【子どものことをよく見る】子どもにラベリングする前に。(2)
4月18日(木)
今日の仙台は晴れております🌞
昨日のブログに書いた”斜視”のお話を聞いてから、小学校に向かう子どもたちの目には、どんな世界がみえているのだろうな…と想いを馳せる日々です。
ということで今日は昨日続き。
昨日のブログを読んでいない方は是非読んで頂いてから…
【子どものことをよく見る】子どもにラベリングする前に。(1)
*
祐子さんの話では、ドイツでは、視力(見え方)についてはとても慎重に検査されるみたいなのです。他にも、嚙み合わせや、足(接地)についても同様だそうです。
2019年のデンマーク旅の時から祐子さんは、子どもの身体性、特に「跳ぶ」ということについてよく話されていました。
学習“以前”の、もっと大事な話だと思います。
昨日引用した記事の後半では、ドイツマイスター眼鏡院の中西さんも以下のように話しています。
*
こうした、“学習”以前 の子どもたちの存在について、私たち大人は真剣に向き合わないといけないです。
なぜなら、私たち大人が、そもそも見えていない、歪んで見えている、聴こえていない、歪んで聴こえている、出来ない、分からない、そんな状態の子どもたちに、
「繰り返しやれば出来るようになる」
等の改善策で対応したところで、それは子どもたちのSOSを全くキャッチできておらず、むしろ彼らのストレスを増幅させ、ともすれば障害を生み、最悪の場合、犯罪を生んでいることに他ならないからです。
(書いていて、自分も苦しい…)
中西さんは、正しく見えていない子にトレーニングをさせるのは、
砂利道を裸足で走らせているようなものと表現しています。
学びたい、誰かと仲良くなりたい、そんな子どもたちの根源的な欲求を、削いでしまうことにもなります。
ドイツマイスター眼鏡院で眼鏡を作った祐子さんの塾の子どもたちは、読み書き困難の改善にとどまらず、生活の中で多くの変化があったそうです。以下、記事をそのまま引用します。
私はなぜか、
❝できることが増えて、同年齢の子たちと遊べるようになる、みんなと一緒に遠出できるようになる❞
ここに涙が出てきます。(泣)
子どもの自死の問題でも、子どもたちへの「SOSの出し方教育」等言われていますが、それ以上に私たち大人、こと、教育のプロである教育現場においては、子どもたちをもっとよく、それこそ正しい目で観察することが、本当に大切なのだろうと、感じました。
*
ということで、そんな素敵な大先輩であり仲間から刺激を頂き、今日もへとへとで寝ますzzz
おやすみなさい…。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?