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今このときを心地よく

和歌山県串本町大島の
樫野崎灯台。


この灯台から見える水平線は
素晴らしいです。


本州最南端の「潮岬」より、
1キロ東の位置にあり


海を見下ろす
断崖絶壁に立っています。


日本最古の石造り灯台です。


樫野崎灯台

らせん階段を上まで登って
目を開けると、


180度以上、見渡す限り一面に
真っ青な海と
水平線が広がります。


灯台から見る水平線


なんて綺麗


対岸がなく、海と空だけ


広い太平洋。
聞こえるのは波の音。


地球って丸いなぁと
しみじみ思います。


水平線のずっと先を
見つめていると、
とても不思議な気分になる。


この海の向こうに
まだまだ海が続いていって、


やがて

知らない街に
繋がっていきます。


なんか素晴らしい。


毎日の生活や仕事
つまらない感情
わずらわしさ


全ての悩みや思いが



小さなことだなと
気づくんです。


ここに来るまでの道に


トルコ記念館や慰霊碑
建っています。


トルコ軍艦遭難慰霊碑


1890年9月
トルコの軍艦「エルトゥールル号」が

横浜港からの帰途で台風にあい、


樫野崎沖で岩礁に衝突し、
沈没しました。


乗組員は海に投げ出され、
500名以上が
犠牲者となりました。


トルコ建国の父と言われる、
ムスタファ・ケマル・アタテュルク騎馬像



断崖を這い上った人たちが
灯台にたどり着き


大島の医師や多くの村民が
献身的に救助し
69名の命を救ったと
知りました。


100年以上も昔、
言葉も通じない
トルコの人たちを介抱するのは
すごく大変だったと思います。


このことがきっかけで、
トルコが親日国になったと
言われています。


今、風に吹かれて
海を見つめていると、


そんな歴史があったとは
とても思えず


平和で静かな、
広い海です。


すぐに落ち込んだり
周りの意見に引っ張られる
自分だけれど、


何も悩まなくていい。

小さなことを考え過ぎたり

気にしたりしなくていい。


今このときを
ただ楽しんで


心地よく
過ごしていればいい。


自分の軸を
しっかり保っていけばいい。


そんなことに
気づかされました。


読んでくださり、ありがとうございます😊

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