死んだように生きるくらいなら死ぬ気で生きてみる
どこかで聞いたことのあるようなそんなフレーズだが、ワタシはある漫画に出会い、今こうやって生きれるように特訓中です。
ワタシを知っている方はこの一文で色々とお察し頂けるのではないかと信じてます。
そしてもっと本当のワタシも知って欲しい!
ワタシの活動をちゃんと広げていきたい!!と、始めたnoteも半年が経ちました。(拍手
2024年に入り初めての投稿となりますが
近頃、今まで見てこなかった漫画に触れる機会が増えました。
そんな漫画初心者のワタシが、価値観が大きく変わるであろう漫画に出会ってしまったのです。
今日はその漫画を読んで変わった心境の変化などをお話ししたいなと思いnoteを開きました。
漫画に触れてこなかった人生
世にも奇妙な事に、30年間生きてきたものの漫画にまるで触れることのない人生でした。
自分が本を出版したいと思うようになってから"物語”に興味を持ったことがキッカケなんだけど、きっと大抵の人は幼少期に兄妹の部屋にあった漫画を勝手に読んだり、友達に勧められて借りたまんま返し忘れたり、図書館で好きな本を読んだりすることは学生時代に経験し尽くしていることだろう。
一度も触れてないと言えば嘘になりますが
よくよく考えてみれば、私が30年間で読んだことのある漫画といえば少女漫画の『NANA』くらいなもんだった。
NANAですらだいぶ前の作品である上に、作者の体調不良により、連載が止まってしまい、未だ完結していないのでもはや読み切った作品など毛頭ないのかもしれない。
我ながら驚くほど漫画に触れていない事に気付いて、キャバ嬢である私としては、これだけ長く勤めていたら会話に必ず出て来てもおかしくない漫画の話をどーやって切り抜けていたんだろうかと不思議に思いますが(笑)
そんな私も、コロナ禍から漫画を手に取る機会が増えました。
ゆうきまさみ先生のじゃじゃ馬グルーミンUP!から競馬と暖かい家族を知り
のりつけ雅春先生によるアフロ田中シリーズを読み、”男の子”を知り
浅野いにおからおやすみぷんぷん、デッドデッドデーモンズでデデデデストラクションを読み人間模様と社会を学ばせてもらった。
光り輝く漫画に出会った今年
本屋にいく機会が増えた昨年。
古本屋に行って、光る本を見つけに行く事がワタシの最近の趣味となった。
2024年になって早々に、ブックオフへと走り大量に古本を手にした!!
初めて、出会ってしまったのです。
光る本に!!!
価値観が、、、
いや、人生が変わるかもしれない漫画に。
『ブラックジャック』です。
サムネイルでお気付きの方は多いかと思いますが
手塚治虫先生の超有名作品。
あらすじはこんな感じ。
不発弾の事故で、皮膚の3分の1がただれ、14カ所が離断、内臓も4カ所で破裂という状態で生存が絶望視された少年間黒男は名医本間丈太郎の手術により命を取り留める。
ブラックジャック本人が医者を目指すきっかけとなる本間丈太郎は「心の師匠」であると言える。無免許ではあるものの、唯一無二の神業ともいえる手術テクニックにより世界中に名を知られる天才外科医ブラック・ジャック(間 黒男)による医療漫画。
(Wikipedia一部参照)
この記事を書くにあたってもう少し興味を深掘りして調べてみたところ、1973年から1983年まで10年間に渡り製作した漫画だった。
私が生まれるもっと前のお話し。
何よりも衝撃だったのは圧倒的な作品数。
細かいシリーズなど全てを集めると、どうやら700タイトルこの世に存在しているらしい。
日本人で初めて30分のテレビアニメを作ったのが、かの有名な鉄腕アトムであり、手塚治虫先生なのです。
つまり手塚先生のおかげで今ある全ての漫画や、アニメが成り立っているということ。
偉業すぎやしませんか?
