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【異常事態】高知県の教員採用のお話。残業代支払われれば、それでいいのかなぁ。
あ、昨日のブログ、保護者の方が読んでくださって、リブログしてくださって、素敵な記事を書いてくださいました✨ハッピーなハロウィン🎃
そんな10月末日の今日、朝起きたら飛び込んできたニュース。
合格者の7割が辞退だと…!?
異常事態すぎませんか。(;;)
高知県教育委員会の発表によれば、25年度の小学校教諭の採用予定者数は約130人。現時点の辞退者数を前提とすると54人が不足する計算になる。県教委は13人に追加合格を出し、12月には2次募集を行う予定としている。
公立学校教員の採用試験の受験者数は年々減少している。東京都の25年度採用の教員採用試験の最終倍率は1.7倍で、2年連続で2倍を下回った。なかでも小学校の受験倍率は1.2倍となり、昨年の1.1倍から大きくは上昇せず、定員割れ寸前といえる状況。
すでに定員割れが起きている自治体もある。熊本市の25年度採用の市立学校教員採用試験では、採用予定の314人に対して合格者が52人不足した。受験者数が採用予定数を下回る校種もあった。2次募集は経験者を対象とし、筆記試験は実施しない。大分県の23年度採用の採用試験では、採用見込み数200人に対し受験者数は198人、合格者数は159人となり、大幅な定員割れとなった。
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公立小学校の受験者数は、10年連続で減少を続けています。倍率も然り。
労働時間が長く、「定額働かせ放題」と揶揄されている教師のお仕事。10年前とは様子が違って、相当ブラックというイメージがどうしても付きまとうお仕事になりました。
原因の一つとして、残業代が支払われない点が挙げられています。ゆえにその対策は、残業代を支払う、という解決策に繋がります。残業代の代わりに月給の4%相当を上乗せして支給する制度「教職調整額」は、こういった教員の働き方改善に向けて文科省が打ち出した対策の一つですが、果たして、残業代がしっかり支払われれば、ブラックというイメージはなくなり、こういった状況から打破できるのか。
ここには、疑問を抱かずにはいられません。
もちろん、お金って大事です。私は公務員を辞めて独立して外に出てきたからこそ、お金の大事さを身に染みて感じます。どんなに想いがあっても、お金がないと、続かないんです。だから、お金に向き合うことはすごく大事で、特に、社会課題に向き合う際には、受益者からお金を頂くのが難しい場合も多いから、どういうお金の流れを作るのかを考えることが、大事になってきます。
想いがあって、好きな仕事やれてるんだから、お金は少しでもいいでしょ、という態度では、搾取になってしまいます。そして、想いがあってやってる側からは、苦しいって、言いづらくなってしまう。
退職してから、お金を頂くことも、運営側としてお金をお支払いすることも経験しているから、その上でやはり思うのは、お金をしっかり頂くことも、しっかりお支払いすることも、すんごく大切なことだということです。
ただ、お金払ったんだから、給料上げたんだからいいでしょ、というのも違うと思います。こと、今の日本の学校現場に関しては、残業代しっかり払ったんだから、大丈夫でしょ、なんて簡単な問題では到底ないです。(文科省の皆さんももちろんその辺は織り込み済みだと思うけどさ…)
お互いが気持ちよく働く為には、どうしたらいいのか?それを構成する要素は沢山あって、そのうちの一つに給与があるけど、そのうちの一つに過ぎない。
お互いが気持ちよく働く為には、やっぱり話さないと始まらない。しんどいことはしんどいと、言わないと始まらない。
とは言えこれで現場が動き続けてる。
本当、今の日本の、待ったなしの、喫緊の課題だと思う・・・。
明日から11月、11月も、頑張るぞ。