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今日の学び

おはようございます。昨日までずっと続いていた暑くて夏真っ只中な天気はどこへやら?で今日は曇り空で少し涼しく、過ごしやすいオークランドです。せみの声は鳴り響いていて、外の景色に目を向けず、耳を澄ませば日本の夏を思い出し懐かしい気持ちになります。

今日は本当にその通りだなと思った言葉を伝えたいと思いました。

人は自分の欲求を捨てて、人のために尽くし続けることは出来ない。だからこそまず目一杯自分の欲求を満たしましょう。
自分が満たされたら、自然と周りの人にも目が向き始めます。そうやって、自分事として考えられる範囲を広げていくのが「成長」です。
現時点では世界情勢がどうとかなど全く考えられません。でも、成長していってそんな規模で考えられるようになりたいと思います。
まずは、自分の価値観を満たす。次に家族を満たす。次に友達を満たす。次に会社を満たす。次に業界を満たす。次に日本を満たす。最後に世界を満たす。そうやって広げていくものです。
(世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方、著:八木仁平)

この言葉は私の心にすーっと入りこんで目が見開きました。

私自身を振り返ると20代までは自分の時間がたっぷりあって自分の為に使えていた時間は友達にまめに連絡をし、ご飯に行き、近況報告やお互いに助け合えるように話を聞いてもらったり聞いたりしていました。お買物やお出かけの時には好きなものを買い満たされていました。仕事にも真剣に取り組んでいました。でも20代の後半になると時間もお金も自分の為に使うばかりではなく誰かの為に使いたいと思い始め、結婚をしました。
30代に入ると私の生活は子育て一色になり、子供が三人になると全く余裕がありませんでした。特に下の子二人は自閉症と診断されると(特にうちの子達は中度~重度の間な為)サポートワーカーの人がいる時間しか幼稚園にいられないため、週2日の各半日づつからスタートし、終わりの時は週4日に増やして貰えて助かったものの、ほとんどの周りのママたちは子供が1~2か月して幼稚園に慣れると直ぐに仕事復帰をしている人達ばかりでした。先生や幼稚園はとても良いところで感謝しかないのですが、実際の幼稚園滞在時間は短く、食品の買いだしをして、家事をしたら直ぐにお迎えの時間という日々でした。5歳になり学校が始まった時は学校まで片道30分はかかるものの平日は2時半まで学校に行け、昼間に自分の時間が少し持てて休憩をとることも出来るようになりました。ただ、養護学校に通っている時は学校からはよく連絡がくるし、早退することもよくありました。とてもじゃないけど働くことなど考える余裕はありませんでした。逆に余裕のない私は子育てに集中出来る環境で本当に良かったと思ったのを覚えています。夫はニュージーランド人としては珍しい働きマンで朝7時に出勤すると夜は9時位まで帰ってこなかったので、ほとんどワンオペ育児で、世の中のニュースに目を向ける事等なくなっていました。私の世界の大部分は子供との時間、週末の家族時間とたまに友達と過ごす時間とそこまででした。
そもそも自分を満たす事など考えてこなかった30代。疲れながらそれでも子供達の成長を近くで見守れることを嬉しく思って倒れるように寝る毎日。
40代になり、子供達が特別支援学級に移動すると学校からの連絡はまだあるもののだいぶ減りました。ただ、ロックダウンの最中もこれまた下の子達はどう考えても宿題も一緒にし、オンライン授業も一緒に受ける必要があり、家が学校のようになりました。学校が再開しても生活の変化に慣れることに時間がかかりました。その後、下の子達が落ち着いてくたと思いきや、上の子が高校生になり新たな高校生活が始まり、思春期に入り、その生活に慣れて行こうと頑張る娘を見守りながら、私自身が慣れるのにも時間が必要でした。
今年に入り、双子のお姉ちゃんは入学するなり期待以上に早く学校になじみ、双子の妹ちゃんの方は3週目からようやく落ち着き始めました。そして、最近は自分の事を満たすことを考えています。誰かの為に、社会の為に、自分の出来ることで貢献したいと思う様になりました。
まさに私自身を振り返ってみると先ほどの本の著者のおっしゃる通りだと思いました。自分を満たすことの大切さを思い出し、一歩一歩世界を広げて行きたいと思います。

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Mayu go
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