと・・・女子トイレでの騒動の後、大きくなった噂のおかげか？
校内の廊下や、移動教室の時に顔を合わせればチョコチョコと何か言われる事はあっても大したイザコザもなく、楽しい中学生ライフを送っていました。
女の子の友達とも、もちろん仲良しでしたが、
現・長渕剛の奥様である 志穂美悦子 に憧れて「ジャパンアクションクラブごっこ」で校舎の２階の窓から屋根づたいに飛び降りる練習をしてみたり、学校のグラウンドからずっと先まで繋がってた暗渠管の先が気になって「探検隊ごっこ」をしながら探ってみたり・・・男の子達とも、よく一緒に遊んでましたね〜。
そんな楽しく遊んでた学校も、私が中学２年生になった頃、校内はけっこう激しく荒れてました。
当時、全国のアチコチで流行っていた？「校内暴力」ってやつですね。
その頃、私は不仲だったはずの１つ上の人達でも、A先輩が居たおかげで仲の良い人も多くなっていて、特に、そーゆーヤンチャをしてる男子の先輩達からは可愛がられていたので怖がる事もなく「まーたやってるるよ〜」と、笑って見ているくらいでした。
３年生になった部活の先輩達は６月にある「中体連」を最後に引退するため、それぞれ皆、練習を頑張っていて、ほぼ幽霊部員だったはずのA先輩も最後くらいは〜と、思ったのか？
今までになく、練習に来るようになりました。
毎日、一緒に練習していれば、それなりに仲良くなるワケで・・・
最後の大会が終わって引退した数日後、A先輩から「付き合って欲しい」と言われて・・もちろん返事は「OK」でした。
ですが。。。
その頃はもう、校舎の中をバイクが走り周り、木刀やチェーンを持った先輩達が先生だろうと誰だろうと、気に食わないとボコボコに袋叩きにしたり、校内のどこでもタバコは当たり前、中には教室でアンパン（シンナー）までするような光景を見るのが日常になっていたのでした。
新年1月から新しく「小部屋」を
開設させて頂きました。
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