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Photo by
soeji
小学校入学の頃
発達障害をもつお子さんの保護者にとって進学というのは一番気になる事だと思う。
うちの息子もそうだった。住んでいる地域には、発達障害の子の支援級はなく、もれなく普通級となる。まだこの頃は病院に通っておらず、ただ落ち着きのない子どもという認識だった。
就学前健診の時に親子面談があった。私はその時に先生に聞いた。
「この子はおそらく授業中座る事ができません、心配です」
先生は「そうなんですねー」って相槌を打つくらいだった。きっとこんな子は他にもいるだろうし、今までもいただろう。
「気になるようなら、また3月の担任が決まった頃に面談をしましょう」
まさか、この面談が新担任と話し合う事がない上に、何の支援もなく普通の子と同じように入学してしまう事になるとは思わなかった。