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日記 筋肉との心理戦
筋肉痛4日目の朝を迎えた。
昨日眠りについた時の、「明日になったら綺麗に治ってないかな〜」なんて思いは叶わず、我が筋肉ながらしぶとい奴である。
だが、おとといの痛みを100とするなら昨日は80、今日は50である。てっきり全身筋肉痛は、「今日は腕が治った」「今日は脚が治った」みたいな感じで落ち着いていくのかと思っていたがそれは間違いで、全身の痛みが少しずつ減っていくイメージだ。つまり、痛みが軽減されているだけで全身が痛いことに変わりはない。
ここで私はある作戦に出ることにした。それは、筋肉との心理戦だ。この回復の遅さは私があまりに筋肉痛を痛がるので、全身の筋肉が図に乗っているとしか思えなかった。そこで、筋肉痛なんて全然気にしていないふりをして今日1日を過ごすことに決めたんだ。
まずは昨日から始めた全身を伸ばすストレッチをやるけど、これもあくまで私が健康のために昨日から新たに始めた日課であり、筋肉痛とは無関係のものである。健康、ダイエット、血行促進のためだ。あぁ、やっぱり朝一番で体を動かすと気持ちがいい。無論、伸ばしている腕や足の筋肉は全く痛くない。
午前中はベッドに寝っ転がって、Netflixで「架空OL日記」を一気見した。
バカリズム脚本・主演の映画(ドラマ版はすでに全て見た)で、バカリズム演じる升野という実家暮らしの女性銀行員を中心に、練馬のとある銀行の女性行員たちの日常を描いた作品である。これといって展開や大きな事件が起こるわけではないが、会社員や女子の会話の「あるある」や、どうでもいい日常の悪口が楽しい。そして、見れば見るほどバカリズムが「本物のOL」に見えてしまうところがまた面白い。
これも別に筋肉痛だから体を動かしたくなかったわけではなく、もともと今日の午前中は「動かない」と決めていたんだ。全て計画通りだ。
昼食に納豆ご飯と味噌汁を食べた。そして、私にしては珍しく2時間半くらいFPの試験の勉強をした。私は集中力が普通に赤ちゃんなので15分に1回くらいスマホを見て休憩をしていたが、それでも「勉強をした」という事実が大事なんだ。
少し飽きたので散歩に出ることにした。下りの階段や下り坂は足の筋肉をよく使う。ウッと思っても「全然痛くないですけど」の顔をし続けた。大丈夫、まだバレてない。
そして今から、久しぶりに大学時代のダンス仲間の同期や先輩と飲みにいく。なんだかんだで5年くらい仲良くしている同期と先輩で、いつも大体それぞれの近況報告から入るが、筋肉痛のことは勿論バドミントンの事も話さないと決めている。なぜなら、バドミントンから連想して体が筋肉痛を思い出してしまう危険性があるからだ。最近何してんの?には「ん〜何してんですかね笑まあネトフリ見たりたまに散歩したり、んでなんだかんだで11/1入社なんでもうすぐなんですよね笑」と言って無理矢理次の仕事の話に繋げよう。大丈夫、行きの電車でもう3回はシミュレーションをしている。それでは、行ってきます。良い華金を。