ワタシ史上1番の漫画に出会う
ようやくずっと気になっていたブラックジャックを手に取り、一日一巻毎日読んで早々に読み切った。
医療漫画を読むのはもちろん初めての事で
漫画初心者、且つ医療の事など詳しくもない私ですが、どういう病気なのかが分かりやすく描かれていて、手術のコマには体の細かな部分がしっかりと表現されていた。
世の中にたくさんの物語があるが
ワタシはこういうリアルな物を好む傾向にある。
お陰で夢中になって読んだ。
お金の価値とはなんぞやと問われ、自分がどうあるべきかに迷い、死生観について考えさせられる。
どこでも学べなかった事、しかし、絶対に学ぶべき大切な事を、ブラックジャックが教えてくれた気がした。
人間模様を忠実に描いていて、時代は幾度も移り変わるが、人間模様はいつの時代もあまり変化がない。
そこに物凄くリアルを感じる。
共感性も高く、あぁこんな親いるよね。あぁこんなお医者さんも多いんだろうな。こんな患者もいるか。
なんて思わせてくれるから、私はこうなっていないかなって、自分を見つめ直せるのもブラックジャックの素晴らしさ。
14歳の夏
私は学生時代にやんちゃが過ぎてしまい、学校で大きな怪我をした事があります。
利き手である右手に障害が残る大きな怪我をしました。
生涯元に戻ることはありません。と診断され
その日から世界が変わりました。
ですが、今思えばこの怪我は
私が生きる事に本気だった証です。
それからというもの、自分に障害がある事、今までと変わってしまった世界を受け入れられぬまま、人生を一度投げました。
身を投じたという意味ではなく、私は自分に負けたのです。
リハビリに行けば90%治るはずだったが、現実を受け止められないまま、気付かぬフリをして、全てを諦めました。そして高校も。
何もできなくなってしまったと内に秘め、誰にも分かるまい。と卑屈になって前に進めないまま大人になってしまったのです。
最近では、全盲のピアニストの辻井君を知り、彼の生きる強さとピアノの音に惹かれました。
バスケ漫画、スラムダンクで一躍有名になった井上雄彦さんの作品。車椅子バスケをテーマにした"リアル"を読んで、私もきっとまだまだなんでもできるかもしれない。と思えるようになりました。
ブラックジャックもその作品の一つです。
天敵は心の病
身体は治せても、歪んでしまった心を治す事はできない。
作中でブラックジャックはこう話します。
私も常々そう思います。
お金をかければ、きっと出来ることや救える人はもちろんたくさんいると言えるでしょう。
でも、心が行くとこまで行ってしまうと、直そうにも直せない。
平然としているように見えて、本当は誰よりも熱い思いを抱いていたり、キラキラして輝いてるように見えて実はその人の人生は、苦労そのものだったり。
そして、近くにいる大切な人の心が疲弊している事に私たちは中々気付けないのです。
人の心が戻らない場所までいってしまったら、それはもう取り返しがつかなくなってしまう事を少しだけ考えられたら。
そんなたらればを繰り返すくらいならここで、文字を書きたいし、声を挙げればいい。
そうなる前に、救いの手を差し伸べられる大人でありたいな。と私は感じ、今日このnoteを書くことを決めました。
ブラックジャックみたいな気持ちを抱いて医療に携わっているお医者様がどれほどこの世界にいるのだろうか。
こんな名作に出会えたこと、ブラックジャックを読むまでワタシが生きていられた事。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが
至高の漫画でした。
漫画は日本の文化
当時は今のように何を読もうと悩めるほど世の中に漫画はなかったんではないでしょうか。
手塚治虫先生の偉業からなのか、そこは定かではないので適当な事は言えませんが
いつしか漫画は日本の文化となりました。
一つのことをやり続ける事にきっと意味がある。
今でこそ将棋にハマり、SFL(ストリートファイターシリーズを使用した日本最高峰の公式リーグ戦)
などを見るようになってそう感じる事が増えました。
極めたら生きていける!!!!
それだけを信じ今日までキャバ嬢として歩んできましたが、これからは私も1人の表現者としてもっともっと多くの人と携わり、お仕事に励み、"理想"に近づける人でありたいと思います。
羨ましくて、なにより悔しい。
私もこんなふうに描けたら。
と、漫画を読みながらヤキモチを妬きます。
自分が長らく、表現をすると言う事に行き詰まっているからこそ強く思います。
私もこんなふうになにかを表現していけるのであれば御の字だ。
そうなれるようにまた明日から着実に一歩ずつ出来ることをしていきたい。
表現とはその人の感性と人生が写し出される。
たくさんの漫画をこれからもっともっと読みたいので
この記事を最後まで見てくれた方は、好きな漫画をコメント欄に書いて私に紹介してください📕
追記
明けましておめでとうございます。
年が明けてから初めての投稿になりました。
少しテーマが重く感じるかもしれませんが
私にとっては大切なことだと思っています。
ブログ読んでるよ!noteみたよ!って言ってくださる方がいることを知って嬉しく思ったので、久しぶりに時間を見つけて文字書きをしてみました🖊️
最後まで読んで下さった皆様ありがとうございます。
先日、日頃からお世話になっている写真家のお客様との居酒屋でのトーク。
"note読んでるよ!一文でも心が救われたりするものだから、自分の思うように好きなことを書いて!楽しみにしてるよ"
と言ってくれたことに勇気が湧きました。
今日も誰かに何かが届きますように🌈
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